崩壊以降の世界4
3716回目の世界
人間の取得していた権限に似た力。これを形態化して、正式に世界に認識させる。その力の動力源に〈魔力〉を使わせるのだ。あるべき物を変える力、本来あるべきでない力。それを上手く統合し、世界に組み込む。人間を〈魔力〉の調整装置として、使うつもりだ。これは、秘密裏に進めなくてはならない。
3776回目の世界
思ったよりも、簡単だった。今思えば、この権限に似た力は、原始的な魔力調整装置としての、自己進化によるものだったのだろう。人間達によって、意図的に起こされる変化させる力は、世界が狂わされない程度に、消費されていくだろう。我等はこの力を〈能力〉と呼ぶことにした。
3869回目の世界
世界が認識した。これで、この計画を妨害されることは無い。我が強行したのには理由がある。イニシエンは確実に反対する、メビウスも何を思うか解らない。だが、もうすでに動いている。今更止まる事は出来ない。
3992回目の世界
すぐには、上手くはいかない。だが、少しずつ〈能力〉によって〈魔力〉が消費されていくのを観測した。いつかは、消費と増幅のバランスがとれて、安定する時代が来るだろう。
4108回目の世界
思ったよりも〈魔力〉は消費されている。それには理由がある。人間達が不用意に〈能力〉を振りかざす事が度々あった。武器を得てしまったら止まらないのか、世界がそうさせるのか。もう少し、世界が安定し始めたら。〈能力〉の使用を抑制する何かを考えた方が良いだろう。
4157回目の世界
これで、世界の早急な崩壊は防げたと言って良いだろう。問題は、まだあるが、随時解決していこう。




