表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
182/218

走れ!


「さて、ここは……どういう場所だろう」


さくらがそう言い、立ち上がる。

壁に、「地下リサイクルセンター」と書かれた看板が取り付けられていた。


「地下リサイクルセンター……なるほど。部品やら不良品やらを解体してフィラメントに加工し直す施設か」

「うわぁ先進的ー」


と、その時。上の方から、何かが崩れる音がした。


「ん?」


上を見る。

先ほど、自分たちの落ちた場所とは違う場所に、大穴が空いていた。

そこから、瓦礫となにか大きなものが降ってきている。


「あれは――」

「タンクローリーです!」


アイがそう叫んだ。

あの大きなものは、駐車場に止まっていたタンクローリーである。


「伏せろーっ!」


結城がそういった直後、タンクローリーは空中通路の横を通り抜け、地面にぶつかった。

重々しい衝撃音と、金属のひしゃげる音が響き、ガソリンがあたり一面に広がる。

その次の瞬間、爆炎が立ち上り、1秒も立たずに地面が炎に飲み込まれた。


「うわぁっ!」


伏せた6人の上を、鉄骨やら鉄板やらが吹き飛ばされていく。

炎によって工場が赤く染まる中、6人はもう一度立ち上がった。


「ひどい火事だ……」


直後、更に爆発が起き、空中通路の右側が吹き飛ばされる。

通路は傾き、いつ崩れてもおかしくない状況だ。


「い、急いで逃げるぞ!」


結城がそう言いながら、崩れていない方向へと走り出す。

他の5人も、それに続いて走り出した。


***


「そうだ、ツバキは!?」


通路を駆け上り、激烈に燃え盛っている整備センターに到達すると、翔がそういった。


「えっと――」

「あそこじゃないか?」


そう言って結城が指さした先には、「←修理依頼機体保存庫」と書かれた看板が貼り付けられている。


「よし、あっちに行こう!」

「いや、二手に分かれるぞ。脱出経路を確保する班とツバキを回収する班で。結城、和佳奈、アイは脱出経路確保を。私と太田くん、内村くんはツバキの回収に行こう!」


さくらがそう言うと、炎の中、6人は二手に分かれた。


***


看板の指している方向に走ると、燃え盛る部屋に沢山のトークロイドが並べられていた。

ほとんどはパーツが欠損しており、修理中であったことがわかる。


「あ、あそこ!」


部屋の奥に、ツバキが置かれていた。

電源が切られていて両腕と足が外れており、そこからのコードが周りの機械につながっている。

そこまで駆け寄った。服は脱がされており、腹部ハッチが取り外されている。

内部機構も分解されているようで、これを修理しなくては動けなさそうだ。


「超高速で修理するんでちょっと待ってください!」


そう言いながら、翔はポケットから工具を取り出す。


「えーっと……色々パーツが外れてるんで、とりあえず動かせるまで修理しておきますね」


そう言うと、翔は素早く内部機構を弄り、配線やパーツなどをつなぐと、腹部ハッチを閉めた。

幸い、トークロイドはモジュール化されているため、腕や脚は力任せに突っ込むだけでもつながってくれる。


「あとは服を着せて……よし! 早く逃げましょう!」


そう言うと、彼はツバキをおんぶする。

そして、三人は先程と逆向きに走り出した。


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


などと思ったら、

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ