表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙女ゲームが壊滅的にできない  作者: 速水美羽
3/36

物語0歩目にして詰んでる。

 10歳くらいの時かな。ルトがヒロインであるメアリーに気があるのはすぐ気がついた。遊びに誘ったりメアリーだけに優しさを発揮したりなど微笑ましいアピールを頑張っていたのだ。

 いまいちアピールがわかってないヒロインことメアリーにコソッと好きな異性がいないか聞いてみた。


「え?好きな異性?あっ、よく使うカプとしてはルトが一番使うよ!」


 満面の笑みで言われましたよ。


 当時はルトよドンマイとか思っててゴメンな。今考えるとこの時から頑張って普通の女の子の感性を取り戻さなくてはと考えもせずその後どのカプが合うのか一緒になってキャッキャしてました。


 時は戻り現在原作一ヶ月前、3人とも無事入学試験合格して喜んでいる時にここが乙女ゲームの世界だと私は気がついた。


 気がついたからって何が変わる。ヒロインが腐ってしまっているのは変わらない。よし、決めた。


「ねぇ、メアリー。ちょっと私天才的なこと思いついたんだけど。」


「なぁにリリシャ?この前の飲み屋のオジサンとの絡みなら、やっぱりルトは右だよ!」


「…私は断然ルトは左だからな。って、イヤイヤ待てその話じゃなくてさ。」


 危ない。初っぱなから脱線するところだったわ。


「メアリー選択学科騎士科でしょ?学園に通うとさ癒しが減るじゃない?」


 ルトは商業科に通うからネタにする癒しが減る。そこをうまく利用させてもらう!


「そうよねぇ。けど騎士科なら男性率は倍だから何とかなるかなって思って。」


「なら、自分がネタになるのはどう?」


「え?どういうこと?」


 困惑気味のメアリーに私はによによしながら説明する。


「メアリーが男装して絡むことによって妄想が現実にするのよ。」


 メアリーの目が変わった。


「ちょっとなにそれ天才か!」


 



 




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ