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グリフォンナイトと魔銃歩兵


『追撃します!』


そう言って、五番機は追撃しようとする。

しかし、グリフォンナイトが上に飛び上がり、二人、というか二機に切りかかってきたため、それはできなかった。

四番機はさっと攻撃を避けれたが、五番機は追撃の準備をしていたので思いっきり直撃してしまう。

五番機の胸部と腹部の装甲に斜めの大きな傷ができ、導電用液と冷却水の混ざった液体をこぼれだした。

傷によって内部基盤や配線がむき出しになっており、一部から火花が散っている。

五番機は、損傷の割には意外と平気そうだった。

まぁ、機械なので表情に出ないのは当たり前だが。


ちなみに、トークロイドの肌はシリコーンゴムと超軟質ウレタン樹脂でできているため、人肌と同じ程度の柔らかさを持つ。

しかし、肌の下には鉄の装甲とFRP装甲が存在するため、防刃チョッキを着た人ほどの防御力は存在するのだ。

もっとも、グリフォンナイトの持つ戦斧は魔法がかかっているため、それも切り裂けてしまうのだが……。


五番機は、ひとまずグリフィンナイトから距離をとる。

大きなけがを受けたとはいえ、遠距離からの攻撃なら問題なく可能だ。

五番機が後ろに下がった直後、魔銃歩兵二人が、五番機に向かって集中攻撃を開始。

どうやら、一気に倒してしまう算段のようだ。


シュン、シュン、シュンという魔導銃独特の発砲音が何度も響き、魔力弾が五番機に向かって飛んでいく。

回避しようとするが、損傷していたためか動きが遅れ、一発が右腕のアクチュエーターを、もう一発が胸のオートバランサーを打ち抜いた。

衝撃で体がのけぞり、オートバランサーが壊れたせいで体勢を戻すこともできず、そのまま倒れてしまう。


『ザガッ……Operating system is missing. Please download the operating system. Repeat. Operating system is missing. Please download the operating system. Repeat. Operating system is missing――』


先ほどの衝撃でOSが削除されてしまったのか、五番機はそのようなエラーメッセージをまくしたてる。


本来、トークロイドというものは肉声に限りなく近づけた、違和感のない人工音声で話すものだ。

しかし、それもOSありきの機能であるため、このエラーメッセージはTHE・人工音声といった感じのものとなっている。

また、日本語での会話機能もOSありきのものであり、エラーメッセージは英語で流されていた。


エラーメッセージをバックグラウンドミュージックに、一時止まっていた戦闘が再開する。


再開後、先手を取ったのは四番機だ。

標的は、五番機を撃った魔銃歩兵。攻撃を受けておらず、無傷のほうだ。

四番機は、魔銃歩兵に連続攻撃を与える。


魔銃歩兵にとびかかり、空中で右手のブレードを展開。

そのまま、切りかかった。

ブレードは、魔銃歩兵の前にあるフェンスをいともたやすく切り裂き、彼女に向かっていく。


魔銃歩兵はよけきれなかったが、当たる個所をずらすことはできたようだ。

魔銃歩兵は二人とも女性であるうえ、鎧を着ていない。

薄い布でできた軍服は、ブレードによって簡単に切り裂かれ、その下の肌に赤い線が刻まれた。

傷が浅いため、倒れるようなことはなかったものの、胸を押さえ、魔導銃を取り落としそうになる。

しかし、それを落とすことはなく、四番機に銃口を向けた。

そこは、しっかりと訓練された兵士である。


彼女が引き金を引く前に、四番機は魔導銃を叩き落す。

そして、展開したブレードをひっこめると、魔銃歩兵を殴り飛ばした。

ブレードで切ってもよかったのだが、今回の作戦では敵兵の殺害をなるべく行わないよう指示されている。

もちろん、トークロイド部隊の障害となる兵士は殺害してもいいのだが、

この魔銃歩兵の銃は先ほど叩き落したことで壊れてしまったし、彼女自身は部隊にとって障害にもならない。

そのため、殴って気絶させることにしたのだ。


魔銃歩兵は殴り飛ばされ、建物の外壁に頭を強打。

そのまま、ぐったりとする。

どうやら、衝撃で気絶してしまったようだ。

先ほどつけた傷跡からは血がだらだら出ているが、それほどひどい傷跡でもないので、出血多量で死んでしまう可能性も低いだろう。


もう一人の魔銃歩兵は、体を震わせながら魔導銃を四番機に向けている。

震えのせいで標準が合わず、銃口がゆらゆらと揺れていた。

四番機が近づいていくと、彼女は後ずさりしながら引き金を何度も引く。

しかし、発射された魔導弾が四番機に当たることはない。

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