表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
謀略令嬢〜邪魔なら消してしまえばいいじゃないw〜  作者: 高岩 唯丑
1巻 処刑された悪役令嬢はやり直す

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/105

4-15夜のお稽古

 本当にうれしそうにトーマスが呟いた。抱きしめたい。撫でまわしたい。そんな衝動を抑えながら、フレイアに問いかける。


「……それでトーマスの得意武器って何なの?」


 正直そちらも気になる。どんなカッコイイ武器を使って戦うのか。トーマスの将来の姿をオカズにする時に役立つ情報だ。


「やってみねぇとわからないぞ、でも素直で真っ直ぐだし、ランスが向いてるとアタイは感じた」


「ランス、ですか」


 トーマスの表情が明るくなる。剣よりもしっくり来ているのかもしれない。確かに剣よりも向いている気はする。いろいろテクニックはあるだろうが、基本はまっすぐ素直に突きを繰り出すだけだ。


「いいわね、じゃあ私が稽古に付き合ってあげるわ」


 夜のランスのお稽古を。はぁはぁ。一杯突いて。はぁはぁ。そんな内容の言葉が喉まで出かかった瞬間に、フレイアが「ん?」と何かに反応する。視線を向けた先に私も目を向けると、アリードとルーがこちらに走ってきているところだった。血相を変えているように見える。何かがあったと容易に想像できてしまった。せっかくトーマスと夜のランスのお稽古チャンスが。


「ヴィオラ様、少しまずい状況に」


 私たちの前にたどり着いたアリードが、そう告げる。


「はぁはぁ……やっぱり何かあったのですね?」


 遅れてたどり着いたルーが、息を切らしながらそう問いかけた。場所の心当たりだけ聞かれて、何も聞かされなかったのだろう。アリードの焦った姿は珍しい。何事かと心配になって、ついてきたといった所か。


「何? あなたがそんなに慌てるなんて、相当の事かしら?」


 何が起こったのか。アリードが焦るという事は、相当の事か。もしかして革命が、領民が立ち上がり大挙して押し寄せているのだろうか。あばばば。


「お父上が、サベルアルト様が……」


 アリードはそこまで口にして、顔を歪ませた。とりあえず革命ではなさそうだが。


「申し訳ありません、このような事をヴィオラ様にお伝えしなければいけないとは」


 言いにくい事なのか、言葉を詰まらせるアリード。父上がどうしたのか。じれったくなり続きを求める。


「いいわ、アリード、それより何?」


「サベルアルト様が……ヴィオラ様の暗殺を企てております」


「は?! お嬢の親父だろ?! 何かの間違いじゃ」


 フレイアの声が響いた。他の面々も、アリードの言葉に動揺を隠せないという感じだった。それにしても。


「なんだ、そんな事? もったいぶって、ビックリするじゃないw」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ