邪悪の管理者の記録
もっと早く動いていればと、思う事もあった。だが、俺はもう後ろを見ないと決めた。記憶がどれだけ身体を蝕もうとも、その一つを手放す事をしようとも思わない。悪いが、何かを失うつもりもない。全てを手に入れるんだ、俺達の楽園を。
正直言えば、初めから納得は出来なかった。それでも、やりようの無い怒りを振りまきながらも、俺は失う事を受け入れていた。それが単なる惰性って事には、結構前から分かってた。けどな、俺にはどうしたらいいのか解りはしなかったんだ。
ようやく、道は開けた。フォルフルゴートの権限を手に入れる。それを扱えないとか関係ない。俺は望む結果を創り出す為に突き進むだけだ。この世界からどうにかしようとしても、出来る事が無い。〈外部〉から世界を変えなくては駄目なんだ。
状況は俺の望むように動いている。世界の異常も、それは干渉する隙があるって事だ。可能性が無いなんて言わせはしない。後は俺の覚悟だけだ。何度であろうと巡ってくるこんな世界だ。可能性があるのなら、それは必ず成し遂げられる筈だ。
レアルには、俺は足りないと言われてしまったな。あいつは自分の目的の為なら、それ以外を切り捨てる事もするんだろう。確かに、それは出来ない。誰か一人が欠ける事さえも許さない、この世界の人間は全て俺の民だ、幸せに生きる義務がある。世界の都合なんかに奪わせはしない。
ただ、俺の考えは甘かった、覚悟が足りなかったと言わざるをえない。まさか、あんな事があるなんてな
全力前進。俺は止まるつもりは無い。どんなことがあろうが、何時かは掴む。何が正しいとか、何が悪いだとか、そんなもの知ったことか。俺は、俺の道を信じるだけだ。




