記憶の抹消
あらすじが、あらすじになるにはもう少し時間がかかりそうですね
ーーーご な い。最 ま あな を見 ない私を許 くださいーーー
自分に何かが流れてくると共に誰かの声が聞こえてくる。
ーーー から 後にわ しの くの一端だけでもーーー
悲しそうに、しかし自分を気遣ってか優しげな雰囲気で自分に語りかけてくる
(……おかあ……さん?)
頭にモヤが掛かったように朦朧だが、この温もりとこの落ち着く感じから自分の母だと思った。
ーーー………ごめんなさいーーー
今度ははっきりと聞こえた
「ごめんなさい」と、なぜ母は自分に謝っているのだろう?
(おかあ…さん?なんで…あやま…るの?)
自分は何故母が謝るのか分からず質問をした。
ーーーごめんなさい………ごめんなさい………ーーー
その疑問は答えてくれなかった。母の優しげな雰囲気は消え悲しげに自分に謝り続けている。
分からない。自分は母に何かしてしまったのだろうか?
そんな事を朦朧とする頭考えていると母とは違う声が聞こえてきた。
ーーー い! えま な のに我々 くのま を注いで るのか ーーー
母の声とは違い、所々聞こえないがそいつは母に怒気の篭った言葉を浴びせているのが分かった。
ーーー止めてください!!どんな形だろうとこの子は私の子供なんです!!ーーー
自分を庇う様に母の大きな声が聞こえる。
「どんな形だろうと」?どう言う意味だろうか?
(おかあ…さん?…どういう……こと)
ーーー!!ダメよ!!今は喋っちゃ!!ーーー
焦った母の声が帰ってきた。
ーーー い。そ つもう 我が芽 てやが じゃ ねえかーーー
そして息を飲むそいつの声が聞こえてきた。
ーーーこいつ 預 る。自 が 生えた以上 以 いは に居 はならないーーー
そいつはそう言うと自分を持ち上げ母から引き離した。
(おかあ…さん…いっしょ…いたいよ…)
離れていく母の鼓動、母の温もり、そして母から送られて来ていた何かが自分から離れていく恐怖。
それらから離れたくないと縋り付くかの様に母に語りかけた。
しかし
ーーーごめん……なさい………ーーー
母から帰ってきたのは、嗚咽混じりの謝罪の言葉だけだった。
どうして母は嗚咽を漏らしているのだろうか?
何故自分は母から離れなければならないのか?
自分はまだ何も知らない。
何も分からない。
何も教えてもらっていない。
霧がかかっていた様な朦朧とした感覚が徐々に鮮明になって来た。
ーーー……チッ!完 んに が芽生え るな に堕ろす えに記憶と魔 を消させて ーーー
……………え?なんだって?記憶を消す?
ーーーじゃあなーーー
母の温もりの記憶が消えていく。
母の鼓動の記憶が消えていく。
母との会話の記憶が消えていく。
母から送られて来た何が奪われていく。
そして
自分の記憶が無くなり、意識すら薄れていく最中、薄っすらと誰かの声が聞こえてきた。
ーーー う あな 進 ちに祝 …ーーー
所々聞こえない声が聞こえ、自分の意識は暗転した。
ーーーったく…魔力を消してる最中に飛ばしやがって
…お陰で全部消せなかったじゃねぇかーーー
男は不満そうに女に文句を言う。
ーーーどんな形だろうと、あの子は私の子供ですーーー
ーーーあ?あんな出来損ないが子供だと?笑わせてくれるなよーーー
何が面白いのか男はカラカラと笑い出した。
ーーーまぁ全部は取り出せなかったが、魔力は絞りカス程度しかないからいいがなーーー
興味を失ったのか男の笑いが止まり、吐き捨てる様に言う。
ーーーだが次あんな物を作ったら、お前ごと処分するからな。肝に命じておけーーー
男は最後に怒気を含んだ警告をしてその場を去った。
ーーー……坊や…私はいつも貴方を見守っています。どうか貴方が進む道に幸あらん事をーーー
取り残された女が出来ることは、ただ祈ることだけだった。
こんな稚拙な文章に二時間もかかるとは…小説家の皆さんは凄いと痛感しましたね。




