上陸作戦
数日後。自衛隊による、ツルァ上陸が予定された。
そのための下準備として、レジスタンスやエルドン達への説明がおこなわれるのだった。
「皆さん、作戦時は腕に、青いリボンをつけてください。
そうじゃないと、敵と見分けがつきませんので」
「わかった。みなにも周知しておこう」
***
その日の夜……
『扉が開きます。ご注意ください』
輸送艦「おおすみ」ウェルドッグ。
LCACに乗った隊員たちが、ゆっくりと開く扉をにらんでいた。
みな、真剣な表情である。
扉が完全に開くと、LCACのファンがゆっくりと回りだす。
そして、発艦した。
***
~港町ツルァ南部・ツアル浜~
「LCACは隠せ。急げよ」
「はい」
隊員たちは砂浜に乗り上げたLCACを森の中に移動し、カバーをかぶせる。
そして、街の中へと入っていった。
***
~港町ツルァ~
ステルススーツを着た隊員たちが、音もなく走る。
そして、敵軍施設に爆弾を仕掛けていった。
「よし。着火と同時に、戦闘開始だ。気を引きしめろ」
「はい」
隊員がスイッチを押すと、街のいたるところから炎が上がった。
そして、街が騒がしくなっていく。
「突入―!」
それを見て、隊員たちが街の中へと突入していった。
***
~港町ツルァ・教国陸軍駐屯地~
「敵襲―!敵襲―!!!」
兵士が慌てて飛び起き、外へと飛び出した。
竜舎と司令部、一部の兵舎が燃えている。
起きてきた彼らは、幸運にも爆発に巻き込まれなかったのである。
しかし、武器や防具は吹き飛んでいるため、全員丸腰。
そのため、彼らは山に向かって逃げ始めた。
直後、謎の爆発で残っていた兵舎も吹き飛んだ。
山に逃げようとしていた者たちは生き残ったものの、
武器を取ろうとしたものは、兵舎とともに吹き飛ばされてしまうのだった。
***
「こちらボマー01。目標Aの破壊に成功」
『了解。次の攻撃に移れ』
「了解」
爆弾が搭載された、P-3C哨戒機……いや、B-3Cは、
大量の爆弾を積んだ状態で、次の目標まで向かう。
***
地上でも、上陸した戦車や軽機動車が進んでいた。
真夜中ということもあり、街の人々は家の中からその様子を、不安げに眺めている。
『民間人には攻撃するな。もっとも、武器を向けてきたら別だがな』
『了解』
自衛隊は、エルドン邸に向かう。
そのころ、レジスタンスや領軍も、反乱を起こしていた――。
***
「うおおおお!自由をわが手に!」
『自由をわが手に!』
レジスタンスが、山へ逃げてきた教国軍兵を打ちながら進む。
彼らの腕には、青いリボンが結ばれていた。
しばらくすると、同じく青いリボンを腕に巻いた集団とであう。
領軍である。
彼らは青いリボンを確認すると、合流して自衛隊のもとへと向かうのだった。
***
自衛隊らはあっという間に進み、エルドン邸にまで到達。
館の尖塔には、日章旗が掲げられたのであった。
ツルァを手に入れた日本は、領内の空き地に飛行場を建築。
これにより、敵首都への爆撃が可能になったのである。
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