小学校準備編③
小学2年生になった俺はピアノを習い始めた。
前世ではリズム感も音感もなかった。
三拍子も四拍子もリズムが掴めなかった。そもそもリズムの概念がよくわからず手拍子すらまともにできなかった。音感も一音ですら、ドもレもミも聞き分けができなかったんだ。
しかし、今はリズムをしっかりと捉えることができる。早く複雑なリズムもしっかりと追いつける。音感もある。複数音を同時に鳴らしても、全て判別可能だ。
前世ではピアノを習ったことがあったため、もともと楽譜は読めたし、ピアノの基礎は知っていたので、ピアノの先生からはあまりの上達の速さに天才だと言われた。
始めて半年ほど経過してから、ピアノ大会にもでた。
俺はまだまだ初心者ということで簡単な曲を演奏したが、同い年にとてつもなく上手い2人がいた。
1人は天才少女といわれているアヤカ。
もう1人は同じく天才少年のマコト。
前世を思い出した。幼馴染と結婚した天才プロピアニスト夫婦が話題になったが、そうか2人のことか。
これはこれは極上の獲物だ…
まだまだ先の話にはなりそうだが、必ずアヤカを俺に惚れさせてやる。
遠くから見るとアヤカとマコトの天才二人組は仲が良さそうに話している。
今はピアノの能力が不足しているので、マコトに完膚なきまでの敗北を味合わせることは難しそうだ。
でも俺の方が天才な自信はある。
俺の1番初めの獲物にしよう。
小学校在学中に攻略してやる。
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