表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
205/218

最終階層


5人はさらに進んでいく。

あの大部屋の向こうは階段で、さらに下につながっていた。


「結局、護衛艦に残した隊員たちはいなかったな……」

「うーん……おそらく、ダンジョン化を解除したあとに、全員戻ってくるタイプの迷宮化魔法なのでしょう。迷宮化魔法には飲み込まれた人が階層内にいるタイプと、いないタイプの二つの種類がありますので……」

「へぇ……ちょっと待って? それだと、迷宮攻略後も……」

「護衛艦を探索することになりますね」

「まじか……」

「まっ、とにかく、話はこの迷宮を攻略してからです!」


アイはそういうと、階段を駆けおりていった。


「あっ、ちょっと待ってよ!」


そういってさくらが駆けおり、ほかの四人も、階段を駆け下りていく。

階段を駆けおりた先は、ガスタービンの並ぶ空間だった。

ここは……


「機関室か」


そう、さくらがつぶやく。

広い空間には数えきれないほどのガスタービンが整然と並んでいるが、奥の方はもやがかかっていて見えない。

おそらく、階層自体は広い空間だが、全域を俯瞰できないようになっているのだろう。

床は金属製で、靴底がわずかに鳴り響く音が、無機質な空間に小さな生命感を与えている。

湿った空気が漂い、どこか古びた油の匂いが鼻をつく。

もやのせいで視界は奥まで届かないが、遠くから時折、機械の低い唸り声のような音が聞こえてきた。

もととなったであろう護衛艦「しなの」がガスタービン四基であるのに対し、この空間にはとんでもない数のタービンが並んでいた。

おそらく、日本中からガスタービンを集めたとしても、これほどの量にはならないだろう。

とにかく、その広い機関室をまっすぐと歩いていく。

先ほどの階層とは違い、迷路感は少なかった。


「ん、なんだこれ」


しばらく進んでいくと、ガスタービンではない機械があった。

何やら大きな機械で、アンテナのようなものが付いている。

また、稲妻マークの書かれたレバーも取り付けられていた。


「魔力の感じからして、迷宮化後に作られた機械ですね。魔術によるものではありませんが」

「なるほど……?」


そういいながら、さくらはその機械をこんとたたく。


「電源切ってみる?」

「ま、やってみてもいいんじゃないです? どうせ敵の設備だし」

「そうだね。じゃ、切ってみる」


言って、さくらはレバーを降ろした。

機械からは駆動音が失われるものの、特に何かが起こった気はしない。


「なんだ、つまらないの」

「まーいいでしょう。とりあえず、進みますかぁ」


そういって、直樹は再度歩き始めた。


***


「思ったより小さそうですね、このダンジョン。基地の規模の影響でしょうか」


機関室エリアを歩きながら、アイがそういった。


「でも、横須賀基地は日本でも有数の巨大基地だよ?」


さくらがM4カービンを構え、周りを警戒しながら答える。

機関が多いため、それに比例して物陰も非常に多いのだ。

物陰から魔物や、敵兵が飛び出してくる可能性もある。警戒するに越したことはない。


「じゃあ魔法の効果が思ったより低かったんでしょうか……魔力の感じからして、この階層が最終階層ですし」

「そんなことわかるんだ……」

「ええ。魔力量がじわじわと増えていきますからね」

「ふぅん」


五人は進む。


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


などと思ったら、

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークや感想もいただけると本当にうれしいです。

何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ