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4161回目の世界

 この時が来ることは解っていた。我らとしては、もっと後であればと、思うだけ無駄なのは知っている。だが、進む時が来たことを告げてしまった。こうなる事は想定内ではあるのだ。何も、外れてはいなかった。


 始まりは、レアルが、イニシエンとメビウスと手を組んだ事、そして、目的を統一したことにある。フォルフルゴートを倒し、その権限でもって、この世界そのものを変える事。これが、どれだけ意味のある事なのか、これが、どれだけの恐ろしい事なのか、想像するのも難しいだろう。既に退路は断たれている、我は動かない訳にはいかないのだ。


 本来ならば、フォルフルゴートを滅する事は不可能だ。だが、今の腑抜けた奴は、抵抗する事が出来ると言えるのだろうかは疑問だ。そして、何も対策を立てずに挑むわけが無いのだ。レアルもメビウスも居て、何も作戦が無いというのは楽観的過ぎるだろう。イニシエンも、ダメージを与えた事があるという実績がある。何も無いと思う事、それは流石に出来ない。


 イニシエンにも、レアルにも、メビウスにも、この世界の主導権を握らせる訳にいかない。少なくとも、我らは奴らを止められるだけの力は必要なのだ。故に、我に協力しないという選択肢は存在しない。我らが、世界に干渉する権限を得る必要が有る。フォルフルゴートに任せるという選択肢は、尚更に無いのだから。


 ……。


 まさか、我が諭されるとは思わなかった。精霊達は、我の姿をよく見ているのだろう。そうだ、見誤るな。我らは愛しい命を守るために、世界を守る存在。我らは、何者にも世界を侵害されるのを阻む必要がある。管理者であろうとも関係ない、今世界を守るためにするべきこと、今命達を守るためにするべきこと。


 端的に言えば〈世界転生システム〉が必要なくなることが最終目的となる。今までの異常も、それが不完全であることが原因であり、多くの犠牲が必要になる大元でもある。だが、早急に動けば良いという訳では無い。世界の転生が止まるというのは、既存の世界を保たせなくてはならないという事だ。動き出す時を見誤ってはならない、これは他の管理者も了承している。


 我らのするべきことだ。愛しい命を守るために、完全なる世界を創造する事。そして、その世界を守り続ける事。為さなければならないのだ。今までそれが出来る事は無かったというのは理解している。今が妥協によって成り立っている事も、理解していない訳では無い。しかし、我らはより良き次の世の為に、成すべき事を成すだけだ。


 そして、四体の管理者が結束する事になる。来るべき、決戦の時まで

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