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普通という名の生活者

消滅的学園ファンタジーアクションです。

それは、何気ない生活で突然起こった. . 。


今日の天気はいつも通り。特に乾燥もしてないこの空気。そして普通としか言えないこの通路。学園までの通路を歩く時宮偉(じくうい) 苒覇(ぜんは)はそう思っていた。

「唯一の楽しみは、週末に届くように予約した小説くらいかー。」と呟く彼は、少し目を擦りながら呟く。

(っていうか、小説予約する人ってあんまりいないような. . 。いや、以外といると思うんだがな。)(それに、名前の時点で普通じゃないのかもな。)


そろそろ、通路の途中にある待ち合わせ場所に着く頃だった。彼はいつも幼馴染の柳葉(やなぎば) 美音(みおん)、友人の解堂(かいどう) 迷示(めいじ)喜櫻(きざくら) 舞那(まいな)と登校している。


「やっと来たのか〜苒覇。って言ってもいつも通りだけどな。」迷示は笑顔で言う。

「苒覇君、待ってたよ。」と美音は少し笑顔と恥ずかしさを交えた表情だった。

「あなたはホントにいつも通り過ぎるわね。」と

舞那は呆れたような表情だった。

三人に何かを言われようと、苒覇は「おはようとかそういう挨拶的なものはないのか。」

と苦笑気味で答えた。


それから、苒覇は3人と合流し風が少し出てきた頃には他愛のない話をしながら15分くらい歩いていた。

「そろそろ学園が見える頃だな。しっかし、随分と慣れたもんだな。」

「あれこれ2年は通ってるからな。あっという間だよなー。」

4人は学園の2年生で毎日と言っていいほど

一緒に通っている。

「今、何時かわかるかな。」美音は聞く。

「今はね、7時56分くらいよ。」と舞那が答える。

「ありがとう、舞那ちゃん。」

学園の門を通った後に迷示が

「今日って、なんの授業があったっけ?」

とニヤリとした笑顔で聞く。

「なんだ、その顔。何かあるのか。」

と今度は苒覇が聞く。

「だって今日は、席替えあったじゃん。誰と隣になるとか気にならない?」

「いや、少しは気にするけど別に大して重要でもない気がする。」

「また、そんなこと言って〜。お前が気にしなくても他のやつは気にすると思うぞ。」

「なぜそうなるんだ?」

「そりゃ、俺だって可愛い子と隣になって毎日をもっと明るくしたいからな〜〜。お前もそう思わんか?」

「さあね。どうだろう。確かに学園生活をもっと明るくっていうか、なんというか、変えたいっすよ。そりゃ。」

「だろだろ。」

と苒覇が答えると、迷示は笑顔で苒覇の肩を叩きながら言った。


それから、2年生の階に着いた。4人とも同じクラスなので教室に入りそれぞれ自分の席に鞄を、置いた。やがて苒覇が授業の準備などしていると、美音が来て、

「ねぇ、苒覇君。さっき迷示くんと話してた事だけどね。苒覇君は、誰か隣になりたい人はいるの?」

「特にはいないかな。まあ、答えるとしたら仲のいい人がいいかな。」

「そ、そうなんだ。」安心したのかがっかりしたのか分からない表情で美音は言った。

「そういう美音はどうなの。誰か隣になりたい人とかいるの?」といつの間にかいた舞那は余裕のある表情で美音の横に立ちながら聞いた。

「え、えっと。いないわけではないよ。うん。」と、チラチラ苒覇の方を見ながら。

「そうなんだ〜。まあ、私もいないわけではないわね〜。」とこちらも苒覇をチラチラ見ながらいった。

彼女たちが小声で会話しているのもあって、

苒覇は授業の道具を取り出すため、下を向いて探していた。迷示はクラスの男子を会話中だった。

「そろそろ、時間ね。それじゃあまた。」

「うん。苒覇君もまたね。」

「ああ、2人とも。それじゃあまた。」と苒覇が言ってみんなが席に着いた頃には時計は8時40分になっていた。席替えなんかではしゃげるとは、みんなすごいな。などと苒覇は思いつつ、予鈴が鳴り朝の授業が始まった。



その頃、苒覇は知らなかった。

この普通の生活がもう、二度と戻らないことを. . . 。

初めて書かせていただいた作品です。

まだ、慣れていないのですが宜しくお願いします。

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