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4159回目の世界

 世界そのものは非常に安定し始めているのだが、想定外の事態が起きた。これに関しては言いたい事が多くある。やはり、我らが世界を守るしか無いと、再確認させられた。よくもやってくれたな、レアル・グリード。


 管理者の動きだが、フォルフルゴートは相変わらず動いていない。それどころか世界に降り立たない、降り立つことは無いだろう。あれを管理者とするのは不愉快だ。メビウスは、目立った動きはしていない、いつも通りと言えば、その通りでしかない。我らも変わらず調査中心に動いている。


 イニシエンだが、こちらも変わらないと言えば、変わりはしない。フォルフルゴートを打倒しようとしている。ただ、一つ、変わったことがある。イニシエンは我らに話を持ち掛けた、それどころか、メビウスとレアルにも話を持ち掛けたらしい。結束して、世界を奪う。正確には違うと言えるのだが、フォルフルゴートがおそらく持っているのであろう〈外部〉に関する権限、それは知るレベルなのか、行く事さえも可能なのかはわからないが、その力を邪悪、神聖、混沌、秩序によって、奪おうというものだ。


 世界の中枢は〈外部〉からでないと干渉は出来ないようだ。内部からでは、何をしようと世界の理、つまりはシステムに絡めとられてしまう。そして、流石に中立の権限まで一人では扱いきれない事は明白な為、他の管理者を巻き込もうとしていると言える。今までならば、そんなことを気にすることも無かっただろう。我らは、どう動くべきか。


 だが、それを考える時間を奪ってくれた管理者が居た。混沌の管理者レアル・グリード。奴は人間が〈根源〉によって変質する可能性に着目し、それの編集を始めた。だから我は奴の協力を極力受けたくなかった。おそらく、自らの従者としての適性を後天的に与えられないか、と思ったのだろう。


 しかし、そんなものが上手くいくはずも無く、残骸ばかりが増える。無用な犠牲は目に余る行為だ。我らはもちろん動いたが、それ以上に怒っていた者たちが居た。レアルの従者だ。元が人間の魂だからなのだろうか、解りはしないが、マシンデストロイア以外の5体が結束して反逆したようだ。


 結果は、ケミカルチェンジャー、ディレイプレッシャー、スカイダイバーの3体がスクラップにされたようだ。しかし、レアルは怒りが収まらなかったらしく、多少の適性のあった魂を無理やり従者にした挙句、そいつを自爆させた。そして、今まで強引な事をしていた負荷が、一気に世界を蝕んだ。


 意図してやったことでは無いとしても、管理者としての自覚が足りない。我らは世界を守り、命を守る存在であるべきだ。自ら破壊を振りまいてどうする。

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