超急降下爆撃
「魔法の力をなめるなよ」
爆撃隊隊長は、速度強化魔法をかけた愛機を操縦しながらつぶやいた。
「ファト、脱出しろ」
「しかし、隊長は……?」
「大丈夫だ、死ぬ気はない」
「隊長……」
「さあ行け!そして、生きて帰るんだ!脱出するときは、尾翼に気を付けろよ」「……わかりました。ご武運を!」
彼はそう言い残し、機体を離れる。
爆撃隊隊長は、7mm機銃を撃ちながら、「しなの」艦橋へ機首を向けた。
***
~「しなの」艦橋~
「うわっ!」
ガラスを突き破り、7mm弾が艦橋内に飛び散った。
「敵機、爆弾投下!」
「CIWS!」
CIWSが爆弾に指向し、唸るような音を響かせた。
爆弾は空中で爆発するが、敵機はそのまま突っ込んでくる。
その直後、艦内にCIWSの弾切れを告げるアラートが鳴り響いた。
「CIWS、弾切れです!」
「他の対空兵装は間に合わん!総員対ショック姿勢――」
木村がそう言ったとき、敵機が環境に衝突し、大爆発を起こした。
「ぐあっ!」
窓がすべて割れ、艦橋内に爆風が吹き荒れる。
木村や太田は吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
「か……艦長……ま、不味いです」
近くにいた乗員が、茫然とした表情でそう言った。
「ど、どういうことだ?」
太田が立ち上がり、彼に尋ねる。
「甲板にはまだ、ミサイルや増槽を積んだ戦闘機があります……
このままじゃ、引火して……」
「なに!?」
直後、物凄い衝撃が彼らを襲った。
ミサイルへの誘爆により多くの戦闘機が吹き飛び、
飛行甲板では火災も発生したのである。
「ひ、被害状況を報告せよ!」
『格納庫にて誘爆多発!破孔が発生し、激しく浸水しています!
甲板で火災が発生し、機体の発艦および着艦は不可能!
現在、艦傾斜角12°!機関緊急停止、航行不能!
前部CIWS、C-RAM、右舷前部VLS、Mk.38機関砲使用不能!
全レーダー故障!浮かんでいるだけで奇跡といえます!』
「OK、わかった。対応を急いでくれ」
『了解』
「さて……こうなったら、敵空母をどうにかしないとな。
第二次攻撃も、すぐ来るだろうし。『あまぎ』に連絡!」
その後、「しなの」甲板のスプリンクラーを起動。
炎を鎮火したのち、護衛艦『あまぎ』搭載のトマホーク巡航ミサイルによる、
敵空母の撃沈作戦が開始された。
***
護衛艦「あまぎ」
艦番号:DDG-496
概要:あまぎ型護衛艦の一番艦。
同型艦に「いしづち」「ゆきなみ」が存在。
全長:171m
全幅:21m
深さ:12m
喫水:6.3m
最高速力:30ノット
乗員:240名(うち航空要員25名)
レーダー
対空レーダー AN/SPY-1D×4
対水上対空レーダー OPS-28D×1
射撃指揮装置
ミサイル管制 Mk99/SPG-62×3
127mm砲管制 81式射撃指揮装置2型21(FCS-2-21)
ソナー
艦首バウソナー OQS-4低周波ソナー
サイドソナー OQS-21フランクアレイソナー
曳航ソナー SQR-19 TACTAS
電子戦装置
ESM/ECM NOLQ-2
チャフ発射機 US Mk 137×4
武装
Mk41VLS(前部29セル 後部61セル 合計90セル)
スタンダードミサイル(SM-2MR)
シースパロー(RIM-7F→ESSM)
アスロック対潜ミサイル(VLA→07式)
BGM-109B トマホーク
BGM-109C トマホーク(地上攻撃用HE弾頭)
RGM-84-1D-EX
SSM4連装発射装置×2
68式324mm3連装短魚雷発射管×2
OTOメラーラ127mm54口径単装速射砲×1
20mmファランクスCIWS×2
艦載機
SH-60J/K哨戒/救難用×1
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