ラトッサー平和条約と新世界連合
講和会議は、旧ルスア領ラトッサー市で行われた。
ラトッサー市はユトラ大陸で唯一残った土地で、サエナルト大陸に最も近い日本領である。
日本領である理由は、日ル戦争終結後、日ル平和条約によってルスア中央帝国から譲り受けたためだ。
なお、元々のラトッサー市民は軒並みエーンヤード大陸に移住しており、現在の市内には邦人しかいない。
閑話休題。
講和会議は粛々と進み、両国間でラトッサー平和条約が締結された。
以下が、条約の内容である。
前略。
1 テリャティア帝国は日本国に勇者を返還すること。
2 テリャティア帝国は勇者の召喚を停止すること。
3 テリャティア帝国は日本国に賠償金として1000億クロン
(新世界の基軸通貨。世界中央銀行と呼ばれる組織が発行している)を支払うこと。
(現在の為替レートは1円=1000クロンなので、約1億円)
4 テリャティア帝国は日本国に魔導技術を含むすべての技術を公開すること。
5 テリャティア帝国は日本国にリッドフェー諸島およびユニンツ海峡周辺領土を譲渡すること。
6 テリャティア帝国は日本国の保護国となること。
7 テリャティア帝国は、王族から政治的権力を失わせること。
7 この条約は、テリャティア帝国が日本国と同等の民主化を成し遂げたと両国政府および国際社会が認識した際にのみ失効する・
8 テリャティア帝国が軍事力を持つことは禁止とする。
9 テリャティア帝国は国名をテリャティア共和国に変更すること。
10 この条約は、両国による署名があってのみ効力をもつ。
この条約の締結により、戦争は完全に終結したのであった。
***
日テ戦争の終結により、一時の平和が訪れた極東、高度、魔導の三文明圏。
日本政府は、三文明圏でもう戦争が起こらないために、日本が主導して国際的な組織を立ち上げることを決定。
これによって、『新世界連合』と呼ばれる国際組織が設立された。
加盟国は、異世界国家が13か国、地球国家が20か国で合計33か国。
国民からは「立ち上げが遅すぎる」などの意見が出ているものの、多くは新世界連合を支持している。
以下は、加盟国の抜粋だ。
異世界国家
・アルケテル王国
・エレゲンツ共和国
・トレイ共和国
・ニトレア王国
・ルスア共和国
・ミヤーウラ大帝国
・ファリスター魔導王国
・テリャティア共和国
地球国家
・アメリカ合衆国
・中華人民共和国
・大韓民国
・ロシア連邦
・グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国
・フランス共和国
・ドイツ連邦
・イタリア共和国
・カナダ
・メキシコ合衆国
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