作文
『なつやすみのおもいで』
かわたに たくや
ぼくは、おぼんにおとおさんとおかあさんとぽちと、みんなでいなかにいきました。いなかには、おばあちゃんがいます。かぶとむしもいます。とてもたのしかったです。
かえりはちょっと、たいへんだったけど、おとおさんもおかあさんもぽちもやさしくて、とってもうれしかったです。でも、ちょっとさみしかったです。
おわり
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『せんせいから、たくやくんへ』
かぞくでいなかへいったんだね。さくぶんをよんだせんせいも、なんだかたのしいきぶんになりました。
ただ、なにがあってたのしかったり、さみしかったりしたのか、かいてあると、もっとよいさくぶんになるとおもうよ。
あと、『おとおさん』ではなく、『おとうさん』なので、きをつけようね。
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※再提出の作文※
『なつやすみのおもいで』
かわたに たくや
ぼくは、おぼんにおとうさんとおかあさんとぽちと、みんなでいなかにいきました。いなかには、おばあちゃんがいます。かぶとむしもいます。ことしも、おとうさんといっしょに、かぶとむしとくわがたを、たくさんとりました。とてもたのしかったです。
かえりにおおきなだんぷかーが、ぼくたちのくるまにぶつかりました。おおきなおとがして、ぼくはくるまのそとにほうりだされました。おとうさんとおかあさんとぽちは、まだくるまのなかにいたので、たすけようとおもったけど、からだがいたくてできませんでした。そうしているうちに、くるまはもえてしまいました。
だけど、やまのなかだったので、だれもきづきませんでした。からだがいたくて、ちがいっぱいでてるので、ぼくもしぬのかな、とかおもっていました。そうしたら、おとうさんが「しっかりしろっ!」といいました。おかあさんが「ちょっとだけ、がまんしたらひとがくるから、しぬなんておもっちゃだめよ」といいました。そうして、ふたりともぼくのてをにぎってくれました。ぽちも、くーんとなきながら、ぼくのほっぺたをなめてくれました。
さむいなぁ、とおもっていたら、おかあさんが、いつも「れいぼうがにがてだから」といってきているかーでがんを、ぼくにかけてくれました。ぽちは、ぼくのよこにぴったりとひっついて、あたためてくれました。おとうさんは、「おとこなら、がんばれ!」とはげましてくれました。たいへんだったけど、おとおさんもおかあさんもぽちもやさしくて、とってもうれしかったです。
でも、なんでだかしらないけど、みんなともうあえないきがして、ちょっとさみしいかったです。
おわり
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8月×日 某新聞・地方記事より
『××山中のカーブで正面衝突。お盆の里帰りの親子3人死傷』
×日未明、××山中のカーブで、運転手・木村茂樹さん(30)のトラックと、会社員・川谷拓郎さん(32)の乗用車が正面衝突した。
この事故で、川谷拓郎さん、妻美由紀さん(28)が即死、息子拓也くん(6)が腕を折るなどの重体。
人里から離れた山中だったため、拓也くんは事故から丸1日経ってから発見された。この山中は夏でも夜は気温がかなり下がるため、拓也くんは危険な状態にあったが、偶然着ていたカーディガンのため、然程体温が下がっておらず、命を取り留めた。
川谷さんらは家族3人でお盆の里帰りから帰る途中だった。
子供の作文、と言う事でひらがなが多くて読み辛くなってしまいました。夏の終わりの寂しい感じを表したかった(?)のですが、もう秋すら終わりそうな時期になってしまって、少し残念です。