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VS機械化怪物

怪物は、触手を叩きつけてくる。

その目標となったのは、木村だ。


「うわっ!」


パワードアーマーの性能をフルに使い、触手の直撃を避ける。

津田が、地面にぶつかった触手を銃で撃った。

しかし、数発撃った後に小銃は壊れ、部品と銃弾が散らばる。

この寒さで、内部機構が凍ってしまっていたのだろう。

その上、怪物に銃は効いていないようだった。

怪物は他の触手を使い、太田を攻撃してくる。

太田はパワードアーマー搭載の超電導ブレードを取り出し、触手を切った。

しかし、すぐに新しい触手が生えてきて、三人に襲いかかってくる。


「クソッ! きりがない!」


触手を避けながら、対処法を考える。

しばらく避けていると、あることに気が付いた。


「こいつ、ARSを避けてるぞ」


触手は、木村のパワードアーマーに格納されたARSを避けるように、攻撃してくる。


「ということは、こいつ……魔力で構成されてる?」


ARSを取り出し、掲げながら怪物に近づいていく。

怪物の触手がARSの範囲に入った直後、溶け始めた。


「やっぱり。ARSから放出されてる逆位相の魔力が、こいつにダメージを与えてるんだ」


怪物はARSを警戒したのか、攻撃が止む。

木村は、ARSの出力ダイヤルをひねり、出力を上げた。

携帯型ARSは9000hzほどの甲高い音を響かせ、怪物は激しく身悶える。

携帯型ARSは、甲高い音のノイズが発生するという不具合が存在。

自分の周りを守る程度の弱い出力では、

モスキート音と呼ばれる若い世代のみが聞こえる音しか発生しないが、

出力を上げれば上げるほど、音の周波数が上がっていくのだ。

怪物は、木村から逃げるように後ろへ下がっていく。

しかし、壁があり、後ろへ戻れなくなってしまった。


「 効いてる効いてる」


怪物が雄叫びをあげると、機械部分の巨大なプロペラが周りはじめ、冷気が噴出してきた。

パワードアーマーの温度計は-240℃を示した直後に、エラー。

画面に大きく『最低耐冷温度を大幅に下回っています!』と表示された。

カメラが凍り、ほぼ外の様子が見えなくなる。

木村はなおも近づいていき、怪物の体が解け始めた。

怪物はARSから発せられる逆位相の魔力に耐え切れず、完全に溶解。

蒸気を吹き出して消滅し、機械部分だけが残った。


「……あ、温度が」


パワードアーマーの温度計が、物凄い勢いで上がっていく。

そして、12℃のところで止まった。


「倒せた……って、ことですかね?」

「だろうな」


氷が解け始め、氷片が落ちてくる。

洞窟がうなり、崩れ始めた。


「えっ、なんで!?」

「急に氷が解けたから、洞窟が耐えられなくなったんだろう」

「まずいですね。急ぎましょう!」


轟音が響き、天井が崩れ始める。

三人は、慌てて走り出した。


「あっ!」


木村が、携帯型ARSを取り落とす。

ARSは地面にぶつかり、転がった。


「ARSがっ!」

「拾ってる暇はありません!」


出入口の光が見える。

三人は、外へと飛び出した。


***

その後、日本政府はファリスター魔導王国と国交を締結。

日本とファリスター王国は友好的な関係を築いていくことになった。

また、あの怪物は『氷蝕みの機械』と呼ばれる古代の機械に、魔獣が憑りついていたものだと判明。

魔獣というのは、魔力によって構成される生物だ。

なぜかはわからないが非常に敵対的で、人を襲う。

通常は倒すのも難しいが、魔力で構成される生物である関係上、ARSは非常に効果的なのである。

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