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調査結果


「あのヘリは北風博士を回収後、そのまま横魔研に戻るって。なんか必要なものがあるとか」

「そのうえで、博士と入れ替わりになるように、WVR-0の管理のため、加原重工の技術者が乗る……ってことになったんですか」

「そういうこと。ヘリに乗ってる人以外にも、別の場所でトラックも回収する予定だよ。あれがあのワーカーの頭脳らしいしね」


さくらは副長に、会議の結果決定したことを伝えていた。


「んじゃ、これくらいが報告かな。それで、安定航行はできそう?」

「あー、はい。現在も排水と修理は進めてますが、まぁ相応の時間はかかりますね……」

「そっか……まぁ、ゆっくり行けばいい……かな。いいよね?」

「知りませんよ」

「だよねー……疲れたから、私はちょっと休憩してくる……そういや、太田君は?」

「艦長でしたら、艦内を見て回ってると」

「ふーん……まぁいいや。何かあったら起こして」


***


「雪のせいで店がしまってて、ろくに聞き込みができませんでしたが――怪しい奴が数人見つかりました」

「よし、教えてくれ」


若者の刑事――桑田がホワイトボードに写真を貼り付けていく。


「まず――村雨健司。一週間前に出所した窃盗犯です。半グレ組織に所属しており、暴力団事務所にも出入りしているという情報があります」

「ふむ……今のところは一番怪しいな」


小太りのベテラン的な雰囲気を醸し出す中年の男、七原がそうつぶやいた。


「ええ。私もこいつを一番怪しんでいます。で――次の容疑者は村雨沙耶。前首相の村雨直哉の娘であり、現在は議員の秘書官として働いている模様です」

「まぁ、苗字だけを頼りに調査してるからな。そりゃあそうだろう。次は?」

「次は村雨直哉。最近、若者の間で人気な俳優ですが、8年前に道交法違反で逮捕、実刑判決を受けています」

「朝ドラの副主演じゃないか。まさか、前科があったとはな……ほかには?」

「そして最後、村雨麗華。加原重工の役員です。インサイダー取引の容疑で一度逮捕されていますが、不起訴になってますね」

「また、半グレ組織『スコーピオン』と指定暴力団『山岡組』にも怪しい動きがあるようです」

「ふむ……事件の全貌が全くつかめんぞ。いかんせん情報不足過ぎる。この容疑者をもっと深く調べ上げるぞ!」

「はい!」


そこまで行ったところで、七原は腕を組みながら窓の外をちらりと見ると、つぶやく。


「しかし、この雪はやみそうにないな……それどころかどんどん強くなってる」

「どうします? 雪が止むまで操作を中断するか――」

「いや、続けよう。犯人も動けないはずだ、この雪ならな」

『——です。また、気象庁によると、この大豪雪は28日の夕方まで続くとされており、雪と在日米軍反乱による混乱で、首都圏では交通の麻痺が発生しています。政府は自衛隊に防衛出動を——』


七原はテレビを消すと、ジャケットを羽織った。


「さて、これ以上強くなる前に行くぞ」

「行くって、どこにですか?」

「聞き込みだよ」

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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