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強盗と策略

特異的空間転移災害から数か月。日本はクリスマスを迎えていた。

カップルが街中を練り歩き、独り身はそれに対して恨みつらみを重ねる聖夜。

しかし、それは表向きで、裏では――


『次のニュースです。神奈川県横須賀市で殺人事件が発生しました』


――血生臭い事件が多発している。

異世界人――主に教国人――が日本で犯罪を多く犯しているのだ。

強国の民というプライドがあるのか、日本人を侮辱するものも多い。

中には殺人まで犯す輩もおり、日本は警察や自衛隊の人員不足に悩まされていた。

日本で何らかのイベントが行われた際は事件が爆増し、大量の異世界人が逮捕、拘留される。

なぜ増えるのかというと、クリスマスなどのイベント時は品物が安くなったり、

特別製品が売られたりしている。

それを狙って多くの観光客が来るためだ。


『次は今日のスポーツのコーナーです。サッカー日本代表対トレイ代表の結果をお伝えいたします』


異世界との文化交流も進んで、特にサッカーは日本発のスポーツとして、

極東文明圏で流行っている。

まあ、転移前からやっている日本人選手の方が、実力は上なのだが。


「ただいま~」


そう言って木村が扉を開く。

休暇を取り、久しぶりに家へ帰ってきたのだ。


『次は天気予報です』

「あれ?なんでテレビついてんだろ」


暗い部屋に、ただテレビの音声だけが流れている。


「まあいいや。電気、電気と」


スイッチを手探りで探し、部屋の電気をつける。

夕食を食べる気力もないのかそのままソファに寝っ転がり、ザッピングを始める。


「あー……」


ぼーっとした目つきで画面を見つめ、チャンネルを変えていく。

時刻は午前2時。テレビもその多くが放送終了時刻を迎え、つまらない深夜番組ばかり。

それでも見続けるのは、単に眠気がないからだ。


「……」


彼女は何かを思いついたようにテレビを消すと、外に出た。

そしてやって来たのは、コンビニエンスストア。

無心でものをかごに放り込んでいく。栄養バランスやカロリーなんか関係なしに。

カップ麺やおにぎり、弁当にポテトサラダなど。

そろそろ会計しようかという時、銃声が響いた。


「全員動くな!お前、レジの金を全部出せ!」


男が店員を人質に取っている。

強盗だ。

男は拳銃を手にしており、店内には緊張が走った。

その時、棚の近くにいた客が撃たれた。スマホで警察に連絡しようとしていたのだ。

木村は考える。どうやら私は犯人の死角にいるようだ、と。

なぜなら、彼女がいるのはコンビニの奥にある雑貨品コーナー。

レジから見えにくく、防犯カメラもないのだ。

さてどうしようか――そう考えながら、彼女は棚に隠れる。

強盗は彼女の存在に気づいていないようだったが、

このままここに居続ければいずれバレてしまうだろう。

そうなると面倒なことになってしまう。

あいつの武器、フリントノック式かな?――彼女は強盗の手もとを見ながら、そう考えた。

強盗が持っているのは大航海時代に使われていたような拳銃で、現代の物とは天と地ほどの差がある。

だが、それでも丸腰の人間には危険なものだ。飛び込むのは危険すぎる。


「お前!早く金を出せ!」


強盗は銃を店員に押し付けながらそう言った。

その瞬間、彼女は飛び出した。


「おい待――」


木村は銃を奪い取ると同時に蹴り飛ばし、倒れこんだ強盗を組み伏せる。

そして奪った銃を構え、男の顔に向けた。


「店員さん、警察に電話を」

「は、はい」


店員はすぐに電話をかけ始める。

その間、木村は男の顔をじっと見つめていた。


「な、なんだてめえ……!」


男は怯えた様子で叫ぶ。


「別に。ただの非番自衛官だよ」

その時、警官隊が突入してきた。

***

~トレイ教国・第三王子の部屋~

ここは第三王子キマイ・スタルの部屋。

キマイは現在の王とは違い、日本のことを認めず、ただの蛮族としか考えていない。

そのため日本と教国・の関係を悪くし、戦争を起こそうとしている。


「日本に派遣したあいつはどうなった?」

「警察に捕まったようです」

「そうか……どんどん送り込め」

「ハッ!」

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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[一言] 日本舐めた異世界人は!死刑だ!
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