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古代遺跡内の戦い

シズクを隊長とした第一小隊は古代遺跡を進む。

出入口を抜けた広い空間には、特に目立つようなものもない。

ちょっとした椅子やろうそく立てなどがある程度だが、その多くはボロボロだ。


『……』


ウィーン……


『……』


ウィーン……


トークロイドの微小な駆動音が、遺跡内に響く。

トークロイドは消音加工が施されているため、一般的に駆動音は響かない。

しかし、遺跡内を支配する異常なまでの静寂が、小さい、本当に小さい駆動音を大きな音に思わせるのだ。


隊は進んでいく。

少し歩くと、おそらく大聖堂であろう部屋にたどり着いた。

やはりここも広い。

これまで歩いていた場所は屋根のほとんどが崩壊していたが、ここはまだ多くの屋根が残っているようである。

壁には割れたステンドグラスがはめ込まれており、苔むした女神像がたっていた。

地面にはひびが入っており、一部は地層が見えている。


『……』


部隊が進んでいると、雨が降り始めた。

建物の中とはいえ、屋根が崩れているために雨水は入ってくる。

雨が降りしきる中、部隊の右側で音がした。

直後、物陰から飛び出してきた兵士と魔術師が襲ってくる。


『総員戦闘用意!』


シズクがそう叫ぶ。

なお、自衛隊は魔術師を魔導士の上位職だと考えているが、実際にはそうじゃない。

魔導士は戦闘の専門職で、魔術師は研究の専門職という圧倒的な違いがあるのだ。

確かに、魔術師のほうが強い魔法を使用できる。

しかし、戦闘に関してはド素人なので、実際には魔導士より弱いかもしれないのだ。


そんな理由があり、一般的に魔術師というのは前線に出てこない。

しかし、今回は奇襲であった上、フサワ遺跡調査のために多数の魔術師が集まっていた。

警備の兵士がいるとはいえ、その魔術師たちも戦闘に参加しなくては自衛隊を押し戻せないと考えたのだろう。


「炎の柱を! インフェルノバースト!」

「風の刃! ウィングカッター!」

「水の球を食らえ! アクアウェイブ!」

「土の雨を! ロックレイン!」

「雷の力を! ライニングウィザード!」

「光を! ソレイルリュミナ!」

「闇に包まれろ、ナイトシャドウ!」

「古代魔法『原子魔法』の1! プロトンキャノン!」

『全属性ぶっぱで来てますね。総員回避っ!』


この世界の魔法には様々な属性が存在する。

まず、古代の科学理論「四元素論」で登場した4つの元素「火」「風」「水」「土」。

それに加えて「光」「闇」。

そして、古代魔法の属性である「原子」。

ただ、原子属性以外にも、古代魔法には様々な属性があったらしい。

しかし、現在はそれらすべてが失われており、原子属性も一部の人しか使えない状態だ。


トークロイド部隊は一瞬で散開し、魔法を避ける。

即座に銃を構え、敵部隊を囲んだ。


どうやら、敵は魔術師四人と、槍兵二人のようだ。

魔術師は槍兵の後ろに隠れ、援護に徹している。

数はトークロイド隊が圧倒しているうえ、武装もこちら側のほうが上。

防御力も、トークロイドは何も着ていない状態でも防刃チョッキレベルの防御力を持っているうえ、今回は防弾チョッキなどのボディアーマーを着用している。

簡単には負けないだろう。


敵部隊は、武器を持ったまま固まっている。

どうやら、先ほどの魔法で一網打尽にする予定だったようだ。

先ほどの魔法で魔力を使い果たしたのか、魔術師は肩で息をしていた。

少しして、数の不利に気が付いたのか、両手を上げて降伏の意思を示す。


『総員、銃を下げろ』


シズクがそういうと、トークロイドたちは銃を下げた。

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