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最終手段

~「ラトエソタ」燃料調整室~


「めっちゃくちゃにしてやれ!」


第二小隊は燃料調整室に到達していた。


「はーい!」


隊員は、壁に取り付けられていた消火器を取ると、

それをモニターにぶん投げた。消火器はモニターに突き刺さり、火をふいた。

あちこちに電流が走り、機材もショートする。


「よし、避難だぁー!」


***

~「ラトエソタ」艦橋~


「燃料調整室で火災発生!」

「くそがっ!」

「第23番機関砲塔に侵入者!」

「ガスで始末しろ!」

「りょうか――うわっ!」


環境の操縦盤が火を噴いた。

機材に電流が走り、故障していく。


「いったい何が起きたんだ!」

「エネルギーが逆流したみたいです!」

「なんでだ!?」

「そりゃ燃料調整室でいろいろ攻撃されたからでしょ!」

「くそがっ!」

「第23番砲塔が勝手に動き始めました!」

「そんなん敵が操縦してんだろ! さっさと追い出――」


物凄い衝撃と共に、ガラス窓が割れる。


「今度は何だ!」

「敵の砲撃です!」

「くそぉ! 最終手段だ!

近接攻撃でぶち殺してやる! ロケットで距離を詰めろ!」

「ちょっと待ってください!

この状態でそんなことしたら、いろいろぶっこわれますよ!?」

「いいからやれ!」

「あーもう、どうなっても知りませんよ!?」


操舵手がボタンを押すと、

「ラトエソタ」は後部の巨大ロケットブースターを点火した。

バラバラになりながら飛び上がり、歯車やシャフトが街中に散らばる。

ちなみに、艦内の自衛官たちはこの時外に放り出されていた。

途中、ロケットブースターの一つが外れてバランスを崩し、

物凄い勢いで地面に衝突。クレーターを作り出した。


***


「……やったか!?」

「おいそれは回復魔法――」


直後、敵巨大兵器はいろいろなパーツを落としながら立ち上がった。

そして巨大カッターを展開し、ネジや歯車をばらまきながら襲ってくる。


『敵腕部! 対榴! 小隊集中――撃て!」


戦車隊が発砲し、主砲弾は巨大カッターの接合部に飛んでいく。


『命中。撃ち方待て!』


榴弾が爆発した直後、カッターは分離。

そのまま、フリスビーのように飛んでいった。

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