帝都占領作戦
日本政府は、敵首都に対する攻撃作戦を立案。
その作戦がこの日、行われようとしていた……。
***
~ツルァ駐屯地~
エンジン音を響かせ、C-1輸送機が滑走路を走る。
第一、第二空挺団だ。彼らは、帝都へ突入するための空挺部隊である。
***
~「しなの」CIC~
「作戦開始時刻。これより、帝都占領作戦を開始する」
『対地空戦闘用意!』
***
帝都。青空の向こうから、何かが飛んできた。
「なんだ、あれ」
帝国兵がそう言ったとき、何かが降ってきた。
降ってきた物は轟音と共に着地。
それは、戦闘用トークロイドであった。
「な、なんだこ」
トークロイドの持ったガトリングガンで、近くにいた兵士たちが軒並み殺害される。
「ぎゃあああ!」
「に、逃げろぉ!」
「ファイヤアロー!」
兵士による魔法攻撃なども行われるが、まったく効いていない。
『民間人は攻撃するな。しかし、武器を持って抵抗してきたら別だ』
第二空挺団。
トークロイドだけで構成された空挺団であり、奪われた都市の奪還を目的としている。
第二空挺団が占領した地点に、第一空挺団が降下。
彼らは自衛隊の中でも精鋭であり、さらにパワーアーマーを着用している。
圧倒的な火力により、瞬く間に制圧していった。
その後、彼らのいる地点に装甲車が降下。
それを使い、帝城へと向かった。
「前方に敵兵。近接航空支援を要求する」
『了解』
直後、轟音と共に帝城の門を守る敵兵たちが、木っ端みじんに吹き飛んだ。
A-10。米軍の近接航空支援機である。
元は在日米軍に配備されていたもので、
転移後、在日米軍の予算を捻出するため、航空自衛隊に払い下げられた。
先程の攻撃は、そのA-10による近接航空支援である。
「よし、進むぞ」
「了解」
空挺団は城門を破壊。
そのまま、城の中に突入していった。
***
~帝城・庭園~
「状況、ガス!」
「マスク装着!」
隊員たちが城内に入った直後、周りが霧に包まれた。
そして、あっという間に何も見えなくなる。
「魔法か……?」
「気を付けていきましょう」
「ああ」
隊員たちは、トークロイド、車両、普通科の順番でゆっくりと進んでいく。
しばらくして……
「なんだあれは!」
霧の奥から、ナニカが出てきた。
それは、黒い球体に四本の足がついていて、金属製のようだ。
煙突のようなものがついていて、そこから霧を出しているように見える。
そして、上には鎧をまとった少女が座っていた。
「ふふふ……われらが教国の最終兵器、「リタリオン」!その神髄を、見るがよい!」
少女が立ち上がり、そう叫ぶ。
直後、球体から不思議な音が響いてきた。
「うわっ!パワーアーマーが、勝手に動き出した!」
その音を聞いたパワーアーマーやトークロイドが、火花を散らしながら暴れだす。
庭の中だけでなく帝都全体でも広がっていたトークロイドやパワーアーマーが暴れていた。
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