表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
184/218

作戦会議


『再起動が完了しました。……今は一体どういう状況ですか?』


コンビニエンスストアの駐車場。

再起動の終わったツバキが、そう聞いた。

車内の暖房で暖まりながら、翔がこれまでの出来事を説明する。

直樹、さくら、アイも後部座席に移動し、逆に和佳奈は助手席に移動していた。


『なるほど……では、これからどうするのですか?』

「どうしようかねぇ……」


さくらがそう言った直後、エンジン音が止まった。

それと同時に、電気と、暖房も切れる。


「あれ、エンジンが……」


そういいながら、結城はエンジンスイッチを押し込む。

しかし、スターターの動く音さえ聞こえない。


「さっきの衝撃で壊れたのか……?」

「自分が見てみますよ」


そう言って、翔が車の外にでる。

そして、車のボンネットを開けようとした。

先ほどの衝撃でひしゃげており、簡単には開かない。

工具でそれをこじ開けると、エンジンの状況を確認し始めた。


「で……いったいどうするんですか?」


包帯を巻かれたアイがそう言う。

先ほど吹き飛ばされた時に怪我をしていたため、結城が応急処置をしたのだ。


「う~ん……いったん、目的を纏めようか」

「メモ帳にまとめるか」


そう言って、結城がさくらにメモ帳をわたす。


***


「まず主目的についてだが……」

「これは『在日米軍の反乱を収める』ですかね」

「まぁそうだろうな。あとは――『反乱の原因を調べる』とか?」

「不満が募ってたのはわかりますけどね……ちゃんとした原因がわからないと」


さくらは、メモ帳に「反乱を収める」、「原因調査」と書き込んだ。


「とにもかくにも情報だ。情報。書き込んでくれ」

「はいはーい」


先ほど書いた文言の下に「とにもかくにも情報」と書き込む。


『あとは武器ですね。我々の持つ武器は、私に体内保管されてる拳銃だけですし。ほかの武装は、整備用に取り外されちゃいました』


そういうと、ツバキは自身の体内から拳銃を取り出した。

自衛隊用の9mm拳銃。ごくごく一般的なもので、少なくとも人間相手ならデウス・エクス・マキナにもなりえるだろう。

ただ――それも、相手が少人数の時だけだ。

ツバキは、人間に比べてはるかに高い命中精度と、はるかに高い連射速度を持つ。

しかしそれでも、相手が多人数なら、9mm拳銃だけでは対処できないのは間違いない。

もっと、強力な武器が必要だ。


「おーけー、武器ね」


さくらは「武器」とメモ帳に書き込む。


「しかし、武器か……どこで調達する?」

「医療用メスならあるけど」

「それは武器じゃないだろ」


直樹からの正論を聞き、結城は「うっ」という声を漏らす。


「まぁー……あとは人手だな。六人……いや、七人ではいささか心もとないです。相手の量はわかりませんが、十人を超えてるのは間違いないですし……」


直樹がそういうと、結城が言う。


「じゃあ私が知り合いに連絡しようか」


そして、スマホを取り出した。

それとほぼ同時に、さくらが「人手」とも書き込む。


「あ、スピーカーで話すから黙っててね」

「なんでスピーカー……?」


プルルルル、プルルルルと呼び出し音が響く。


『はい、二階堂です。なんすか?』


電話の向こうからは、女性の声が聞こえてきた。


「なんすかって……先輩にそんな言葉使いだけでしょ」

『あんたが先輩だったの、何年前だと思ってんですか』

「五年前」

『覚えてるんかい。……まあいいや。なんの用っすか?』

「来てくれない? こっち。一時間以内に」

『こっちって?』

「東京」

『東京!? え、ちょ、東京!!?』

「うん」


電話の向こうの女性は激しく混乱しているらしい。


『え、私が今いる場所わかります!?』

「さぁ」

『神水市っすよ! 神水市!!! 宮葉県!! どこにあるか知ってます!!?』

「近畿地方」

『そうだよ!!! 近畿地方から東京まで、一時間以内に行けるわけないでしょ!! 東京行の飛行機も全便欠航してるし!!』

「え、そうなの」

『そりゃそうでしょ! 大寒波と米軍反乱、これで欠航してなかったら逆におかしいわ!』

「確かに」

『はぁ……もう切りますね』


電話が切れた。


「……協力者ゲットできたね!」

「できてないでしょ」


和佳奈がそういうと、結城は黙り込む。

それとともに、さくらが話し始めた。


「まぁ、人手の収集は後でもいいでしょ。最悪、なくてもいいし……」

「それはそう」

「でー……やるべきは、情報収集かな」

「情報収集って、どこに行くべき――」

「エンジン直りましたよー」


そういいながら、翔が乗り込んでくる。

それを聞いた結城がエンジンスイッチを押すと、すぐにエンジンがかかる。

暖房が動き出し、車内の光が付いた。

と、その時。電源の付いたヘッドライトが照らした先に、怪しい人影が見える。

人影はこちらが気が付いたことに気づき、近くの車に乗り込んで逃げていく。


「あ、あれは?」

「とりあえず追おう! 怪しすぎる!」

「はいはい!」


結城がアクセルを踏み、駐車場から急発進した。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


などと思ったら、

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ