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宣戦布告

~トレイ教国・特殊部隊駐屯地~

「ニホンへの侵攻準備が整いました」

「そうか。これでやっと、あの忌々しい国を滅ぼせるな」

「はい」

「決起の用意は?」

「既に出来ております」

「よろしい。では明日にでも始めるとしよう」

「承知致しました。では私は失礼します」

「ああ」

***

~JAXA本部~

「発射準備よし」

「個体燃料ブースター点火、10秒前」

「10、9,8、7、6、5、4、3、2、1……発射!」

「固体燃料ブースター、点火確認!」

「衛星軌道到達まであと30秒……」

「……衛星軌道に到達、正常飛行中」

「通信波確認、成功です」


この日、異世界初の人工衛星が発射された。

***

~翌日・首相官邸~


「これがこの世界の衛星写真か……」


川田はそう言いながら写真を見る。

その写真には、日本の西にアルケテル王国や教国がある大陸……仮称で第一大陸とするが、それが映っている。

そして、その西南に仮称第二大陸。その北に仮称第三大陸が映っていた。


「第二大陸は発展していそうだな。といっても、産業革命直後くらいか」

「でも、なぜスモッグに包まれているのですかね?」

「産業革命直後くらいの文明が、数十年間なにも発展せずにいるとは考えにくい……が、ここは異世界だからな。そんなこともあるかもしれん」

「なるほど……」

「まあ、『ツバメ』で偵察すればいいか」


「ツバメ」。小型無人偵察機の名前だ。

形は鳥のツバメに酷似しており、最高速度は時速300kmほど。

航続距離はなんと約4000kmもある。

「『ツバメ』の操縦方法は大丈夫だよな?」

「はい。問題ありません」

「ならよかった。じゃあ早速頼むぞ」

「了解しました」

「よし……それで、三河丸の件についてだが」

「はい」

「あれを沈めたのは何なんだ?海賊か?」

「いえ、恐らく違うと思われます」

「ほう。根拠は?」

「まず、海賊にしては重武装です。また、戦闘艦も数隻いたようですし、それに、海賊船から放たれていた攻撃魔法が、どれも高度なものだったらしいです」

「ふむ……つまり、どこかの国の軍だったと?」

「はい。それもかなり強力な」


その時、官房長官が走り込んできた。


「大変です!」

「ノックくらいしろよ……まあいいや、どうした?」

「きょきょきょきょきょきょ、教国が、宣戦布告してきましたぁ!」

「はあ!?」

***

これに対し、日本政府は防衛出動を発令。

教国の艦隊を撃退するため、第五、第六、第七、第八護衛隊群が出動した。

一方、教国は1000隻以上の戦列艦を日本に向かわせ、物量でつぶそうとしていた。

この戦いは、いったいどうなるのか……

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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