表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
174/218

事件発生

~横須賀基地・空母ロナルド・レーガン艦内~


「副長、そろそろ時間です」

「ああ。わかった……しかし、この雪はすごいな……」


空母ロナルド・レーガンの副長であるライアン・テンプル大佐は、窓の外を見ながらそうつぶやいた。


「予想外の寒波です。さすが異世界……しかし、日本軍(自衛隊)や警察が大寒波の対処に追われている今、計画の実行にはまたとないチャンスです」

「ああ。……よし、行くか」


そう言って、彼は拳銃を取り出した。

数人で、ロナルド・レーガンの艦橋へ向かう。

副長に追従する彼らの手には、例外なく武器が握られていた。


***

――数分後。護衛艦「しなの」艦橋。


「太田くーん。なんでそんなに身長高いの?」

「さぁ……。運動してるから?」

「運動は私もしてますが。自衛隊員だぞ?」

「それは僕もそうですよ」


その直後、CICからの報告が入る。


『CIC艦橋! 航空機を感知! 方位、0‐9-3!』

「なにっ!?」


さくらは、咄嗟にCICへ走り始める。

翔と太田も、少し遅れながらその後についていった。


***

扉を開き、少々寒く、暗い室内に走りこむ。

壁には多数の画面が整然と並んでおり、艦長席や海図を表示するアクリルボードも置かれていた。

機械を扱う関係上、CICの温度は低めに設定されている。

この大寒波なのでさすがに冷房は入っていないが、それでも寒かった。


「数は!」


扉が閉まり、通路からの光が遮断される。

それとほぼ同時に、直樹がそう聞いた。


「数5! 距離5000! 敵味方識別信号応答なし! 速度……820!」

「一体何が起きて……機種は」


さくらは、レーダー画面を見ながらそう尋ねる。

混乱のせいか、少々声が上ずっていた。


「機種解析完了しました! F-35C!」

「F-35C……? この吹雪の中でか。……F-35Cってことは米軍――いや、F-35が来るなんて話聞いてないしな……何かあったにしても、この吹雪の中わざわざ飛ばすか……?」


報告を聞きながら、さくらはそんなことをつぶやいている。


「F-35、どんどん近づいてきます! 距離4000!」

「通信は!」


さくらがぼそぼそつぶやいている中、直樹がそう聞いた。


「通信封鎖中の模様で、応答なし!」

「う~ん……いったん、航空部隊を上げて様子を……この雪で甲板がやばいんだった。雪かき急げ! 準備でき次第、スペード隊を発艦!」

「了解」

「対空警官を厳に。大丈夫だとは思うが……」


そういいながら、直樹はさくらの方を見る。

さくらは、いまだに何かをぶつぶつ言っていた。


「何をぶつぶつ言ってるんですか」

「いや、ちょっとね……」

「あっ、ロックオンされました!」

「なにっ!?」


こちらに向かってきているF-35から、武器誘導用のレーダー波が照射されたのを、艦の警報機が捉えた。


「対空戦闘用意!」


直樹がそういうと、艦内に一般警報アラームが鳴り響き、放送で「対空戦闘用意」と流れる。

艦は一気に騒がしくなった。


「ロックオン……? F-35はステルス機。ミサイルを撃つつもりなら、レーダーに映らない状態で接近して、不意を打つはず……でも、ロックオンするまでにレーダーに引っかかっている。しかも、少し映ったとかじゃなくて、解析できるほど鮮明に。ってことは、レーダーリフレクターを外してない……? ミス……なわけないしな。ってことは、わざと……? ……まさか!」


直後、艦が激しく揺れ、さくらは転んでしまう。

頭をコンソールにぶつけ、強い痛みを感じながら立ち上がった。


「いたたた……な、なにごと!?」


めまいで少々ふらふらしながら、そう叫んだ。


「左舷に被弾!」


艦が大きく傾く中、そう報告が入る。


「応急班を編成! ダメコン急げ!」

「やはりデコイだったか……! さっきのF-35はどうなった!」

「離れていきます!」

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


などと思ったら、

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ