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小学校学級委員長の姉妹編①

シオリは大人しくお淑やかな印象の子だ。成績は優秀だが、学級委員をやりたがるようなタイプではない。十中八九、俺のことが気になっているんだろう。


しかし、俺はシオリの妹であるシズクも攻略する気だ。俺の(カノン)の友達でもあるため、難易度はあがる。


先生からお昼休みに言われた。

「学級委員は明日の1時間目の体育の授業開始までに運動場でみんなを整列して待たせておいてね」


「…わかりました。」

シオリは自信なさそうに返事をした。

「シオリ、大丈夫そうか?今回はシオリから声をかけてもらおうかと思っているんだけど…」

「うん…!いつもユウトくんに頼ってばかりじゃダメだね。がんばるね!」

良い子だ。この子を泣かせるのはとても楽しみだ。

「シオリは頑張ってるよ。今日の帰りの会と朝の会でシオリからこの事をみんなに伝えてくれるかな?」


〜帰りの会〜

「じゃあ、今日は終わりね。何か連絡事項がある人は?」

「は、はい…!あ、明日はその…」

「シオリ聞こえないよ〜。」

「ごめんなさい。明日は体育の授業は…」

「きこえませーん。」

雰囲気が悪くなりそうだから俺がフォローすることにした。

「明日は朝から体育の授業があるから、朝の会が終わったら、すぐに着替えてチャイムが鳴る前に運動場に整列する必要があるからね。また明日も声かけるから、よろしくね。」

「はーい。」


みんなが帰ってからもシオリは悲しい表情でボーッとしていた。

「シオリ、頑張ってくれてありがとね。」

「また助けてもらって、ごめんなさい。」

「シオリは悪くないよ。だから、もし言うなら、『ありがとう』のが嬉しいかな」俺は微笑みかけた。

「あ、あの、ありがとう…!」照れながらお礼を言ってくれた。

「ところでシオリ、明日の朝は言えそうかな?クラスのみんなも優しいから、シオリがしっかり言ったらちゃんと動いてくれると思うんだ。」

そう。このクラスのみんなは優しい。前世の中学生時代のクラスだったら地獄のようなイジメに発展していたな。

「う、うん。今度こそ言えるようにがんばるね…!」

「この後、よければ作戦会議しないか?シオリの家に行っても良い?」

「え、わ、私の家!?!?私は予定はないから大丈夫だけど…」とんでもなく赤い顔になった。


シオリの家に行けば、俺の(カノン)とシオリの(シズク)がいるはずだ。今日はシズクと遊ぶと言っていたからな。


シズクは俺と面識があるが、特段好意を持ってはいないはずだ。

おそらく攻略に時間がかかるため早めに俺を意識させなくては。

読んでいただきありがとうございます。

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