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レヴェネイター  謎多き魔法探偵と霊量士(クォルタード)の活動録  作者: トッキー
第1部 邪神復活事案 レヴェネイターズ始動!
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第143話 憑依武装を習得すべき理由


 ハーネイトらが話をしている中、シノブレードら元DG霊量士たちは休憩室で酒盛りをしていた。


 ボガーが買ってきた日本酒やビールの容器が机の上に幾つも置いてあり、そこそこ飲んでいる様子であった。


「やれやれ、ハーネイトも思い立つと勢いが相変わらずだ」


「そこが大将の恐ろしいとこっすねシノさんよぉ」


 彼らが飲みながら話している内容は、実はこの部屋にまで聞こえているハーネイトたちの話に関連したものであった。


 実は既にハーネイトは元DGの幹部たちをまた呼んでおり、いつでも準備自体はできるようにしていたのであった。


「全くだ、付き合わされるこちらの身にも……」


「んの割にはまんざらじゃねえな」


「フッ、まあ腕をなまらせるよりはいい」


「俺はいつでも行けるぜ、へへへ」


「ブラッドは相変わらずですね」


 たまに出てくる上司の無茶な要求に、シノたちは少し困惑しつつも否定はせず、話に乗る感じでどうするか酒を飲みながら話を進めていく。


「もう、こっちもへとへとね。一段落したらまた来てって、もう……仕方ないわね」


「リリエットか、そちらの方はどうだ?」


「まあそこそこね。んで、あの子たちにそろそろあれを教えるのね」


「聞いていたみたいですね。ええ、私やボガーら、霊量士は武器に霊を込めて変化させ戦うのが基本、ですからね」


 リリエットも壁にもたれかかりながら、自身がかつてハーネイトに霊量子の扱い方を教えたことを思い出し、相変わらず自身も霊量士の教官が板についているなと感じ少し笑う。


「貴方とボガーは完全に例外だけどね。後ヴァンも武器が変化しないし」


「俺のは精霊や霊量子を込めて撃つだけだからな」


「俺やシノが、憑霊武装の手本だな」


「まあ、出番が来るまで飲んで休んで、楽しもうぜ。人生は一度きり、だろ?」


「全く、いつもの口癖ですね」


 ボガーは酒の入ったカップを手にしながらリリエットたちに、もっと気楽にいこうぜと言い話を締める。それを聞いた他の仲間たちも話に同感し、酒の席は終止賑わっていた。

 

 

 そんな中倉庫ではまだハーネイトたちが資材の整理をしていた。


 そこに彩音たちが制服姿の格好で訪れた。どうもハーネイトを探していたらしく事務所まで来たがいなかったためここまで来たという。


「先生、何の話をしているの?」


「ああ、前に君が言っていた模擬戦に関しての話だ」


「もしかして、やっと行うのですか先生?」


 模擬戦の話を聞いた彩音は目の色を変えてうれしそうにしていた。それに合わせ隣にいた響やジェニファー、九龍もやる気を十分に見せていた。


「ああ。敵の補給&備蓄基地を潰した今、敵も少しは動けまい。この間に君たちのレベルを上げ、さらなる脅威に対抗できるようにしないといけないのでね」


「はい、先生のお目にかなうように私頑張ります!」


「彩音、すごい闘志だな」


「ここまでとは、私も驚きですわ。でも、一度こうして戦ってみるのは興味ありますわ」


 ハーネイトは彼女らの様子を見て、やる気十分だなと思いつつこれなら大丈夫そうだと踏んである話をしたのであった。


「では、2日後の土曜日にホテル地下、修練の部屋でトーナメント形式の模擬戦を行おう」


「分かりました先生!」


「問題は組み合わせだな」


 その後ハーネイトらは事務所に戻り、どういう方針で大会を開くかみんなと議論した。


方針として、勝ち抜きトーナメント形式で、試合時間は10分。相手を参ったと言わせるか時間を越えて、被ダメージ量の少ない人が勝つというルールを定めたあと、響たちはレストランで昼食をとるため部屋を後にした。

 

 その間にハーネイトはCデパイサーを使い全員に対し憑依武装の方法を通達したのであった。


 この憑依武装というのは、簡単に言うと道具に具現霊を込め、霊量子を注ぎ込むことで発言する武装現象のことである。


 ただし100%の力を出すにはもう1つ必要なものがあるというが、それを見つけるのも霊量士、現霊士1人1人の課題であると言える。


 メールを受け取ったメンバーは全員、支給された霊媒刀に自身の具現霊と心通わせそれを丁寧に込める。そうすることで、具現霊が使う武器を自身で持ち戦うことができる。


これが有効な敵は魔獣や悪魔など肉体等実体がある存在が主であるが、霊量子の操作量が向上すれば憑依背霊よりも霊的存在に対し威力が出るという。


 また、ハーネイトの研究の中には霊媒刀に変わる兵器の開発もあり、それでもこの技術は使用できるよう調整中とのことである。


 今のうちに憑依武装に慣れておけば、新技術への意向もスムーズに行えると踏んだ彼は、敵の行動が鈍化しているうちにやるしかないと判断したのであった。


 ハーネイトらはCデパイサーを通じ具現霊を持つ人の殆どが憑依武装が実行できることを確認しほっとしていた。この先の戦いはそう言う技術が求められる。そう彼は考えていた。


 その後彼は響たちに対し探索ミッションで憑依武装を使って慣れてくれと指示し、若き現霊士たちは探索及び資源回収の傍ら、どう戦えばいいか手ごたえを掴んでいたのであった。


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