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とある少女

以降もキャラクターのことを下の名前で表記することを決定いたしました。


「……」


四人が窓の外を眺めていると、ずぶぬれの少女がカフェの中に駆け込んできた。

彼女は店員に向かって、こう言っていた。


「あ、あのっ! 大学ってどこですか!」

「だ、大学? 大学ってだけ言われてもわかりませんよ……何大学ですか?」

「えっと、えっと、あのー、よ、横浜キャンパスです!」

「横浜キャンパスって言われてもなぁ……大学名教えてもらわないと」

「えっと、えっと……」


その時、さくらが口をはさんだ。


「店員さん困ってるし、取り敢えずこっちに来なよ」

「えっ、あ、はい!」


さくらは、自分の隣の席を指さしてそう言う。

少女はそれに従い、四人のいる席にやってきた。


「失礼します……」


彼女は四人にぺこりと頭を下げ、座った。


「とりあえず、君の名前は?」

「あ、えっと、アイです!」

「アイちゃんだね。えっと……どっかの大学の横浜キャンパスに行きたいんだっけ」

「あ、はい! そうです!」

「でも横浜の大学は、たくさんありますからね……」

「スマホで調べれればいいんだけど、通信障害がね……」

「……そうだ、ネカフェに行きましょう。パソコンならネットにつなげるかも」


翔がそう言うと、さくらは頷いた。


「そうだね。じゃあ、みんなもそれでいい?」

「僕は大丈夫ですよ」

『ワタシは内村さんが行くならついていきます』

「えっと、は、はい!」

「じゃあ、行こうか」


五人は会計を済ませ、カフェを出た。

あいかわらず土砂降りの雨なので、近くのコンビニで人数分のビニール傘を購入。

その後、ネカフェへと向かった。


***

~横浜市・インターネットカフェ~

受付を済ませ、部屋に入る。

五人でネットカフェに押し掛けたためか、店員が少し驚いていた。


「さてと、検索してみようか」


さくらはネカフェのデスクトップパソコンを起動すると、ブラウザを立ち上げた。


「ちゃんとネットにつながってますね」

「使えないのはスマホとかだけだったっぽいねぇ」


さくらは、直樹と話しながら、検索欄に『横浜 大学』と入力する。

検索結果には、たくさんの大学名が表示されていた。


「どれかわかる?」

「う~ん……」


さくらは、ページをスクロールし、大学名を探していく。


「あっ! これです、これ!」


突然、アイが一つの学校名を指さし、声を上げた。

そこには『鷹那大学』と書かれている。


「鷹那大学……聞いたことない大学だね」


そう言って、『鷹那大学』の文字をクリックした。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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