兵士との戦い
二番機から八番機はゲートを守る見張りの魔術兵に対して攻撃を開始した。
「防御!」
魔術兵がそう叫ぶと、彼らを青い膜のようなものが多い、銃弾を跳ね返す。
彼は、銃弾を跳ね返しながら、剣で切りかかってきた。
標的は六番機だ。
六番機が銃でそれを防ぐと、剣から雷がほとばしり、六番機に襲い掛かる。
「しびれろ」
魔術兵はそう言う。
電流は六番機の人工神経を駆け巡り、ショートを起こす。
過電流に耐え切れず、CPUが焼き切れてしまった。
機能を停止し、その場に倒れこむ。
本来、トークロイドというものは機能を停止したとしても崩れ落ちたりすることはないのだが、電流は人工筋肉をも焼いてしまったようだ。
(二番機、三番機は六番機の救援。四番機、五番機は残りの見張りを対処しろ。七番機、八番機は他の兵士を処理)
一番機は、他の機体にそう通信を送る。
それぞれの機体は自分で考えて動くことができるものの、主な指揮は一番機が行うことになっているのだ。
「くらえっ!」
槍兵が救援に走った二番機に襲い掛かる。
最初の銃で打ち抜けなかったときのため、その兵士にタグ付けをしてから銃を撃つ。
トークロイドならではの正確な銃弾は兵士の心臓へと向かっていくが、当たる直前に兵士の姿が消える。
『!?』
科学的にはあり得ない現象。
電波塔から飛び出してきた魔術兵が、こちらに手を向けている。
――彼の魔法か。
二番機はそう考え、レーダーを起動した。
あたりには多くの兵士がいるが、先ほどの兵士にはタグをつけておいたため、どこにいるかわかる。
後ろだ。
すぐさま振り返り、銃を撃つ。
しかし、彼は銃弾が当たる直前に槍を投げてきた。
身をよじり、それを避ける。
銃弾によって兵士は貫かれ、その血が二番機に降りかかってきた。
しかし、二番機はそのことを全く気にせず、六番機へと走る。
『エラー。エラー。加原重工サポートセンターに連絡してください。エラー。エラー。加原重工サポートセンターに連絡してください』
故障した六番機は、そんなことをブザーと共に言い続けている。
その人間らしくない声に、あたりの敵兵は動揺しているようだ。
動揺している兵士たちに、三番機と二番機が攻撃を開始する。
数が多いので、単発や三点バーストで狙い撃つのではなく、連発で銃弾をまき散らした。
多数の兵士が打ち抜かれ、残った兵士たちも両機に気が付く。
兵士は、横並びで立つ盾兵二人を前衛として後衛に魔術兵、魔銃兵士を一人ずつ配置して四人で陣を築き、二番機と三番機に対応しようとする。
両機が再度発砲。同じように、連発で撃つ。
しかし、銃弾は盾にはじかれてしまった。
あの程度の盾で、銃弾が防げるはずはない。
何かカラクリがあるはずだ。
……よく見ると、盾に青い膜のようなものが付いている。
おそらく、後衛の魔術兵が防御魔法をかけているのだ。
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