200文字小説集 vol.2 夏バテ(200文字小説) 作者: 日下部良介 掲載日:2018/08/15 暑さ続きで元気のない私に彼が言った。 「夏バテか? 焼肉でも食いに行こうぜ」 「えー、焼肉?」 「焼肉は嫌いか?」 「嫌いではないけど…」 「あっ、キスの時においを気にしているのか?」 「な、何言ってるの!」 「そんなの平気だよ。俺は気にしないから」 「だから、そうじゃないって…」 「もしかして、うなぎの方が良かったか?」 「バカ!」 私に元気がないのは夏バテなんかではない。 最近、体重が増えてダイエットしたいだけのに…。