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小学校学級委員長の姉妹編④

俺はシズクを事前にストーキングしておいたから、シズクの秘密を知っている。


シズクは図書委員なのに学校のウサギの世話をしている。鍵ないと飼育小屋には入れないので図書室の鍵をもらう時に、ウサギ小屋の鍵を持って行っているんだ。

先生もおそらく気づいているが、他に世話をする人もいないから見て見ぬフリをしている。


飼育委員は命を預かる大事な仕事ということで、6年生しか担当がない。

しかし、今年は別クラスで今は病欠している子が飼育委員になってしまった。しかし他の子も別の担当があるため、重複して担当はやりたがらずに、ウサギ小屋はかなり汚れてしまっていた。だから、シズクはひとりでウサギ小屋の掃除をしているんだ。


俺は先生に話をつけた。

「先生。別クラスの飼育委員についてですが、一時的に俺にやらしてくれませんか?もちろん病欠の人が復帰するまでですが。」

「ユウトくんいいの?実は先生たちも困っていたの。いま隠れて世話をしてくれている子のことも気になっていたんどけど…」

「シズクのことですよね。シズクも友達なので安心してください。」

「知っていたのね…じゃあ、お願いするわね。担当クラスの先生にも伝えておくわ。」


俺がウサギ小屋に向かうと、案の定、シズクがいた。


「なんでここにいるんだ?シズク」

「あっ…カノンのお兄さん…あの…」

「勝手に鍵を使って開けたのか?」

「あの…言わないでね…」

「わかった。俺は先生にもシオリにもカノンにも言わないよ。ただ規則は規則だよ。勝手に鍵を開けちゃダメだよね。悪いことをしたら罰は受けないといけないよ。」

「はい…」

「じゃあ、罰として…今後、俺と一緒にウサギの飼育を手伝ってもらうよ。」

「え…いいの!?」

「俺は先生に許可も取ったからね。俺と一緒なら大丈夫さ。でも、今まで以上に一生懸命やってもらうよ。」

「やったー!ありがとうお兄さん!」

「ところで…どうしてうさぎ小屋の掃除をしてくれてたの?」

「実は…4年くらい前の話なんだけどね。私が、ウサギ飼いたい!世話もする!って言って家でウサギを買ってもらったんだ。でも実際には全部お姉ちゃんに任せっきりだったの。それでお姉ちゃんが風邪引いた時には私が世話しなくちゃいけなくて、でも私はウサギの小屋の掃除とかしたこともなくて…適当に乱暴に扱ったらウサギに噛まれちゃったの。それでパパが怒っちゃって、ウサギは別の人にあげられちゃったんだ…そんなことがあったから、学校でウサギの小屋の掃除がされていないのが昔の自分のを見ているようで嫌になったの…それにウサギ可愛いから、掃除が終わったら一緒に遊んで癒されていたんだ」

「そうか…そんなことがあったんだね。今は反省して、生き物を大事にできるようになって偉いね。」

「そんなことないよ!前が酷すぎたというか…あはは…」

「1人でウサギ小屋を掃除なんてなかなかできないよ。さぁ、じゃあ掃除しようか!」

「うん!」


こうして、シズクとウサギ小屋を掃除する日々が始まった。

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