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お人好しなあいつら

作者: 神龍

―くっだらねぇ…

――本当にくっだらねぇ…


なんであんなに他人に信じれるんだかわからねぇ…。


他人を信じても裏切られるのが目に見えてるのによぉ…。


あいつらは平然と人を信じて、人を助けて…。


―本当にくっだらねぇ…


裏切られるってのを知らねぇから出来るんだろな…。

本当に『お人好し』だな。笑いが込み上げてくるぜ…


まぁ馬鹿にしてもあいつらは絶対に笑ってられると思うから絶対に馬鹿にしねぇけどな…


ほら……また誰かが何かしでかした。


あと数秒したらやってくるぜ?

無論…助けるために


…ほらきた。


なんでそんなに他人を助けられるんだか…。

まぁそんなあいつらだから、人を傷つけたくない…人を信じていたいとか言うんだろな。


『お人好し』なあいつら…

本当に世話が焼ける奴らだ。“小さな親切大きなお世話”


なんて言葉、通用しないだろな。

否、その言葉を知らねぇかもな…。


たくっ…本当にあいつらといると疲れる…



―くっだらねぇ…

――本当にくっだらねぇ…



だけど……


「お〜ぃ!!」

「ちょっと手伝って!!!」


お人好しなあいつら…


「いつも俺を巻き込むんじゃねぇ!!」


そんな奴らを認め…


「今回だけだぞ!!」


なんだかんだ言って…結局助けてる俺もまた…


『お人好し』なんだよな…。




―くっだらねぇ…

――本当にくっだらねぇなぁ……




〜FIN〜

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― 新着の感想 ―
[一言] くだらないなんていいながら結局一緒に助け船を出す主人公が、一番優しいのかも知れませんね。
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