ルマンティ海岸上陸戦
リッドフェー諸島を手に入れた自衛隊は、リッドフェー諸島を基地として開発。
ルマンティ海岸への上陸準備を進めていたが、そのことに気が付いたテリャティア帝国側も、ルマンティ海岸に大要塞を築こうとしていた。
「まるでノルマンディーだな」
さくらは、リッドフェー港に停泊した「しなの」の艦橋から、
双眼鏡でルマンティ海岸を見ながらそうつぶやいた。
ルマンティ海岸には煉瓦製の要塞が築かれており、大量の大砲が並べられている。
大砲には紫色の魔方陣を中心に回路のようなものが書かれており、いわゆる魔導砲だということが分かった。
砲の横にはやはり大量の砲弾が並べられており、その形から榴弾だと推測できる。
砂浜には、魔方陣が大量に描かれていた。
どのような効果があるのかはわからないが、踏んだらまずいのは間違いないだろう。
ちなみに、この世界で戦車を持っているのは、高度文明圏国家と日本だけだ。
まぁ、多くの文明圏は、それに代わる何かは持っているのだが、
極東文明圏と魔導文明圏はそのような代替品もない。
そのため、戦車への対抗手段もないのだ。
閑話休題。
「砂浜に並べられてるあれは……茨の鉄条網か」
「茨ならそれは鉄条網じゃないと思います」
さくらのつぶやきに対し、直樹がそう言った。
確かに、茨なのだから鉄条網ではない。
しかし、ただただ茨というのも違和感がある。
「確かにそれはそうだが……まぁ、伝わるんだから鉄条網でいいでしょ」
「確かに……?」
「……そろそろBP-3Cが到着するはずだ。空爆によって、あの要塞は更地にできるだろう。対空陣地も……ほぼないみたいだしな」
「この世界で、本格的な空爆は今だ実用化できていません。航空戦力があるとはいえ、空より上陸部隊への攻撃を優先しているんでしょうね」
***
翌日。
BP-3Cによる、ルマンティ海岸要塞基地への戦略爆撃作戦が実施された。
「目標地点上空に到達! ボムベイ開放!」
「投下開始!」
空を埋め尽くす100機以上のBP-3Cが、大量の無誘導弾をばらまいていく。
これと並行して、海からも護衛艦「やまと」による砲撃が始まっていた。
絶対に、要塞を残さないという強い意志が感じられる。
爆弾と砲弾の雨は、要塞基地を徹底的に吹き飛ばしていった。
要塞のほとんどが更地に戻されると、陸上自衛隊が上陸し、周辺を制圧していく。
兵士も兵器もほとんど残っていなかったので、あっという間に全て制圧することができた。
その後、自衛隊の戦車部隊はネサライテ平野を進み、敵首都へと向かう。
所々で敵の抵抗があったものの、平地の戦車はほぼ無敵。
あっさりと前進を続けていった。
その後、特に事件もなく、予定通り敵首都に到達し、占領。
テリャティア帝国政府が降伏し、この戦争は実にあっさりと終わった。
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