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レヴェネイター  謎多き魔法探偵と霊量士(クォルタード)の活動録  作者: トッキー
第1部 邪神復活事案 レヴェネイターズ始動!
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登場人物紹介

今作の登場人物について紹介をします。

 登場人物紹介


 異世界の住民   (フォーミッド側 女神代行・人理の守護者サイド)


「女神代行にして魔法探偵を営む、優しき神造生体兵器」

 ハーネイト・スキャルバドゥ・フォルカロッセ  (旧名 ハーネイト・ルシルクルフ・レーヴァテイン)


 本作の主人公の一人で、女神代行・人理の守護者として人の世界を守るため、他の世界からの脅威を打ち倒す元人類殺戮兵器。地球とは時間軸を共有するも違う世界、「フォーミッド界」の出身。

 落ち着いた余裕のある振る舞い、非常に礼儀正しく愛嬌もあり、誠実かつ純粋な面もある、多くの人が関心を抱かずにいられない存在。

 数派の剣術と大魔法アルティメタムマジック、イジェネート(創金術)、霊量現術、魔本変身、女神の魔眼と多種多様かつあらゆる戦局に対応する機能を持っており、こと戦闘においてはあらゆる生物の遥か先を行く性能を持っている。

  今回の任務により地球での活動を命じられ、転移により相棒であるサルモネラ伯爵と共に地球に移動して先行調査を行っていた矢先、大きな陰謀と事件に巻き込まれる。


 女神代行としての仕事は、ヴィダール神:ソラ・ヴィシャナティクスの代わりに世界を維持するという内容。その中にはヴィダール及びコズモズにより引き起こされる事件の解決があり、それを引き起こす存在全てに介入し、世界の維持が成り立たなくなる前に防ぐ仕事をしていた。


 ハーネイトの故郷ことAM星を含む数百の星で構成されたフォーミッド界が、ヴィダール神の住む世界であった。ソラは自分の行いを反省し霊界という神々たちの楽園を作ろうとしたが、散り散りになった多くの神々はそれを知らず放浪の末あらゆる世界に存在している。

 問題は彼らの中にはほかの生命体を支配し操り、世界の均衡を乱すものが少なくないことである。その過程で次元ルフループと呼ばれる現象とは別に、世界と世界を繋ぐ異界亀裂、通称イレギュラークラックの発生が生じていた。各地で報告されていた、異界亀裂と異界浸食。これを放置することは世界の危機を意味する。力関係が均衡を保っているならばともかく、そうでないとその亀裂から異界の生命体が出現し侵略を始める場合がある。ただの亀裂ならば放置しても問題ないケースも存在するし貴重なアイテムを手に入れられる。

 

 問題はその中が異界浸食により別世界になっている場合である。こうなるとひどい場合には魔界や霊界などから様々な侵略者が入ってき放題であり対抗手段を持たなければ文明が滅んでしまう。いわば疑似世界融合状態というものである。


 その原因を探る中でそうしてたどり着いたのが、彼らにとって非常に世話になった世界の住民、地球であった。

 

 世界を脅かす脅威はかなり多く、ハーネイトたちは女神代行になる前から戦ってきた。そしてアクシスワールドと呼ばれる、何があっても消えてはならない世界の住民に対し脅威を退ける力を教えるために今回多くの力を借り女神代行として任務にあたるのであった。


 だが、あるヴィダール神との出会いが彼に、ある計画を実行させるきっかけをつくり壮大な叛逆計画が始まろうとしていた。



「女神ソラが生み出した、生物調整用神造兵器の究極形」サルモネラ・エンテリカ・ヴァルドラウン


 本作の主人公の一人。通称「菌魔王」の、全身が微生物で構築された菌人間。「菌界」の出身だが、絶対創造神からとあるアイテムを埋め込まれ、対生物調整兵器としての運命を背負う。それを乗り越えた果てにハーネイトと力を合わせ世界の危機を救った存在。

 

 全生物にとって危険極まりない絶対的な能力の数々を持つが、霊体相手にはやや苦戦するところもある。俗に「自然が生み出した具現霊」と見ることもでき、原初に生まれた命、微生物と自然の驚異を合わせ体現する存在ともいえる。

 

 彼女がおり、いつもイチャイチャしているが仕事中はしっかりと任務を遂行する。しかし基本はグータラであり、ハーネイト共々面倒くさがり屋な一面もある。


  ハーネイトとの出会いは最悪の形だったが、今では互いに支え合う仲に。戦場では非情に強いがやや内気というか後ろ向きな面のあるハーネイトを激励、叱咤して前を向くように仕向けさせるのが彼の役割。


 同じ菌界人でありながら離反し独自に勢力を拡大し続けあらゆる生物を吸血鬼として汚染する「血徒:ブラディエイト」を目の敵にし、また優位に立てる存在。主に彼は菌界人絡みの事件に関する担当である。


 切り札「日和見之叛乱劇・屍惨散嗚呼無常也(ひよりみのはんらんげき・しかばねさんさんああむじょうなりや)」は生物内の微生物をすべて有害なものに変えて瞬時に溶かし食らう究極の業。醸せ、または醸せ眷属たちよの合図で自身を構成、周囲に存在する微生物すべてに命令を出せる。


  彼が女神代行になった理由には、多くの生命体にとって脅威となる菌界人と呼ばれる生命体の活動を監視及び討伐を行い、世界の均衡を保とうとする目的があったからである。これがうまくいけばあらゆる微生物界を手中に収め、他生物との完全共存を達成できると彼は考えていた。しかし彼の前に多くの刺客が送られる。それは、彼がある一族の末裔であるという理由にあった。その一族が代々守るアイテムを巡り、全世界の存亡をかけた戦いが始まる。 


 彼自身もまた、菌界人の裏切り者と同族から見られている節があるが、それは彼の思想が上記のようなものになったからである。ハーネイト、リリーを始めとした多くの出会いが、彼を精神的に成長させ王としての器をさらに育てる結果になった。


 また、彼には同郷の仲間がたくさんいるという。その中でも腹心として以下の存在があげられる。


カラプラーヴォルス(緑膿菌)  ダウナーな少年の姿をしている。緑色の毒を含む触手攻撃が得意

ウェルシュ中将(ウェルシュ菌) 剣技だけで戦う一番の変わり者で、天才だが行動が変

ボツリナウス元帥(ボツリヌス菌)古より彼に仕える最強の男。まるで祖父のようにふるまい伯爵の面倒を見る。

ビブリオ大佐(腸炎ビブリオ)  妙なものばかり開発する研究者。

リステリア上級情報技官(リステリア菌) おとなしく可愛い眼鏡が似合う若い秘書だが、実は凶悪な戦闘力を秘めている。




「究極の力を手にした元血徒の女帝」エヴィラ侯爵 (エヴィラ・ブラッドフォルナー)


 U=ONE (アルティメット・ワン)という菌界人を越えた菌界人、というかヴィダール化した、ウイルス界菌界人・エボラ出血熱ザイールとレストンのハイブリッドという存在。不老不死を研究する血徒「真徒」一七衆のリーダーであったが内乱が起き、裏切りに遭い全てを失う。かつての同胞を倒すために彼女は一人で各地を彷徨いながら旅をしていた。そんな中伯爵やハーネイトと出会い、彼らの姿を見て感化され、その中で追い求めていた力を手に入れることができたという。


 本来エボラ出血熱のウイルス概念体なため病原性が高いはずなのだが、ヴィダール化ことU=ONEの力で制御され無毒化している状態。だが血徒本来の凶悪な力も使える。その力を彼女は、贖罪と愛する存在のために振るうのであった。


 血徒の力と霊量士の力を合わせて放つ「血禍天衝けっかてんしょう」は、ハーネイトをも倒しうる程の力を持つ。


 


「花の冠名を持つ天才魔女」エレナ・エリザベス・リリー


 元は地球人で、ハーネイトたちの住むフォーミッド界に転移しそこで力を身につけた妖精少女。ハーネイトの愛弟子であり、彼も驚くほどの魔法運用力を持つ。大魔法の使い手にして、「花」の冠名を持つ偉大な魔法使いとして有名になっていく。

 

 女神の住む世界の一部、つまりフォーミッド界に対象を移動させて守る禁断の大魔法を使用可能

 

 性格はやや強気で、どこかダメなハーネイトと伯爵をたしなめることもあるが器量はよく、面倒見がいい少女。

 

 ハーネイトと同じく甘いものが大好きで、修業時代の時はよく師匠とケーキを作っていたとか。ただし師匠の方が甘党で、いつ糖尿病になるのかと不安にみているところもある。

 

 伯爵に言うことを利かせられる非常に大切な存在で、彼女もまた伯爵の明るさに助けられている。実は師であるハーネイトが大好きなのだが伯爵も同じくらい好きなので両方を気遣っている一面がある。

 

 後に同僚のミカエルと共に、今までの魔法界を揺るがす究極システムを作り上げてしまう。



 次元門作成後参加するフォーミッド界の住民



 「悪魔と化した侍から弧月流を学んだ壮年の剣士」 ミロク・ソウイチロウ


 ハーネイトに仕えるメイドの中で最高齢の男。伝説の剣聖として名を馳せた、かつてDGが攻め込んできた際の生き残り。

 

 日之国出身で、ダンディーでシルバーな渋いイケメン。若いころからよくモテるらしい。

 

 ハーネイトと出会った経緯は、彼の剣の腕を確かめるため、修行していた山を下り一戦交えたことから始まる。

 

 主であるハーネイトを孫のようにかわいがり、やや過保護な一面もあるが基本的には厳しい人物。あまり多くは口に出さないが、ハーネイトこそ次世代を引っ張る人材となってほしいと願っている。


 影を食らい支配する妖刀に認められた、伝説の魔剣豪として故郷では伝説の英雄とみなされている、終始落ち着いた雰囲気は、まだ若いハーネイトにとっては安定剤のような効果をもたらす。

 この老剣士の持つ刀は、倒した者の影を吸い込み自由自在に召喚し使役できるという破格の能力を持つ。その銘は「影喰かげばみ」 


 決戦技は神奇影軍しんきえいぐん今まで切ったものの影を全放出する。その数約5000億。しかもデメリットなし。



「悪名高き史上最悪の人形師」 ミレイシア・フェニス・ヴェネトナシア


 純粋な古代バガルタ人で、代々アンドロイドをはじめとした人型機械の作成や設計に優れた家系の末裔。BKのロイ首領とは姉妹の関係だが、名前が違うのは彼女が家を継がなかったから。実は彼女には妹もいるが揃いも揃って問題児である。

 長らく悪事を働いてきたが、ハーネイトと出会い戦い、五分五分の勝負をすることになる。そして彼の潜在能力と、人柄にひかれ半ば脅す形で彼の下についていくことになる。

 

 かなり強引な性格で、また非情に冷徹。血も涙もない女という印象があるが、実際は不器用で見た目相応の乙女。けれど300歳は生きているとか。結構な危険思想の持ち主で、古代人(人となったヴィダール)以外をかなり見下し冷酷に扱う節がある。しかしエレクトリールやミカエルなど、ある程度力を持つ同性には優しい一面がある。また妹であるオフィーリアを溺愛しているが、時に大喧嘩することもある。

 

 人形術に長け、また何もないところから数千体を一気に召喚できる破格の性能を持つ。諜報から攻撃、暗殺まですべてを人形に託すが、本人の戦闘力も桁違い。以前ハーネイトと戦った際はなんと彼の体をハチの巣にしたほど。


 切り札は4千銃士隊。古代人の超科学が秘められた精密なる女性メイド人形4千人が手にもつ、強力なレーザーブラストガンを一斉掃射する。ハーネイトもこれにかなり苦戦したという。


 ハーネイトのことを、古代人を導く未来の英雄王として育てることに今はご執着のようである。



「すべてを破壊する、何もかもが規格外の漢メイド」 シャムロック・ガッツェ・アーテライト


 古代人が引き起こした人的災害に巻き込まれ、消えていったマッスルニア帝国の王子。妹にハルディナがいる。

 

 2メートル30センチはある巨体、そして服に合わせた黒白ゴスロリメイド服。筋骨隆々なその体から浮き出る筋肉の力強さ。誰もが一度見れば決して忘れられないものになる。いわば世紀末覇者がきわどいメイド服を着て髪を伸ばしていると言えばわかりやすい。

 

 ハーネイトのうわさを聞き付け、半ばストーカーのように彼を追っかけてきた経緯があり、あまりの執念深さにハーネイトは根負けしたという。

 

 性格は実直でまじめ。任務遂行のためならばシビアになる。見た目に似合わず繊細な作業が得意で、車の設計を一から行い、組み立てて作っている。


 ハーネイトを追いつめられる数少ない人外クラスの存在であり、切り札は気閃グランシエロ


 一撃で軽く大都市を消し飛ばすその破壊力はまさに破壊神。また強靭すぎて肉体を傷つけることがほぼ不可能なほどに固い。ハーネイトと戦った際には彼の腕を吹き飛ばしている。

 


「異世界人にしてハーネイトの古き友人」 サイン・シールシャルート・ヴェルナード


 元地球人で、転移現象でアクシミデロ星に直接移動させられた元インテリヤクザ。若くして多くの資格を持っており、経理系などですさまじい手腕を誇るハーネイトの信頼する右腕的存在。シャムロックたちと比べると戦闘能力は大幅に劣るものの、裏方として、また支援や妨害、諜報面で彼をサポートする存在。

 

 ただしハーネイトに対して苦言を呈することも少なくない。それは彼なりの期待を込めての一言でもあるが、たまに主であるハーネイトはうざったく思うところもあるとか。

 

 武器は魔印という、刻まれた文字に応じた効果を与える特殊な印鑑。それと長身長脚を活かした足技の数々。細身のため軽いが撃たれ弱い一面がある。

 

 実はナマステイ師匠の下でハーネイトともに修行していた時期があり、ナマステ流の使い手。裏奥義までは女神戦まで習得できなかったがそれでも技駕天素斗ギガテンペストは絶大な威力。しかもこの物語では伝説の裏奥義こと神震破天流を習得している状態で訪れる。


 一応古代人なので広義のヴィダールであり、ハーネイトに傷を入れられる貴重な存在。




「50㎞の腕を持つ男」 リシェル・トラヴァコス・アーテンアイフェルト   


 AM星機士国出身の若き狙撃手。家はもともと代々科学者の家系だが、自身は封印されてきた伝承の力を受け継いでいると感じ、軍隊に入る道を選ぶも兄と姉から反対され、家出してルズイークのところに来たという。


 恐るべき狙撃精度を誇り、通常のライフルでも10㎞以上先の標的に絶対必中。また専用ライフルを用いれば50㎞以上先の標的も打ち抜ける。これは彼が伝説であり、また異端として迫害されてきた「魔銃士」の力を持つことに起因する。そのためAミッションはもっぱらガンナークラスを担当する。


 魔銃士は魔力をすべて打ち出すことに特化した魔法使いであり、好戦的な人が多く戦争を繰り広げていたという。そのため魔導師ジルバッドとその仲間たちが彼らを排除した経緯がある。

 

 性格はやや斜に構えているところもあるが、総じて好青年。見た目こそ荒っぽく見えるが礼儀正しい。一応いいとこの出なのでその習慣が抜けないところもある。

 

 趣味は車やバイクの運転や収集、アニメ鑑賞。銃の手入れも欠かさない。

 

 狙撃銃のほか、重火器、ナイフ格闘も得意であり戦闘性能の高さはほかの人たちに引けを取らない。

 ハーネイトを師と仰ぎ、旅をしてきたが彼と出会い、弟子となった。そして彼に魔銃士の力を教え互いに切磋琢磨し成長する関係になる。

 今では霊量士としての力が覚醒し今まで以上に強力な一撃を発射できる。


「魔法探偵の因縁の相手?魔法剣の達人」 モモノ・ファルフイーレン・リリエット


 DGの執行官予備役である見た目が10代のかわいらしい少女剣士。しかし年齢はそろそろ三十路。婚期に焦る乙女。そしてハーネイトが幼少期の時、同じ道場で修業をしていた。然し彼女が原因でハーネイトは孤立してしまう。


 彼女も反省しており、親族の関係で道場を去ったあと十何年して、運命的な再会を果たす。当の本人はすでに彼女のことを忘れていたというが。

 彼女の霊量子運用能力は異常に高く、また他人の潜在能力を開花させる術も習得しており、DG内での真の実力者ともいえる。


 具現霊は「桃色輝夜紅姫」 美しい赤い着物を着た、黒く艶やかに光る髪が特徴的な巨大な剣を持つお姫様。霊量子を無数の刃として振動させることで強烈な破壊力を持つ。

 具現霊について最初はどういうものかをあまり理解できていなかったが、ハーネイトたちと共同で研究を行う中で、霊量子を操る能力の1つとして存在することを突き止めた。

 担当クラスはアタッカー。


 真の決戦技は、高貴なる花騎士の一撃セノ・エスカノージュ



「心優しき異星の褐色巨人戦士」 ユミロ・ネルエモ・アレクサス


 フォーミッド界にある、メルウクという中巨人が多く住むはるか遠い星の勇敢な戦士。絶大なパワーを利用しての一撃は驚異。武器も実は自作と言う。知能も相当高いらしく、たどたどしい話し方とは裏腹にかなり計算高いところも。そのため連携攻撃が非常に得意。


 通常霊的感知能力の低いメルウク人の中では異常に能力が高く、地霊などの声を聴くことができる。他の霊界人(霊量士)による修行のお陰でそれらを行使することができるようになる。


 ハーネイトの心意気とその潜在能力に恐れと期待を寄せ仲間になる。連携がうまく優しいうえに愛嬌があるためいつしか主力の一人に。巨体に似合わず時速350kmで走れる。


 武器は斧剣・ユグレビリス。4枚の出刃包丁のような刃が自在に動き回転する。後に13砲身のショットガン「デス・サーティーンバレル」を製作し運用する。クラスはアタッカーのほか、強靭な肉体を生かしシールダーにもなれる。


 ハーネイトとは固い結束で結ばれている。それは彼の器の大きさに心を惹かれており、誰でも物おじしないところに尊敬しているからでもある。



「酒と賭け事、女が大好きな人生を謳歌する強力な霊量士」


ボガーノード・シュヴェルアイディック・イローデッド(9鬼霊のボガーノード)


 DG上級幹部。実は生まれつき霊が見える先天的能力者。その特異性と基礎能力の高さから王になれる候補とも言われる。だが本人は金とギャンブル、女が好きでそれについてはどうでもいいという感じ。そのため執行官の予備役であるが、部下から相当舐められている。


 9本の収縮槍を常に身に付けている。その一本一本には鬼霊が封印されている。地面に槍が刺さると魔方陣が展開され霊ごとに異なる効果を与える。また覚醒で霊装現術に目覚めてから鬼霊を物質化して鎧に変化できるようになる。この性質上、彼はアタッカーではあるもののサポート役としての活躍が大きい。もちろんアタッカーとしてもかなり強く、実力者である。


 家族をDGの新派の一人、パラディウムに殺され、故郷も住めなくなり仕方なくDGに入ったが復讐の機会を長年うかがっていた。


 武器は鬼封槍と霊剣。霊量子の扱いについてハーネイトに指導をする代わり、魔法について教えてもらうことになる。性格は真反対なはずなのに、ハーネイトとはうまが何故か合う。


 決戦技は鬼武人・夜修羅及び鬼槍・九陣呪禍 



「弓の女神に愛される、美しいものに目がない変態麗人」シャックス・ファイオイネン・ヴァリエット


 赤い三日月形の巨弓「フルンディンガー」を用いて遠距離から霊矢で攻撃するアーチャー。もちろんクラスはガンナー。他のクラスをやらせるなら、実はアサシンもいけるらしい。


 ナルシストかつ痛みを感じることにも快楽を見出す変態。しかも極めつけにいい美術品を見ると絶頂する特殊な性癖があるとか。糸目でいつも眠たそうにしており、不真面目に見える。あだ名は寝坊助王子


 ただ美しいものを追求することに関しては熱い情熱を持ち、それがDG離反の理由となる。戦争で美的財産が失われるのを危惧していた。


 古代神話や遺跡に詳しく、ハーネイトの心の中にいる女神の正体を暴くファインプレーを見せる。故郷は雪が常に降りしきるある惑星という。


 先天的能力者だが、そのせいで不遇な人生を送ってきたという。そこをDGに拾われたという。ボガーとは友人である。霊量士たちの目指す理想郷が、ある女神の怒りを買わないかと心配で、彼らの計画の1つには反対している。





「雨と自然を愛する霊銃使い」ヴァン・プラフォード・レーゲン


 洗脳され連れてこられたとある星のレンジャー。自然を守る活動をしていたが、その能力に目を付けられDGに誘拐されたという。故郷の星は消滅し、行く当てもない。


 雨水を背中のタンクにため、それを精霊の力と合わせ無数の弾丸や剣にする能力を持ち、制圧能力が高い。クラスはガンナーのほか、サーチャー、サポーターもいけるドライヴァー、つまり3クラス以上の運用が標準でできる優秀な人材。


 性格は落ち着いていて、ハーネイトに似ているがとにかく目つきが悪い。口数もあまり多くないが、突っ込むと容赦がない。


 決戦技は雨裁魔銃・精霊裁判。


 担当クラスはシューターだが、精霊によるサポートを生かしたサポーターとしても運用できるツヴァイダー



「DGの重鎮にして、最強の霊量剣使い」シノブレード・ヴァンデンハイネ・ルクスターク


 ゴールドマンの下で長く参謀として働いていた中年の男。年は40過ぎで、いつもスーツと帽子をかぶっている。ハーネイトたちと戦い、傘下に入ることにした。その後はハーネイトを霊量士の王として教育するために心血を注いでいるという。

 高い霊量子運用能力を持ち、赤と青の光剣を巧みに操り敵を切り裂く。アタッカーを主に担当し、攻撃の要である。


 決戦技は蒼赤十字斬(クロスダーミネーター・ツインカラードセイバー)




「三度の飯より戦闘大好き、紅蓮を纏いし武闘士」ヴァラフィア・ハイスヴァルヘン・ブラッドバーン


 DGの新派(霊量士サイド)で最も過激、熱い男として有名な22歳の若者。とにかく戦うことが大好き。それは生まれた場所が戦場で、毎日が生きるか死ぬかのやり取りの中で戦いこそが生きていることを実感させてくれるから。魔女セファスの呪魔法に対抗していた優れた精神力を持つタフガイでもある。


 霊量子を炎にし自在に操る技で攻撃をする。また格闘技においてはハーネイトよりもレベルは高い。Aミッションでは専らアタッカーで、敵陣に飛び込みまとめて料理する高い実力を見せるが水に要注意。いつもアタッカーだが、焔を操れば盾にもなるのでシールダー適正はあるよう。


 暇な時は組み手か、それか携帯ゲームで格闘ゲームをしているのが普通。ハーネイトについては彼の内面を見抜いたうえで、彼の下でなら退屈しなさそうだと思い割と素直に従っているようである。


 豪快でガサツなように見えるが、意外と手先が器用で服の修繕が得意らしい。






 地球人  (霊量士サイド)


 結月 響 (ゆいづき ひびき) 具現霊 言之葉 大言乃御神


 本作の主人公の一人。地球の京都にある、春花という学園都市に住む高校2年生。市内の病院で看護師として働く母と暮らしている。警察官であった父はすでに故人、妹が一人いるがフランスへ長期留学中。

 音楽と作詞が好きで、踊ることも大好き。それと幼少期より剣道や柔道などをしており、祖父から鍛え上げられた一撃は強烈。

 異常に霊感が強く、それに悩まされてきた。そしてその悲劇を起こした存在を倒すための力を身に着けるため、ハーネイトたちの事務所で探偵及び守護者見習いとして修行に励み、異界の存在がもたらす脅威に立ち向かう。

 性格は年相応な面が見られるが礼儀は正しい。しかしやや目つきが悪く、それでトラブルになりかけたことも。

 友人は割と多く、他の学科にも顔が利くという。

 具現霊レヴェネイトは言之葉。3振りの剣を持つ武人であり、言葉を操り相手を呪う言呪を使いペースを乱させつつ物理で攻める。


 幻霊トラウマは父を止められなかった後悔と己の無力さ。

 霊量武器はバトンが変化した双刃×2と槍を主に使う。


如月 彩音 (きさらぎ あやね) 具現霊 弁天 天照


 春花に住む響の幼馴染。17歳の女子高生。同じ高校に通い、進学先も同じ。彼女も霊感が強く、それに悩んでいた。

 響と同じく音楽が好きだが、彼女は歌うことと演奏すること方が好きなようで、また踊りを響と共に行うことも。薙刀の扱いが非常にうまく、それで大会に何度か優勝している経歴を持つ。また剣道や空手も経験している。3歳上の姉がおり、上京しアイドル活動をしているという。

 性格は響よりもおとなしい面が見られるが、事件以降は活発で快活な姿を多く見せるようになる。また行動力が高く、成績も響より優秀なためハーネイトたちの話す難しい言葉も割と理解している。芯が非常に強く、一度決めたことは諦めない性格。


 成績は常に上位だが時枝とよく争っているところがある。頭の回転が良く、すぐに理解できるだけの技量はありハーネイトも頼りにしているとか。2人の関係は、単純な生徒と学生の仲以上のものを感じる。


 具現霊レヴェネイトは弁天。4つの細い目の仮面をつけた、左腕に琵琶の盾、右手に音叉薙刀を持つ霊。音による攻撃も回復も得意で、バランスが非常によい。 


 幻霊トラウマは祖母の異変に気付けなかった後悔、物怖じする性格が招いた結果。

 霊量武器は部活で使う薙刀に霊量子の刃が付加されたもの。 


鬼塚 大和 (おにづか やまと) 具現霊 レンザーデビル カレイドミラー


 元警察官で今はオカルト系ライターの仕事をしている30過ぎの男。短いがぼさっとした髪と、わずかな顎髭、やさしいまなざしが印象的。響の父の部下であり、彼らとは面識がある。彼もそれなりに霊感が強く、愛用のカメラにはよくそういったものが写りこむ。

 性格はややルーズだが義理は固く、好印象に見える若く熱い精神を持った感じ。大体帽子をかぶっている。  

 上司である黒瀬警視の死因について探るため警察をやめたが、今でもそれなりにコネはある模様。ハーネイトたちに助けられ、協力関係を結ぶようになる。

 彼らの活動の支援を行うため店を紹介したり、調査に協力したりしている。

 かなり人脈が多く、外国の有名な博士や諜報機関の人間とも親交があるらしくハーネイトをして底の見えない男だと言わしめるほど。

  

 具現霊レヴェネイトはザ・レンザーデビル。すべての真実を映し出す意志と、生前の妻との写真がほとんどなかった後悔から生まれた強力な具現霊。背部の8基のレンズレーザーやレンズブラスター、シャッタードディバイドなどスキル面も豊富。


 幻霊トラウマは妻を救えなかった無力さと先輩を助けることができなかった後悔

 霊量武器はカメラが変形してレーザーガンに。


鬼塚 翼 (おにづか つばさ) 具現霊 ロナウ


 大和の一人息子。響たちと同じ村の出身であり、廃村に至った事件の過程で母を亡くしている。その後大和とともに京都に来た。響とはクラスは違うものの親友である。

 サッカーが大好きで、その華麗なる足技とパスは魔術師とも称される。その技術はもともと、海外のあるチームにいた憧れの選手のもの。数年前にその選手が交通事故で亡くなり、彼の技術を風化させないようにと必死に研究をした結果見事その力を手に入れた。

 性格はちょい悪で荒い面もあるが、根は素直で納得のいく説明さえあればしっかり従う。またラノベを愛読しているようで、ファンタジー系と歴史系が特にはまっているようである。


 具現霊レヴェネイトはロナウ。憧れの選手が自身の心の中に宿り、彼に対し思っていた印象がほぼそのまま形となった状態。強烈な蹴りや熱球など、火属性と闇属性、無属性が得意。


 幻霊トラウマは母を目の前で食われたこと、そして何もできなかった自分を責める後悔

 霊量武器は、彼の愛用しているスパイクが脛当てまで伸び、燃え盛る具足になる。



間城 璃里 (ましろ りり) 具現霊 アイアス


 動画サイトで生放送をしている実況者であり、PCの操作に関しては大人顔負けでハッキングを行うインドア系乙女。事件に巻き込まれた影響で霊量士の素質に目覚め、あるイベントで仲間になる。過去に友人を救えなかった後悔があり、それが尾を引きずっている。

 少し暗いところもあるが、俗にいうオタク口調で激しく熱く語ることもある。少し冷たいところもあるが、仲間思い。

 ゲームの実況 (FPS,ホラー系)は相当人気のようで、結構な有名人。ことに彼女がよく遊んでいるFPSでは、彼女のログイン=全員キルといっても過言ではない。

 ハーネイトについてはミステリアスなイケメンという認識で、素直に好意を抱いている。


 幻霊トラウマは誰も信じてもらえず孤立した過去と現状をだれかに救い出してほしいという願望、偽りの自分を演じてきた後悔。また彼女は小さい時に弟を亡くしているが、それがあの魂食獣によるものであることが分かり彼女は復讐心に燃えていた。


 具現霊はアイアス。左腕に回転レーダーレドームのような巨大な盾を装着したセイバー。性格があまりよろしくないが、間城を守る意思は最高クラス。性格の悪さは生前の弟そっくりだという。セイバーというが武器はハルバードを主に使い、攻撃面でもほかの具現霊に遅れはとらない。


紅魔ヶ原 亜里沙 (こうまがはら ありさ) 具現霊 碧銀孔雀


 刈谷自動車の社長の娘。有数の資産家でもあり日本を代々守ってきた退魔士の家系。各地に幾つもホテルや別荘を持っており、色々と有名だが彼女自身は庶民の生活にあこがれていた。いまいち自由のない生活に嫌気がさしていたのだろう。そんな中ハーネイト達の姿を見て、かつて慕いながら引き止められず命を落とした兄の面影を見る。彼らが忌まわしき事件の原因を倒せるとわかり、死霊騎士につかまり彼に助け出されたあと協力を申し出た。

 性格は上品かつ優雅、時に人を見下すことがあれど落ち着いていて優しい性格。しかし戦うときは豹変し苛烈になる。自身らが倒せず結果的に村を廃村にしてしまったことをまだ後悔している。


兄を引き留められず半ば見殺しにした後悔と、自身の生まれからくる制約にあらがう精神、それに退魔師としての誇りと意地に兄への思いが一つとなり、青き風を操る鳥人という現霊を生み出した。


刈谷宗次郎 (かりや そうじろう) 本名:紅魔ヶ原 宗次郎 


 日本でトップクラスの自動車会社、刈谷自動車の取締役会長。そして九条学園の理事長も務めている。亜里沙の話を聞き早くからハーネイトたちを目に着けていた。そして予想外の事態に見舞われながらも彼らと協力関係を結び、彼らに新拠点・ホテル・ザ・ハルバナを提供した。気さくで明るい人物だが、腹黒いところもあるという。しかし誠実で約束を守る人物については惜しみなく投資する一面があり、ハーネイトについては特に気に入っている。彼がヴィダールというエネルギー生命体で、しかも破格の能力を持っていることは理解しているが個人的には次期社長、あるいは亜里沙の婿に迎え入れたいという気持ちがある。


時枝 真司 (ときえだ しんじ) 具現霊 ミチザネ

 

 福岡から京都にやってきた、眼鏡をかけたクールな高校1年生。響と同じクラスで学級委員。生真面目で融通の利かない点があるが、頭がよく切れる。学年一位の秀才。本当は東京の高校に進学する予定だったが事件の影響で京都に来た経緯がある。間城とは付き合いが長い。時間に事うるさく、絶対に遅刻しない性格。暗いところが苦手な一面を持つ。


 趣味はチェスとPCプログラミング、磯釣りと読書。恋愛などにはさほど興味のない男であったが、ハーネイトの女体化を見て彼に淡い恋心を抱いてしまう?


 弟の異変に半ば気付きながら何もできなかった後悔と、勉強できるがゆえにねたまれ居心地の悪い今を変えたいという願望、それに共鳴した学問の神様と称される道真公の概念が彼の力となり互いに無念を晴らすという共有概念が現霊として召喚できるようになった。


九龍 鮮那美 (くりゅう あざなみ) 具現霊 マスラオ


 柔道や空手を極めた、とても勇ましくアグレッシブな高校1年生。その道の人にとって彼女は有名である。


 性格はさばさばした男勝りな、年頃の少女。本当はかわいいもの大好きだが、見た目と雰囲気から誤解されている。ハーネイトを見て最初どこか頼りないなと思っていたが、戦いぶりを見て改め積極的にアプローチを仕掛けようとする。強い男が好きだとのこと。足の多い生物が苦手で、猫や犬が大好き。

 空手と柔道、テコンドーの天才。格闘技に関しては格上の選手でも倒せる。ポニテなのは彼女なりのおしゃれ。


 消防士の父と大喧嘩した際に父が出動し、二度と帰ってこなかった。本当は謝りたかったのに二度と謝れないことを彼女は後悔していた。そして父を超える存在になりたい、その強くなりたいと思う気持ちと困っている人を放っておけない精神、素直になれないがゆえに起こすトラブルへの後悔をすべて受け入れて、一つの力に昇華した。


五丈厳ごじょうげん 勝也かつや 具現霊 スサノオ


  九条学園1年、情報学科のヤンキー。白く荒立った髪が特徴。バットを良く持っている。両親を亡くしており、父方の祖父祖母の世話になっている。スーパーのバイトをしている。性格は荒く暴走族の集団にタイマンで勝てるほどの力を持つが流石に幽霊はだめだったよう。本当は不器用だが優しい一面を持つ。幼い時から見えないものが見えており、須佐野という友人にそれがとりついたのを見てお払いに行けというが友人はゆうことを聞かなく3日後に事故に巻き込まれた。しかも事故の現場を見ており、なぜ早く助けに行けなかったのかと後悔していた。そして彼は霊という恐怖におびえていた。

 そんな中ハーネイト達と出会い、自分は今の自分を壊して、乗り越えて、強くなりたいという闘志の炎が再びよみがえる。彼はそうしてハーネイトたちの弟子となったのであった。


 チームに加わり、実の父と母がそう言えば白い獣に取り付かれていたことを思い出す。 


 見た目と内面の差異に悩まされ、それを気にせず付き合ってくれる友達を救えなかった過去が彼の前に幻霊としてあらわれた。友達の声が聞こえ動けなくなるが、圧倒的な力で悪夢を吹き飛ばし過去を受け入れつつ二度と同じことを繰り返さないという思い、何より双璧をなした友達の分まで俺は強くなりたいという決意が幻霊を現霊にかえ、友達の名字から取ったスサノオになる。



渡野わたるの 綾香あやか


 具現霊 ピクシア ダヌー   


 春花駅近くの花屋「渡野花屋」で働いている大学生。サイドを伸ばした茶髪と〇眼鏡が特徴的。性格は穏やかで誰とでも仲良くなれるような感じの人。

 大和とはちょっとした知り合いで、亜里沙を探す際に情報提供をした。授業を受けて帰宅しようとしていた中事件に巻き込まれる。ハーネイトたちに助けられ、自身も力を持つものであり、脅威に対抗しようと仲間になる。


田村 惣次郎 (たむら そうじろう) 具現霊 ザ・ジャスティス


 翼のクラスの担任。ガタイが大きくラグビーやアメフトをしていた。強豪チームにかつて属していたが足のケガでチームを抜け、教師として長らく仕事をしていた。

 性格は豪放磊落で、細かいことは気にしない。多くの生徒から慕われており、相談にもよく乗る。翼も彼に相談しプロで活躍できるように計らってもらったことがあり感謝している。

 かつて別の学校で3名の学生が不審な死を遂げた。自分も責任を追及されその間に妹までもが命を落とした。それでも彼は笑おうとしたが、限界が来ていた。4人の死の謎を追い、彼らの無念を晴らすため彼はヒーローになりたいと。その力が自身の尊敬する存在と概念融合した姿がザ・ジャスティス。巨大な機械の腕を持つ、豪快なパワー型の具現霊。


 だがその具現霊には裏があり、その真名はダーク・ヴィラン。妹の魂が宿った闇の叛逆剣士である。

 


音峰 剛人 (おとみね ごうと) 具現霊 ベオウルフ ヴェルセルク


 九条学園 アメフト部のクォーターバック。亀裂に吸い込まれて助け出された。真面目で礼儀正しい品行方正な若者だが、少し機械の扱いが苦手だったり天然な一面もある。割と寡黙だが話が入ると違った姿も。かなりガタイが良く、力持ちで女性からの人気が高い。具現霊ベオウルフは手下の狼、あるいは鳥を放ち持続的に攻撃しながら、強化された一撃をぶち込む。


 この具現霊は病気で死んだ幼馴染の霊が核となって宿っているという。助けられなかった後悔が今でも彼の心に影を張る。


天糸 文香 (あまし ふみか) 具現霊 危険な4人:デッドリーフォーズ


 かつて国の裏で暗躍していた忍一族の末裔、天糸家の出身。九龍たちと同じ九条学園に通う。かつて4人の部下を失っている。具現霊もその4人を指揮し操る珍しい群体型の具現霊。性格は裏表を使い分け、表面は落ち着いた静かな勉強できる理系女子を演じている。しかし本来の性格は僕っこで元気溢れる可愛い妹的なものである。

 ハーネイトたちに助けられ、特にハーネイトを気にしている。


海原 星奈 (かいばら せいな)  具現霊 ワダツミ/ツクヨミ


 九条学園の生徒。しかし半年ほど前から入院している。それはある占いの中で赤く光る隕石を見つけたことに起因する意識障害である。けれど彼女は試練に耐えることができ、結果的に能力者として目覚めていた。


 性格はやや暗く、口も悪い。鋭く心をえぐるようなこともいい人を驚かせるのが好きで、ハーネイトも困っているほど。しかし素直に心配をするのが苦手なだけであり、感情表現がやや苦手なのかもしれない。


 具現霊ワダツミは、昔東北に住んでいた際に漁師だった父の魂が宿っている。占いで父に死が迫っていることを知り、それを言うも信じてもらえず、結局海から帰ってこなかった。そういう経緯による大きな後悔の念が彼女に大きくのしかかっていた。



天糸 文治郎 (あまし ふみじろう) 具現霊 ハンゾウ

 

 文香の親であり、ある街を管理しているらしい50過ぎの男。昔は国に仕え裏で仕事をしていたというが真偽は不明。だが老練な戦術と鋭い観察眼は今でも健在で、ハーネイトをサポートすることも。


 昔ある戦いで幽霊から攻撃を受け、幻聴に悩まされていたが徐々に向き合い、ハーネイトと出会ってから短期間で具現霊を身に着け運用できるようになった。


 ハンゾウは忍者系の具現霊で、両手に着けた後手から手裏剣や火遁などを放ち、背中に身に着けた双剣を使いスピードを生かした攻撃を得意とするアサシンクラスに適正のある具現霊。父の魂が宿っており、先代である父を止められなかった後悔を乗り越え共鳴を果たした。



韋車 疾風 (いぐるま はやて) 具現霊 レイオダス


 刈谷第一自動車工場で働く28歳の男。昔動物園で働いており、ある雄ライオンを看取った。その雄ライオンはずっと彼の傍に霊体となっていた。その力と本人の意思が融合し、新たな力を手に入れる。


 宗次郎は彼の恩人であり、彼の指示でハーネイトを裏からサポートする。


 性格はノリが良く、面倒見がいい兄貴分な感じ。ハーネイトにもフランクに接するが礼儀はわきまえている。

 大和とは一応知り合いらしい。趣味はバイクツーリングや長旅。だが体を鍛えるのも好きで最近は修行部屋で筋トレをしているという。


 具現霊レイオダスは機械の体を持ったライオンのような見た目をしており、足の内側に車輪がありバイクモードに変形できる。韋車本人が乗り込み技を繰り出すこともある。焔系の攻撃に特化しており、苛烈な攻撃を仕掛ける。息もぴったしで、ハーネイトを持っていいコンビだと称されている。クラスはアタッカーを主に担当。他のクラスはあまり適性が無いが、バイクモードなら汚染地帯を突破できるため何故かアサシン適性があるとか?

 



スカーファ・ケルティムネイト・ノイエジーナ 具現霊 クー・フーリン


 アイルランドよりやってきた、ある麻薬事件の調査及び犯人の確保のためにやってきた諜報機関の出身。ただどこから本当でどこが嘘か少しわからない。普段は英語教師として街中で英会話教室を開いているようである。


 義理の兄をある事件で失い、その兄の魂が常に彼女の背後にいた。それが戦いの中で変質化し半具現霊状態と化していたが、覚醒によりケルト神話の戦士、クー・フーリンとして彼女の守護霊となった。ただオリジナルというかよく知られているクー・フーリンとは色々違うところが多く、何よりも友や父の持っていた武器まで使用するところは異質。


 彼女本人の性格は武人気質で、バトルジャンキー。ブラッドバーンとは仲がよさそうである。少し古臭い話し方をするものの40前にして結構乙女気質も持つかわいい?女性である。濃い紫色の長髪とすらりとした美しい肉体は、多くの目標を篭絡させてきたとか。


 幻霊トラウマは、兄を自身のミスで失ったことと、自身の完璧主義があだとなり過去の経験を結構引きずっていた自身に対する憤り。


黒龍こくりゅう 戒人かいと 具現霊 黒龍王


 東北の秘境出身で、村を壊滅に追い込んだ犯人を追うべく各地を旅していたまだ20歳にもならない青年。黒く長い髪とはだけた黒いコート、そして胸に下げている爪がいくつもあるペンダントが特徴的。


 ある組織が妙な動きを見せているとしり、京都までやってきたが敵の毒牙にかかり、魔薬を飲まされてしまいピンチだったところをミロクたちに助けられ、その後能力に目覚めた。


 性格は至ってクールで、ぶっきらぼうなところもあるが恩は絶対返し、礼儀正しい一面もある年相応な男。ただ少し頭が悪いというか、学校にあまり通えていない面があり、ハーネイトたちから時々教えてもらっているとか。


 黒龍王は、村で崇められていた守護神と言える存在だが、その村にあった霊宝玉をある組織に狙われおぞましい虐殺事件が起きたという。そのときに目覚め、唯一生き残った黒龍に宿ったという。



長宝院 亜蘭 (ちょうほういん あらん)


 長宝院グループの御曹司にして、新アイドルグループのリーダーを任されている19歳の青年。歌がうまく、本人は将来演歌歌手としてデビューしたいと思っている。

 父から猛反対された芸能界への道を、裏から支えていたのが彼の祖父こと楚郎という人物であり、亜蘭は彼には最後まで頭が上がらなかったという。

 その祖父も実は魂食獣により命を落としていた。彼の魂、そして幻霊と亜蘭の強き意志が共鳴し、亜蘭はゾロ・セラードと言う具現霊を手に入れることができたのであった。


 具現霊はゾロ・セラード。スピードで翻弄する怪盗紳士。レイピアと銃によるすさまじい連撃は頼もしく、初期状態でアタッカーとガンナーのダブルクラス持ち。

 

 幻霊トラウマは自身のわがままが引き金となったある事件と、親族との決別、さらに祖父に感謝を伝えきれなかった後悔。


如月 初音 (きさらぎ はつね)


 彩音の姉にして、アイドルグループのボーカルを務める少し天然でおっとりしているお嬢様系の美少女。年は彩音よりも4歳上。

 16の時に幼馴染と夢をかなえるため上京し、それぞれ活動していたが1年前にその幼馴染が不可解な事故で亡くなっている。その報われぬ魂は、常に初音の傍に降り、今回の事件でようやく初音が覚悟を決め具現霊として呼び出せるようになった。


 具現霊はゲンナイで、筆で絵を描くとそこから実体化し攻撃できる変わった能力を持つ。汎用性は高いがまだ連携がうまく取れていないらしい。

 幻霊トラウマは自身の性格に起因する少し鈍感な点と、恐怖が故に前を見ることをどこかで拒んでいたという己の弱さ。



結月ゆいづき 京子きょうこ


 結月響の母で、春花記念病院で看護師として働く30代後半の女性。職場での評判は高く、後輩などから慕われている。

 元々矢田神村の出身で、事件の後息子と娘を連れて春花に移住し、そこで暮らしていた。

 行方不明事件の被害者の身を案じ、夫の後輩である大和の息子、翼が行方不明になった時は自身も探そうかとしていた。

 ハーネイトと出会い、どこかで亡き夫の面影を感じ彼を狙おうとする。


 具現霊はナイチンゲール。死んだ祖母の力が宿っている。代々結月家は医療関係で著名な人物を輩出しており、祖母である内子も優秀な医学者であったという。

 クラスはサポーターとして主に活動し、味方の回復強化、Aミッションでの攻撃範囲増加など貴重で恐ろしい能力を持っている。



ジェニファー・ローレンス・フィーネ


 アメリカのフィラディルフィアからやってきた女子高校生。金髪ツインテールが可愛い年相応の少女だが大の銃愛好家。そのほかにもチアリーディングやテニスなど、趣味は色々あるという。

 好きだった彼氏を事件で亡くし、他にも街で起きていた怪事件の謎を探るため、同様の事件が起きていた日本に向かい元凶はそこにいるのではないかと直感で独自に調査する。

 ハーネイトのことについてはカッコいい年上の先生として見ているが、段々それ以上の関係でいたいと思うようになる。


 具現霊はカラミティ。原因不明の死を迎えた祖母の力が核となっている。霊量拳銃による連射は脅威。だが内部にもう一人いるという。


宗像 義彦 (むなかた よしひこ) 具現霊 マカミ


 九条学園で主に用務員として働く60代の男性。昔は凄腕の猟師だったというが、相棒である猟犬を山の中で魂食獣に食われ引退していた。失意に暮れる中、偶然出会った宗次郎に拾われ働くこととなった。

 いまだに銃の腕は健在だが、彼には事件のトラウマがあるようで手が時折震えるという。田村とは仲が良く飲みに行くことが多い。実は集団行方不明事件の被害者の一人で、そこで力に目覚めたという。

 ハーネイトについては、若いが精力的に働く真面目なところを評価しているが、自分を顧みない点については昔の自身と重ねたうえで不安な点だと思っている。


 具現霊・マカミは厄を払う力を持ち、更に様々な属性の息吹を口から放ち攻撃できる支援系アタッカー。


李 瞬麗 (り しゅんれい) 具現霊 ケイトク


中華大国(中国)からきた留学生。実家はサーカス団の一族で、彼女の身体能力はずば抜けて高い。そんな彼女も魂食獣に彼氏であるリョウを殺されている。同じ事件が日本で起きていたと知り、彼女は親の反対を押し切り留学しに日本に訪れた。しかし政府の情報統制などで十分な情報が集まらず途方に暮れていたところ、大和たちの話を耳にしたのが彼女の転機。


 ハーネイトのことについては何か隠している怪しい男だという認識ではあるが、彼を慕う人たちの姿を見て自分もある種の期待を寄せていることを自覚する。またハーネイトの性格について心配な点があるという。


 具現霊はケイトク。最速にして無傷のある武将らしいが、彼女はその中に彼氏の魂が宿っていることを感じているのでリョウと呼んでいる。アタッカーとしてかなり高い能力を持つ半面、サポートは弱い。実はある三国志の武将の力があるとか?


ドガ・メルカッツェ・オーヴェルノート 具現霊 カンタレーラ


 元はNEUネオ・ユーロピアンユニオンのドイツ領国で生体工学を専門に研究していた有名な博士。だが妻子を魂食獣に奪われ、復讐に燃えている。その中で事件の手掛かりを追ううち、日本にそのカギがあると彼は見抜いて移住することにしたのであった。そのため世界各地で起きた同様の事件に関する資料はかなり持っており、ハーネイトもすごく助かっているという。また研究者として、ハーネイトの様々な実験を手伝っているという。

 性格は穏やかで物おじしない性格。だが昔のことを思い出すと涙が止まらないという。それだけ家族を愛していたといえる。自身の戦闘能力自体は高い訳ではないが、50代半ばにして意外と俊敏な動きを見せたり、敵の攻撃を仕込み杖でいなしたりと結構やる方。 


 具現霊・カンタレーラは植物と毒を操る貴婦人。妻の力と自身の力を合わせ、的確に弱点を突いて攻撃する。


以下のキャラはストーリー進行に応じて紹介文が追加されます。




神威 祝奈 (かむい のりな)


コニカ・ナズナ


アンスウェル・エンリカ・ナブハップ


喜多村 英次郎


露伴 茶々衛門 (ろはん ちゃちゃえもん)


シュトロナイツ・アイゼン・エアハルト


ストロガンツ・バルトロメオ・アルテロイ


東方院 楓也


奥平 風也

ストーリー進行につれて追加を行います。

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