表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

1-3 冷蔵庫を購入

目が開いた。

手でスマホを探す、6時51分の表示を捉える。


「うーん、あと1時間寝る……」


再び、にゃごママは目を閉じて寝息を掻き始めた。


「アプリ検索、シャリオンワールドと……」


スマホのアプリ検索を掛けた。

なんか、いっぱい表示されたけど、シャリオンワールドでいいんだよね。と自分の中で聞きつつアプリを選んだ。

シャリオンワールドの付属アプリがいっぱい有るんだね、と認識しつつ、指紋認証をしてアプリ購入をした。

アプリを立ち上げた。


『シャリオンワールドのアカウントIDとパスワードを入れて下さい。』

「えぇーと」


にゃごママはPSMLの本体を立ち上げて補助ディスプレイからアカウント情報を選んだ。


「アカウントIDはと……」

『アカウントを認識したコラ。おはよう、にゃごママコラ』

「ん、おはよう、ルッコラ」

『シャリオンワールドのアプリを登録してくれてありがとうコラ。どんな御用コラ』

「課金について説明して」

『分かったコラ。課金はシャリオンワールド内で使う通貨に出来ることと、ネット通販のアミゾンでシャリオンワールド可能というマークが付いている物はシャリオンワールドに送れるコラ』

「えっ、アミゾンで普通に買えるの?」

『だって、シャリオンワールドの運営のサイ・クオリア社は検索のゴーグルと、ネット通販のアミゾンと、通信のわんバンクの3社が共同出資して作った会社コラ』

「そうなんだ」

『だから、アミゾンで電子レンジや車を買ってシャリオンワールドへ送れるコラ。因みにアミゾンの現物商品の20分の1に設定されているコラ』

「なるほど、夢の中で贅沢が出来る訳ね」

『そういう使い方をしている人も多いコラ』

「ひとまず、普通の冷蔵庫を1台」

『じゃ、登録してあるアミゾンのアプリと接続していいコラ?』

「うん、接続して」


スマホの画面にアミゾンへの情報共有を承認しますか?と表示された。

承認するとポチッと押す。


『これでアミゾンで買い物が出来るコラ。冷蔵庫を検索するコラ』


スマホに画面に冷蔵庫のサムネイル画面が表示される。


「2ドアの普通のやつ」

『こんな感じでどうかな』


2万円台から5万円台くらいまでの冷蔵庫が表示された。


「それが全部シャリオンワールドに送れるのね」

『そうコラ。実物と形も性能も変わらないコラ』

「じゃ、この120Lの2ドアタイプの黒をお願い」

『ハイコラ。1,300円コラ』

「安い、現実で生活したくなくなるね」

『そういう人もいるコラ』

「そういえば、いまの世界だと電気は無いんじゃない?」

『いまの世界は電気は無いコラ。でも、その世界には無いオーバーテクノロジーはその世界に合わせるようになっているコラ。だから電気が無くてもちゃんと電気が通っているように動くコラ』

「そういうもんなんだ」

『オーバーテクノロジーはNPCには見えないコラ。シャリオンワールドの世界の方で使う通貨も課金するコラ?』

「あぁ、そうだね」

『シャリオンワールドへの送金はリアル世界の10倍で設定されているコラ。千円が1万円になるコラ。さらにいまの世界の物価からいくとリアル世界の5分の1なので千円が5万円の価値があるコラ』

「じゃ、1万円を……クレジットは怖いわね。ペイプルで送金出来る?」

『出来るコラ』

「50万円あれば遊べるわね」


ボーナスもらったような気持ちになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ