帝都爆撃と東の海
~教国帝都・ミユラテ魔法学園・教室~
「聞いた?港町のツルァが、ニホンに乗っ取られたって……」
「あの町が?ニホンって、そんなに力があるの?」
「さぁ。奇襲じゃないの?」
そう話している彼女の名前は、クリスティーナ・オウトロン。
オウトロン伯爵の令嬢で、魔法学園高等部の2年生である。
その時、どこからか音が響いてきた。
「ん?なんだろ、この音……」
クリスティーナ、略してクリスがそう言ったとき。
ドカン!という音とともに、教室が吹き飛んだ。
***
「な、何が起こったの……?」
クリスが、そう言いながら起き上がる。
周りを見ると、机や壁、窓ガラスが吹き飛んでいた。
クラスメイトもみな無事のようだが、街のいたるところから火が上がっている。
火が上がっている場所は、軍事施設だけのようだ。
この学園は陸軍駐屯地の隣にあるうえ、一番近い教室であったため、
敵の攻撃が当たってしまったのかもしれない。
「皆さん、地下図書室に集まってください!」
どこからかやってきた先生がそう言うと、
生徒たちはゾロゾロと中庭へと向かい始めた。
***
~ミユラテ魔法学園・地下図書室~
ミユラテ魔法学園の地下には、巨大な図書室が広がっている。
地下であるため、攻撃にもある程度耐えられるのだ。
生徒が地下図書室に集まった後も、どこからか爆発音が響いてくる。
それを聞いて、多くの生徒が震えあがっていた。
これまで、帝都が敵の攻撃にさらされることなんて、ただの一度もなかったのである。
「怖い……」
揺れにより、本棚からバサバサと、魔導書や小説が落ちる。
そのせいか、ほこりも舞っていた。
***
しばらくして、生徒たちが外に出る。
「うわぁ……」
校舎は、攻撃によりぼろぼろとなっていた。
***
「ボマー03。目標を破壊した」
『了解。ボマー03、帰還せよ』
「了解」
爆撃により軍事施設は軒並み破壊され、帝都は丸裸になったのであった。
***
~教国東・立ち入り禁止区域~
「ニホンに上陸された以上、これの調査は諦めて帰還したほうがいいのかもしれんな」
「えぇ!?でも、せっかくここまで来たんですよ!」
「しかしな……」
「それに、もしこれを解析できれば、我が国はより豊かになりますよ」
「うぅむ……」
そう言って、話し合っている二人の男は、教国の役人。
彼らの見ている先には、巨大な『ナニカ』が浮かんでいた。
翼のようなものが付いていて、
高度文明圏で使用されているという飛行機に似たものを感じる。
大きすぎて、一種のダンジョンみたいだ。
「とにかく、今は戻ろう。これの調査は、ニホンを倒してからだ」
追記:Twitter始めてみました!
→https://twitter.com/azuki2525_0141
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