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小学校野球編①

これまではピアノやら学校の勉強や行事を理由に自主練習だけをして、参加できていなかった。しかし、俺はついに野球(リトルリーグ)に復帰した。


3ヶ月後には、小学校最後の最も有名な大会が始まる。この前にチームのエースで4番のタクヤから、エースも4番も奪いたかったからだ。


「監督、もう野球以外のやりたいことは全て片付けきました。自主練習は言われた通りに毎日やっています。ここからさらに頑張りますので、俺を大会で使ってください。」

「本当にあとは大会に集中できるのか?」

「はい。約束します。」

「わかった…なら、今の実力を見よう。自主練習をしてきたかどうかは、それで判断ができる。」

「はい!ありがとうございます!」



「これは…」

俺は全力でストレートを投げた。

「どうやら、本当に自主練習はやってきたようだな。ここに投げられるか?コントロールを見たい。」

「はい!」


「コントロールも申し分ない…」

「監督、あとスライダーとカーブも投げられます。特にスライダーは自信があります。」

「わかった…投げてみろ。」


「カーブは普通だが、スライダーは変化量もキレも素晴らしいな…コントロールもいい…」


「よしっ!次はバッティングだ!言われた通りに自分で動画を撮りながら素振りをしたか?」

「はい!あと近所のバッティングセンターで頻繁に変化球とかも打ち込んでいました。」

「わかった。俺が投げよう。打ってみろ。」


キーン!キーン!

「バッティングも小学生レベルではないな…よし!一旦終わりだ!早速次の練習からは参加してくれ!」

「お疲れ様でした!監督、より野球が上手くなるためにアドバイスをいただけませんか?」


「ああ。良い心がけだな。じゃあ少しだけアドバイスをしよう。まずピッチングだが、カーブはタイミングを外す時意外は使えそうにないから、まずはストレートとスライダーをより良くしよう。ストレートは球の回転数を意識するように…」

監督からのアドバイスを受け、できるだけ素直に真似をしてみた。

「こうでしょうか?」

「そうだ!センスいいな!」

「ありがとうございます!監督の教え方が上手なので本当に助かります!」


その後も、監督はピッチングだけでなくバッティングもアドバイスしてくれて、暫くの自主練習では、監督から言われたことを実践できるように努力をした。


二軍で練習をしていたある日、監督がチーム全員に声をかけた。

「全員集合。明日は一軍と二軍で紅白戦をする。この試合は非常に重要になる。活躍によっては二軍から、いきなり4番でエースとかもあり得るかもしれん。」

これに対して、タクヤが不機嫌そうに言った。

「監督、何を意味がわからないこと言ってるんですか。4番でエースの俺に何か言いたいことでもあるんですか?」

「別にお前だけに言っているわけではない。実力があれば下剋上もあり得るということを表しただけだ。」

「ふん…」

「メンバー発表をする。まずは一軍…」

「次は二軍…4番はピッチャー、ユウトだ!」

一軍がざわついた。俺は最近になって二軍の練習に参加したばかりだから、一軍のメンバーは俺をほとんど知らないからだ。


しかし、タクヤは覚えていた。

「あれ…お前は逃げ出したユウトじゃねーか。前に空振り三振してたよな。俺が三振を取ったことは覚えているぞ。すごい新人が入ったと話題になったこともあったが、逃げ出していたお前か。」

「うん。俺だよ。別に逃げてはないよ。ピアノや学業が忙しくてね。一時的に休んでいたけど、もうここからは野球に集中できるから安心して。」

「ピアノやってた?俺たちの応援曲でも弾いてくれるのか?」

「いいや、本気で野球がしたくて戻ってきたんだ。よろしくね。」


「おい!お前達聞いているのか!繰り返すぞ。二軍のキャッチャーは、一軍のアツトがやってくれ。お前ならユウトの球も取れるだろう。」

「はい。わかりました。」

「は?アツトは俺とコンビなのに、そんな訳の分からないことしないでくださいよ監督!」

「俺の指示に口出しするな。アツトは打席に入らずにキャッチャーに専念だ。」

「ちっ…」


明日、一軍と二軍の紅白戦が行われることになった。

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