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101回目の世界

 この映写機世界、もしくは〈レキシ世界〉と呼ばれるこの場所であるが、その外側は〈外部〉と呼ばれている。〈外部〉に干渉する事も、行くことも不可能ではあるが〈外部〉からこちらに干渉する事は可能なようだ。90回目の世界辺りからシステムも定着し、この世界は安定期に入った。それを見越してか、丁度100回目の世界から、干渉が始まったようだ。


 その干渉というのは〈外部〉の人間がこちらに入ってきている。それ自体はどうでも良い事である。だが、〈零の映写機希構〉はどんな反応をするだろうか、干渉を与えうる〈外部〉の存在に何もしない訳がないとは思うのだが、それに触れることは出来ない。我らは一介のシステムであり、中枢にアクセスすることなど出来ない。可能性があるならば、中立だろう。今はフォルフルゴートと名乗っているようだ。


 世界は安定期に入り、直接管理者が介入することもあった。いや、あれは酷いものだ。88回目の世界だっただろうか、何を思ったのか、邪悪と混沌が手を組み、世界を支配しようとしていた。その際に、名前があった方が活動しやすいと気づいたようだ。邪悪と混沌、ラギ・イニシエンとレアル・グリードは、中立の攻撃を受けて壊滅していた。中立は、他の管理者を制御する役割もある。中立は、愚か者共を排除した際に、地上の人間達から名をもらい、そのまま使っているようだ。正確には人違いか、神か何かだと思ったらしいが、そんなものは存在しない。


 中立は最も強い権限を持っていると言って良いだろう。便宜上〈生命力〉と呼んでいるものだが、それは本質的には、世界の認知度であり、存在の濃さとも言って良いのかもしれない。それを強制的に0にし、世界から消し去るのが中立の力。他の管理者であろうと不可避の力、多少はレジスト出来るだろうが、勝つのは不可能だろう。


 我は、その生命力に干渉が出来る。形があれば、多少失っても、回復する。最も〈魂〉があるのならば、〈生命力〉を更に回復させるだろうが、それは人間とドラゴンしか持たない。そして、流石に〈魂〉ある者に干渉するのは難しい。その為〈魂〉の無い存在から、少しずつ〈生命力〉を集め、集めた生命力で、植物や動物を形成する。そして、世界を整え、人間を暮らしやすくする。


 愛すべき世界、愛すべき生命に、より良き世を

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