表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
謀略令嬢〜邪魔なら消してしまえばいいじゃないw〜  作者: 高岩 唯丑
1巻 処刑された悪役令嬢はやり直す

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/105

4-11えっな薬

「ええええっちな薬ですか?!」


「なんでそうなるのよ?!」


 確かにお子様には刺激が強いといえば、そっちの話もだが。


「だって、ヴィー様のトーマスを見る目がたまに野獣の様で」


 バレていたのか。確かに最近はそういう気分になって、トーマスを見る事が多くなったが、周りには気づかれない様に密かにやっていたつもりだった。


「ふふふ、媚薬をご所望でしたか」


 突然ユウマがそんな事をのたまう。何を言っているのか。私の精神は大人だが、体は子供で、ユウマは大人だ。ここは乗っかるのではなく、止めるとか諭すとかやる事があるだろう。実は変態なのか。


 私が否定しようとしたところで、ルーに遮られる。


「だだだだめですよ! ヴィー様! そういうのはちゃんと順序をですね」


 そんな事を言いながら、ルーが迫ってくる。その背後にユウマの姿が見えた。いつもと変わらない微笑みを浮かべて眺めている。もしかして面白がっているのか。


「媚薬じゃないわよ!」


 否定してみても、ルーは納得していない様だ。それだけ野獣のような目が、切羽詰まって見えたのか。


「もういいわ!」


 何を言ってもダメな気がして、諦めた。ルーの脇をすり抜けて、部屋の出入り口に向かう。


「まだ話は」


 ルーに声をかけられたが、足を止めない。反応していたら、ずっと続きそうである。部屋を出ると、ルーも一緒に出てきたようだ。


「ヴィー様、どちらへ」


 ルーの問いかけに答えない。私は構わず走り出した。ルーは確実について来れないだろう。遠くの方でルーの声が聞こえたが、もう何を言っているのか聞こえない。



 ルーが探し回っているかわからないが、どこに行ったか分からない様に、遠回りをしてトーマスとフレイアが訓練しているところに向かう。


 二人が訓練に使っている場所は館の裏手の敷地外。そこは何もない場所で、二人の訓練場所になっていた。というのも二人は騎士団の所属ではないため、訓練場は使えない。だから館で訓練をする事にしたのだが、何かを壊されても困る。そんな理由から今の場所に落ち着いたのだ。


「ん? お嬢、どうしたんだい?」


 私が接近してきた事に気づいたフレイアが声をあげる。相当集中していたのか、遅れてトーマスが反応した。そして、こちらに向かって頭を下げる。


「気にしないで続けなさい」


「おう……トーマス、続けな」


 フレイアの言葉に頷いたトーマスが、木の剣を構え直す。それからフレイアに斬りかかった。


「おっと」


 難なくという感じで、剣戟を避けるフレイア。トーマスはそれでもめげずに何度か攻撃を繰り出したが、全部簡単にさけられてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ