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サクラサケ!  作者: tkkosa
5/12

第4話



 シューッ、コッ、コッ、コッ、コッ(電気ケトルの沸いた音)。

 チャッチャ〜チャラッチャ〜チャラッチャ〜(んっ、なんだ、この優雅な始まり方は)。

 ポッ、ポッ、ポポポポポ〜(ケトルの湯をコーヒーカップへ注ぐ)。

 コク、コク、コク、コク(それをゆっくりと飲んでいく・・・って、そろそろツッコん

でもいいでしょうか)。

 はい、なんでしょうか(さっきから擬音ばっかりになって、いまいち伝わりにくいので)。

 あぁ、ごめんなさい・・・どうすればいいですか、私(あぁ、自己紹介をしていただけ

るとありがたいです)。

 そうですね、そうしないと誰だか分かりませんよね(すいません、こちらの流れにお付

き合いいただき)。

 紹介が遅れました、南絵里奈です、宮前さんとはフロートアップAチームで一緒に仕事

をしています(絵里奈さん、おはようございます)。

 おはようございます、今後ともよろしくおねがいします(あっ、丁寧にありがとうござ

います)。

 来てくださったのは嬉しいですけど、私のところに来てもつまらないと思いますよ(い

や、っていうか、さくらさんが突きぬけすぎてるんですよ)。

 私には宮前さんほど面白味もないし、活発的でもありませんし(それでいいんですよ、

誰もかれもがさくらさんみたいだと着いてけないですから)。

 じゃあ、私はこのままでいいんでしょうか(はい、変に意識せず、いつも通りにいてく

ださい)。

 分かりました、お言葉に甘えさせてもらいます(ところで、朝から良い雰囲気ですね、

この部屋は)。

 あぁ、朝は起きたらクラシックを流すことにしてるんです(なんでまた、そんなことを)。

 両親の影響ですね、物心ついたときから家にはクラシックがよく流れてましたから(品

性のある家のご出身のようですね)。

 そんなことありません、いたって普通です(普通の家には朝からクラシックは流れない

んですよ)。

 たまたまですよ、そこは(では、その食卓に並んでる朝食は)。

 トースト、サラダ、ハムエッグ、コーヒーですけど(ものすごい優雅じゃないっすか)。

 全然違いますって、優雅でもなんでもないですよ(イギリスやフランスの朝食っぽいで

すよ)。

 あぁ、確かにそういう憧れっぽいのはありますけど(また、クラシックと良い相互作用

を生み出してるんですよ)。

 特に意識はないんですが、私にとってはこれが落ち着く朝の時間なんです(是非とも見

せてあげたいです、誰かさんに)。

 でも、そんな難しいメニューでもないじゃないですか(そうなんですけどね、絵里奈さ

んがやると手がこんでるように見えるんです)。

 買いかぶりすぎですよ、どうしてそう思うんですか(うぅん、多分いつも見てる光景と

の差じゃないですかね)。

 そんなに変わってるんですか、宮前さんって(素直でいい子なんですけどねぇ、どっか

のネジが曲がってるんですよ)。

 かわいいですよ、宮前さん(そうなんですけど、絵里奈さんの知らない「かわいくない

宮前さくら」も存在するんです)。

 へぇ、でも誰でもありますよ、そういうのは(絵里奈さんもあるんですか)。

 もちろんです、普通に怒ったりもしますよ(おそらく、さくらさんとは怒り方が違うと

思いますが)。

 あっ、そろそろ出掛ける時間なので、ここらへんで一旦失礼させていただきます(分か

りました、お気になさらずに)。



 今日も活気があふれてますね、仕事マンたちに囲まれて私もやる気にさせられます(絵

里奈さん、フロートアップに到着)。

 私のデスクは宮前さんの左隣、宮前さんはもうパソコンに向かって仕事をしています(仕

事場ではキチンとしてるんですよね)。

 私は普段の宮前さんは知らないですけど、同僚としての彼女は私のかわいい妹分みたい

なところです(おっ、そうなんですか)。

 私はもうここに入社して4年目になりますけど、まだまだ先輩たちのアシスタント的な

役割が多いんです。入社しての2年間では、今は宮前さんや富士くんがやっているような

雑用とか面倒くさい仕事ばかりでした(この前のヒーローショーでいう、来場者対応です

ね)。

 はい、もう目の前にあることをこなしていくので精一杯でした(ちなみに、絵里奈さん

はヒーローショーのとき、出演者対応だったんですよね)。

 はい、雑用っぽい仕事は抜けられたんですけど、先輩たちがやっているような責任感の

ある仕事までは任せられてなくて(ちょうど、その中間あたりってところですか)。

 そうなんです、先輩たちのヘルプについて、その仕事を目に焼きつけて勉強する日々で

す(なるほど、植物が発芽する前の準備期間のようなものですね)。

 それに加えて、宮前さんや富士くんの力にもなってあげないといけません(あぁ、そう

ですね)。

 2人にとって、私は1番近い先輩にあたるわけですから、なにかと相談事とかにも乗っ

てあげないと(そういう意味で、仕事もアシスタント的なところに留めてくれてるんでし

ょうね)。

 そうですね、2人も私を頼ってくれてますし、一緒に成長していければと思ってます。

「絵里奈、誉、ちょっと来て」

 リーダーからだ、なんでしょう(何か、ミスったとかですか)。

 そんなことないと思います、最近富士くんと2人で組んでませんし(じゃあ、なんでし

ょうね)。

「アンタたちにさ、今のとは別件の仕事をしてもらいたいの。2週間後の4日の土曜日、

アイドル・SSIの新曲リリースのイベント。当初はイベントをする予定はなかったらし

いんだけど、スケジュールが空きそうだから急きょ開くことになったんだって。渋谷のイ

ベントスペースで500人収容の会場、企画もアンタたちで考えて」

 えっ、それって(もしやすると・・・ですか)。

「すいません、それは私が主導でってことでしょうか」

「そうよ、当たり前じゃない」

 きたぁ〜っ、ついにこの日がっ(絵里奈さん、やりましたね)。

「ありがとうございます、頑張ります」

「考えすぎなくていいからね、分かんないことは私でも誰でもいいから聞くように」

「はい、分かりました」

 やった〜っ、今ここでバンザイしたいです(おめでとさんです、パチパチパチ)。

 初めての私が責任者のイベント、力入ります(これまでの努力を認めてもらえたんです

よ)。

 不安もたくさんありますけど、それ以上にワクワクしてくる胸の高鳴りが上です。

「絵里奈さん、おめでとうございます」

「ありがとう、富士くん」

「お役に立てるように動きますんで、なんでも言ってください」

「知らないわよ、バンバンこきつかうから覚悟しといてね」

「えぇ、なんでも来いですよ」

 富士くんも自分のことのように喜んでくれてます、嬉しいかぎりです(それだけ、絵里

奈さんを信頼してくれてるんですよ)。

「絵里奈さん、おめでとうございます」

「ありがとう、宮前さん」

「絶対、成功させてくださいね。お手伝いできることがあれば、なんでも言ってください」

「うん、ありがとうね」

 宮前さんも自分のことのように喜んでくれてます、ホントに良い後輩たちです(同じ分、

絵里奈さんが2人にとって良い先輩ってことですよ)。

 褒めてくださってありがとうございます、このイベントは是が非でも成功させてみせま

すよ(その意気です、絵里奈さん)。


 明日にクライアントとの打ち合わせのアポイントを取り、今日は私たちが受け持つSS

Iと会場の資料集めに動きます。

 夕方頃に富士くんと会場のイベントスペースに下見をしに行き、この日はそのまま直帰

にしました。

 今後について話し合おうと思って、帰りがけに富士くんを誘って洋食店で夕食を摂るこ

とにしました。

「じゃあ、今日は絵里奈さんの独り立ち記念に乾杯しましょう」

「そんな大げさなことじゃないよ、富士くんだってそのうちくるんだから」

 そう言いながら、きっと私は顔がニンマリしていたことでしょう(はい、良い顔してま

すよ)。

「至らない点も多いと思うけど、頑張ろうね」

「いえ、俺の方こそ、迷惑かけちゃいそうですから」

 私はクリームチーズのリゾット、富士くんはシーフードのリゾットをオーダー。それを

食べながら、今後の仕事について話をしました。2人ともアイデアは次から次に出てきて、

かえって絞り込むのが大変なくらいになってしまいます。

 結局、それを基にして、明日から案を練っていくことにしました。

「かなり順調にいきそうですね、難航しそうなくらいだったのに」

「富士くんのおかげだよ、創造性が豊かだから助かる」

「そんなことありません、絵里奈さんは的を得たものばっかりだけど、俺のは数打ちゃ当

たるみたいな感じだし」

「企画なんてそんなものじゃない、ああでもない、こうでもない、試行錯誤して結果シン

プルなのに辿り着くとか」

「そうっすね、それで「俺は一体、何を深く考えてたんだろう」って落ち込むんですよ」

「リーダーが朝言ってた、「考えすぎなくていい」っていうの、実はすごい大事なことなん

だよねぇ」

 そんなことを話しながら、私たちは帰路につきます(お疲れ様です、絵里奈さん)。

 今日はとってもいい一日になりました(うん、そうですね)。

 初めての責任者、当日まで突っ走っていきたいと思います(そのぐらい一直線でいいと

思います、最初は)。

 富士くんとやれるというのもよかったです、彼はAチームの中でも1番自分に近いタイ

プの人なので(確かに、冷静で自分を崩しすぎないタイプですね)。

 話も合うし、一緒にいて自分を保てる、パートナーとして申し分ありません(ずいぶん、

富士のことを近くに感じてるようですね)。

 はい、とっても素敵ですよ、富士くんは(誰かさんの意見と正反対ですね・・・あっ、

誰かさんといえば)。


          ☆


 ジューッ、翌日、ジューッ(翌日の入れるところが違いますよ・・・もう、このツッコ

ミを何回しただろうか)。

 こらっ、愚痴を言うんじゃない(あっ、はい、分かってます)。

 私を主人公にしたからには、最後まで私に着いてきなさいっ(はいっ、お供させていた

だきます、さくらさん)。

 あっ、そうだ、主人公といえば(どうかしましたか、何か引っかかりました)。

 おいっ、このっ、作者っ(どうしたんですか、そんな剣幕で)。

 今回、絵里奈さんばっかりフューチャーしやがって(そういう展開なんだから、仕方な

いでしょう)。

 主役をもっと際立たせなさい、華やかにしなさい、美しくしなさい(だんだん、無理な

要求になってる気がするんですけど)。

 不老不死にさせなさい、永遠に若くいられるようにしなさい(それはそれで、なんだか

生き地獄にも思うんですが・・・・・・)。

 ったくもう、主役の座を乗り換えられるのかと気が気じゃなかったんですよ(あっ、そ

れも良い考えですね)。

 ・・・・・・なっ、なにをっ、そんなの認められるわけないでしょ(いえ、別に私がちょ

ちょいと設定を変えてしまえばいいだけですから)。

 そっ、そんなぁっ、見捨てないでくだせぇっ(どうしようかな〜、絵里奈さんが主役っ

ていうのもアリっちゃアリですし)。

 ダメです、そんなのコメディのレベルが半減しますよっ(さくらさんだと、逆にモータ

ーが稼働しすぎるような気もするんですよね〜)。

 イヤだっ、あんまりだぁっ、私に不備があるんなら言ってくださいよぉっ(・・・・・・

不備なんか、言い出したらキリがないんですけど)。

 ここまできて主役降板なんて前代未聞です、こんな汚点をさらしながら生きてけと言う

んですか、お代官様っ(それも斬新でいいじゃないですか、新しい試みは良いことです)。

 何を冷静に判断してるんですかっ、こちとら一大事ですよっ(そちらにはそうでしょう

けど、あいにく私はさくらさんじゃないんで)。

 それに、さっき、作者さんのことを「お代官様」って言ったんですよ、いつもならツッ

コミを入れてくるところじゃないですか(まぁ、まぁ、いいじゃないですか)。

 何をおっしゃいますかっ、そうやってコンビの絆を深めてきたんじゃないですか(たま

には休みもくださいよ、四六時中さくらさんといると疲れますから)。

 このぉっ、もうつっけんどんな対応しやがってっ(まぁ、どうしてもと言うのなら考え

てもいいですけどね)。

 ・・・・・・くうっ、プライドが許さないっっっ(じゃあ、主役は絵里奈さんに交代っ

ていうことで)。

 待って、待ってくださいっ、分かりましたっ(おやっ、どうかしましたか)。

 ・・・・・・もう何も抵抗いたしません、一晩ならお供します(・・・そんなの、誰も

頼んでませんよ)。

 それで作者さんが満足してくださるのなら、私は涙を流して耐えます(そんな苦痛まで

してもらわなくても・・・だいいち、作者と主人公がそんなことになるなんて、それこそ

前代未聞ですよ)。

 いいんです、これまでのやり取りで作者さんのことはだいぶ近くに感じてますから(い

や、それはさすがに、こちらとしても丁重に断らせてもらうしか・・・・・・)。

 なんですか、そんなに私に魅力がないんですかっ(そういう問題じゃなく、それ以前の

根本的なところで)。

 これが断られたら、もう術がないんですよぉぉ・・・ウエ〜ン、ウエ〜ンッ(あっ、泣

かないでください、さくらさん)。

 もう終わりだよぉ、出られなくなっちゃうよぉ・・・ウエ〜ン、ウエ〜ンッ(そっ、そ

んなっ、本気で降りてもらおうなんて思ってないですよ・・・あわあわあわ)。

 楽しかったのにぃ、作者さんとお別れだよぉ・・・ウエ〜ン、ウエ〜ンッ(グラッ、心

がすごい揺れている・・・・・・)。

 さようなら、大好きな作者さぁんっ・・・ウエ〜ン、ウエ〜ンッ(・・・・・・分かり

ました、さくらさんで続投させていただきます)。

 ウエ〜ン、ウエ〜ン・・・えっ、今なんて(だから、さくらさん主役で今後もいかさせ

ていただきます)。

 ホントですか、私でいいんですかっ(ここまで共に来ましたしね、最後まで頑張りまし

ょう)。

 やった〜っ、ありがとうございますっ、作者さんっ(いえいえ、女性の涙にはかないま

せんから)。

 好きっす、ちょ〜スーパーウルトラグレートミラクルハイパー好きっっっす(そこまで

言われると逆に嘘くさいんすけど)。

 私が65歳だったら、まちがいなく結婚を申し込んでますよっ(えらい微妙な表現・・・

一応、ありがとうと言っておきます)。

 私なりにご期待に添えられるようにしますので、今後ともよろしくお願いします(はい、

こちらこそ・・・って、そういえば、さくらさん)。

 はい、なんでございやしょう、お代官様(お代官様ちゃうっちゅうねん)。

 あ〜、なんて素敵なツッコミ、関東一でございますっ(ものすごいオーソドックスなツ

ッコミなんですけど・・・それに関西弁で言ったのに関東一って表現もあれだし、関東一

はさまぁ〜ずでしょうに)。

 ところで、ご用件の方は何でしょうか(このくだりの冒頭、思い出してもらえませんか)。

 冒頭・・・悟空がドラゴンボールを探す旅に出るってとこですか(それ、ストーリー自

体が違ってる・・・・・・)。

 なんでしたっけ、中味が濃すぎて忘れちゃいました(確か、「翌日」という単語を擬音で

挟んでませんでしたっけ)。

 擬音・・・あっ、「ジューッ」ってやつですかね(そう、それです、それです)。

 それがどうしたんですか・・・あれっ、なんか臭ってくるぞ(ひょっとして、なんか焼

いてませんでした)。

 あぁぁぁっ、焦げてるっ(やっぱり・・・・・・)。

 なんだよ〜、せっかくたまに早起きできたからチャーハン作ったのにぃ(それはそれは、

ご愁傷様です)。

 待てっ、もとはといえばお前のせいだっ(なっ、何を言いますか)。

 お前が主役降板とか言い出すから、チャーハンがそっちのけになったんだ(うぅ・・・

こればっかりは謝るしかなさそうです、すいません)。

 あぁあ、下半分、完全に焦げついちゃってるよぉ(中々、グロテスクになってますねぇ)。

 どうしよう・・・管理人さんにでも持っていきましょうか(食べるわけないでしょ、こ

んなの)。

 大丈夫、おこげって言いますから(無理、無理、無理)。

 うぅう、分かりましたよ、上半分でガマンしますよ(っていうか、上半分ですら危険な

気もするんですけど)。

 ったく・・・モグモグ、あっ、おいしい(問題ないですか、それならよかった)。

 焦げたのが良いスパイスになったのかもしれませんね(ない、ない、ない)。

 あっ、そんなことしてる間に時間がっ(余裕もって起きても、結局こうなるんですね)。

 だから、お前のせいだっつってんだろうが(あれ、言葉遣いが汚いなぁ・・・絵里奈さ

ん、絵里奈さ〜ん)。

 あっ、ダメっ、主役はもう私のものなんだからね(じゃあ、もうちょっと女の子っぽく

いてください)。

 だから、あなた様のせいだと申し上げてるんでございますわ(無理はしなくていいです

から、わざとらしいんで)。

 なんだよ、どうしろっていうのさ(・・・・・・別に、そんな難しいことを言ってるつ

もりはないんですが)。

 もう行きますよっ、ガチャッ、トントコト〜(徒歩以上、早歩き未満のスピードで急ぐ

さくら)。

「あっ、宮前さん、おはようございます」

 その声は管理人さん、またまたまたまた今日もちゃんちゃんこでお掃除中ですね。

「おはようございます、いってきます」

 さくらさん、笑顔で挨拶中。

「いってらっしゃい」

 管理人さん、笑顔を継続中(まさか、さっきのチャーハンを食べさせられようとしてい

たとは知りもせず)。

 そして、さくらさんは通勤開始。



「もう、どぎゃんとなっとるけ(満員電車で戦闘中)」

 どうにも慣れません、この極度の人口密集地帯(頑張って、さくらさん)。

 昨日もぎゅうぎゅう、今日もぎゅうぎゅう、きっと明日もぎゅうぎゅうです(こればっ

かりはどうにもならないんで)。

 この電車、女性専用車両とかできないのかな(あぁ、ですよね)。

 まぁいいや、ここから恒例の作者さんとの交流タ〜イムっ(いつのまに、タイトルコー

ルまでこなすように・・・・・・)。

 さて、今日の話題は何にしましょうか(じゃあ、平和学における安全保障論について話

しましょう)。

 そんな難しいの朝から話したら頭痛くなっちゃうじゃないですか、私が話せないのをわ

ざと挙げてるでしょっ(そんなことないですよ・・・の逆)。

 ダメですよ、もっと主人公にやさしい作者にならないと(じゃ、もっと作者にやさしい

主人公になってくださいよ)。

 ふんっ、そんな要求は呑めねぇな(・・・・・・また、元のあくどさが復活してきてる)。

 話は戻しますが、それじゃあね、ドラマなんてどうでしょう、ドラマとか見ますか(見

ますよ、結構チェックする人です)。

 おぉ、気が合いますね、ちなみに作者さんのベストドラマは(私は「アルジャーノンに

花束を」です)。

 あっ、見てました、見てました、ちょ〜感動しましたよ(最高ですよね〜、あのドラマ)。

 最終回、きっちり泣かせていただきました(そうそう、感動の渦が巻き起こりました・・・

それで、さくらさんのベストドラマは)。

 私ですか、そんな私のことが知りたいんですか(いや、普通に話の流れとして聞いたま

でですが)。

 そうか〜、そこまで言うんなら教えてあ〜げるっ(・・・・・・そんな熱望したつもり

はないんですが)。

 私のベストドラマは「ひとつ屋根の下」でございます、オ〜ホッホッホ(若干、「白鳥麗

子でございます」入ってませんか)。

 あんちゃん最高、あんなあんちゃん欲しいです(そうですね、あれぐらいの熱血漢、今

はいませんからね〜)。

 ちぃ兄ちゃんも格好いいです、小雪姉ちゃんもかわいいです(うん、うん)。

 ちぃ兄ちゃんってさ、福山雅治だから「ちぃ兄ちゃん」なんですよ(言ってる意味がさ

っぱりなんですけど・・・・・・)。

 何言ってるんですか、意味なんかないですよ(やっぱり、言い逃げなんですね)。

 失礼な、逃げてなんかないやいっ(へぇ、もし次やったら痛い目にあわせますよ)。

 げっ、なっ、何をされる気でしょう(そうですね、富士とタッグ組んで何かしましょう

か)。

 やべっ、何されるか、たまったもんじゃないぞ(何しましょうかねぇ)。

 すいませんっ、私が悪ぅござんした(あっ、下手にでてきた)。

 肩でもお揉みします、モミモミ・・・あっ、凝ってますねぇ、社長さん(ふむ、いい心

がけです)。

 ピンポンパンポ〜ン、まもなくぅ(あっ、終点のアナウンスが)。

 じゃあ、今日はこのへんでってことで、バイバイキ〜ン(うまいこと、逃げましたね)。


 

「さくら、おつかい頼んでもいいかな」

「あっ、はい」

 こちらはフロートアップ、Aチームはすでに次のイベントに向けて動き出しています。

 3週間後に山梨で行われます、ワイン展示試飲会を受け持つのです(さくらさん向きの

イベントですね)。

 毎年Aチームが担当している得意先さん、私ももちろん去年参加しました。

 なんといいましても、醍醐味はクライアントからいただけるワインの数々(やっぱ、そ

こなんですね・・・・・・)。

 久々の泊り込みのイベントなので、みんなで深夜までどんちゃん騒ぎでございます(そ

れ、翌日にひびきませんか)。

 去年は新入りの私と富士が先輩たちにつぶされて、本番当日の気分の悪いことったらな

かったですよ(ということは、今年も同じことに)。

 いえ、さくらさんはちゃんと学習してますから(なるほど、問題なしですね)。

 だいじょ〜ブイっ、シャキーン(それ昭和です、さくらさん)。

 あれっ、私って何か忘れてませんか(おつかいを頼まれたんじゃ)。

 あっ、そうだ、紀子姉様いってらっしゃ〜いっ(逆です、逆)。

「富士くん、企画書あがるかな」

「はい、もうすぐ終わります」

 絵里奈さんと富士、アイドルイベントの方で忙しくしてるなぁ(はりきってますからね、

2人とも)。

 おかげで、こっちもいつもより人数少なくて忙しいですよ(あぁ、そうなりますね)。

 しかも、富士がいないから雑用という雑用が全て私のところに降りかかってくるんです、

アーメン(多分、使い方まちがえてますよ)。

 それに、富士との関係も気まずさが残るまんまが続いてて(前の喫茶店のとき以来、特

にといって話してないですしね)。

 どう思ってるんだろう、富士は(うぅん、難しいですね、この関係)。


          ☆


 こんにちは、ここからは再び南絵里奈がお届けします(あっ、こんにちは、絵里奈さん)。

 SSIの新曲リリース記念イベント、富士くんと奮闘しています。2人で話し合いなが

ら作った企画書をクライアントと詰めていき、当日にむけて各所のポイントを進行してい

きます。今回はヒーローショーのように派手な演出もなく、わりと基本になぞらえていけ

ばいいものなので、私たちでもなんとかやれそうな感じ。

「イベント、うまくいきそうですね」

「うん、本番終わってみないと何とも言えないところだけど」

 順調に進んでる祝いで、仕事終わりに富士くんとバーへ飲みに行きました。

 店内は間接照明による柔らかい光のみの雰囲気ある空間が演出されています。

 そのカウンターに隣合わせに座る男女、ドラマの1シーンにでもなりそうかも(いいで

すね、アリ、アリ)。

「いいですね、ここ、なんだか落ち着けます」

「でしょ、私も自分で発掘したお気に入りなの」

「へぇ、会社の人たちと来たりするんですか」

「一緒に来るのは友達ぐらいかな、チームの人たちには教えてないの」

「・・・・・・じゃあ、なんで俺を連れて来てくれたんですか」

「今回ので富士くんには助けてもらってるから、特別に」

「ありがとうございます」

 その日は富士くんと楽しく喋りながら、カクテルを含んでいきました。

 前にも言ったように、彼とは近い部分が多いので一緒にいて話も弾みます。

「富士くん、彼女いたんだよね」

「あぁ、彼女とは別れました」

「別れちゃったの、そうなんだ」

「気持ちのすれ違いって言うんですかね、向こうの気持ちと俺の気持ちに差があって」

「ふぅん、そうなんだ」

 富士くん、別れちゃったのか。まぁ、そんなに乗り気なようにも見えなかったからな。

「絵里奈さん、彼氏はいないんですか」

「いないわよ、痛いところ突くわね」

「お互い様ですよ」

 フフフ、そう私と富士くんはハニカミました(微笑ましい画です、フフフなんて笑い合

えて)。

 なんでですか、普通ですよ(さくらさんなんか、フフフじゃなくてフッフッフって不気

味に笑いますからね)。

 面白いですね、宮前さんって(こうしてる間にも、どこかで笑ってるかもしれませんよ)。

「でも意外ですよ、絵里奈さんに彼氏いないなんて」

「そうでもないよ、仕事的にせわしないし、土日が潰れることも多々あるし」

「俺もそれありますね、やっぱり土日がなくなると会う機会も自然に少なくなりますから」

「うん、そこは悩みどころよね」

「ですね、そこんところ理解のある人でないと」

「それか、同業者と付き合っちゃうとか」

「あぁ・・・そういえば、ウチって社内恋愛ないですよね」

「分からないよ、私たちが知らないだけかもしんないし」

「そう思うと面白いですね、もしかしたら・・・って」

 まぁ、そんなことになったら、先輩たちからからかわれ放題でしょうけど。ウチは和気

あいあいとしてるから、どちらかというと家族みたいなものですし。

「ちなみに、富士くんのタイプってどういう人なの」

「・・・・・・正直、今そこが分からなくなってるんですよね。理想と現実っていうか、

自分が思い描いてる素敵な女性と実際に自分と相性のいい女性って結構違うと思って。今、

そこらへんで自分の中で葛藤してるんです」

「うん、でも最終的には相性のいい人と一緒になる方がいいよね」

「はい、そうですね」

 はっきり言って、私も悩んでるところだったりします(はい、はい)。

 相性のいい異性がいいと分かりつつ、格好いい佇まいや紳士な振る舞いに惹かれたり。

理想と現実、私もまだまだ悟りきれてない部分です(いろんな欲望がありますからねぇ)。



 チュンチュン、チュンチュン(スズメのさえずり)。

 おはようございます、いよいよ私が初責任者のイベントの本番当日を迎えました(おっ、

今日なのですね)。

 朝早くから現場に向かうと、もうスタッフの方の姿もちらほらとあります。富士くんも

少しして着き、残りのスタッフの方々も到着しだいにどんどんと仕事を進めていきます。

「いよいよですね、本番」

「うん、ちょっと緊張してる」

「昨日、寝れましたか」

「実はね、少し寝不足気味だったりする」

「大丈夫ですよ、なんかあったら俺のせいにしてください」

「そんなことしないよ、それに成功させるんだから」

 ジレンマにかられながら、本番に近づいていく時間を感じていきます。

 外にはもうファンの人たちが列を作り、SSIのメンバーも楽屋に入りました。

「絵里奈さん、絵里奈さん」

 あれ、宮前さんだっ(さくらさん、登場)。

「どうしたの、宮前さん」

「見学がてら、お手伝いに来ました。昨日、リーダーから「アンタも行ってきなさい」っ

て言われまして。これ、差し入れ持って来たんで、食べてください」

 ドサッ、どうぞで〜す(さくらの差し入れ、大量の飲料水とお菓子)。

「ありがとう、助かる」

「えへへ・・・来ちゃいましたね、本番」

「うん、本音はね、ドキドキしてるの」

「心配することないですよ、絵里奈さんならおちゃのこさいさいですって」

「ありがと、元気出るよ」

 宮前さんが来てくれて、なんだか明るい気分になれました(そういう効果なら抜群です

からね、さくらさんは)。

 はい、それにいつもよりも笑顔に力ありますし(自分の担当のイベントじゃないから、

気楽なだけですよ)。

「あれっ、何やってんの(富士、登場)」

「あっ、富士くん、宮前さんが差し入れ持って来てくれたよ」

「あぁ、そいつはどうも」

「頑張りなよ、絵里奈さんのために」

「なんで、お前にそれを言われなきゃなんないんだよ(お菓子を1つ頂戴して去っていく)」

 面白いですね、富士くんと宮前さんのかけあいって(無意味な言い争いにも見えますけ

ど)。

 正直うらやましいです、あんなに気兼ねなく言い合える異性がいるのは(まぁ、確かに)。

「頑張ってぇ、絵里奈さん(働く絵里奈さんにエールを送るさくら、それに笑顔で応える

絵里奈さん)」

「もっと動け、富士(働く富士に荒いエールを送るさくら、それに舌打ちで応える富士)」

「・・・・・・うめぇな、これ(雑用を少し任されるぐらいで特にやることがなく、自分

の持って来た差し入れをあさるさくら)」

「おいっ、そこのなまけもの」

「むっ、誰が怠け者だっ(一応、富士は動物のなまけものって意味で言ったんですが・・・

同じようなことか)」

「仕事やるから動け、SSIをリハーサル始めますって呼んでこい」

「なんで、命令口調なのよ・・・これだから、富士はムカつくのよ(捨て台詞とともに去

っていくさくら)」

 リハーサルも問題なく終わり、客入れが始まります。来てくれている人の数の分、この

イベントへの期待があるので気合いも入ります。

 500人収容の会場はすぐにいっぱいになり、あとは本番開始を待つのみ。

「俺、けっこう緊張してきたかもしんないです」

「私も、でも良い感じの緊張だから心配ないよ」

 SSIの事務所の後輩のタレントがMCを務め、いよいよ本番スタート。新曲を最初に

歌って、いきなり会場のボルテージは最高潮。挨拶程度のMCをはさんで、新曲のカップ

リングを披露。長めのMCをはさんで一度クールダウン、そして人気曲を歌ってもらって

再びヒートアップ。その後はプレゼントを兼ねたゲーム大会、最後にまた新曲を歌ってイ

ベントは終了。

 ありきたりな流れですが、王道でいいんです(最初の責任者ですからね、今回は)。

 そういう意味でリーダーも私に任せてると思います、基本から始めていくということで

(なるほど、なるほど)。

「無事に終わりましたね、絵里奈さん」

「喜んでらんないよ、次があるんだから」

 そう、今日のイベントは1時間半のインターバルを置いての2回公演。

 ここは、1回の経験からくる自信があるので、さほどの緊張はありません。なにかしら、

突然なトラブルでもないかぎり、つつがなく終われそうです。


「すいません、すいません」

 SSIのマネージャーさん、どうしたの(なんだか、嫌な雰囲気・・・・・・)。

「実は・・・メンバーが腹痛になりまして、立ってられない状態になってしまったので病

院に行かせることになりました」

 えっ・・・もう、本番15分前なのに。

「それは・・・戻ってこれるんですか」

「分かりません、診断次第というしか・・・・・・」

 腹痛で病院・・・会場はもう満席・・・病院に行っても戻ってくる保障がない(病院に

行ったら、まず間に合いませんしね)。

 どうするの、こういうときにどうすればいいの(焦りを隠せない、絵里奈さん)。

「絵里奈さん、どうしますか(同じく、焦る富士)」

「・・・・・・ちょっと待って、リーダーに電話する」

「・・・・・・(ただ、その状況を見ているしかできないさくら)」

 どうするの、どうするの、どうするの(紀子姉様に電話をかけながらも動揺する絵里奈

さん)。

「もしもし、絵里奈です」

「もしもし、どうしたの(電話の相手、紀子姉様)」

「今、SSIのイベントで2回目の公演が始まる15分前なんですけど、メンバーが腹痛

で病院に向かってしまって。本番にはもちろん間に合わないし、後々でも出れる状態に回

復するかどうかも分からないんです。すいません、どうすればいいでしょうか」

「うん、まずは落ち着いてね。アンタが責任者なんだから、アンタが焦ってちゃダメでし

ょ。それで、残りのメンバーでやることは出来ないの」

「それが・・・彼女がメインで歌ってるんで、メイン抜きでステージでいきなり歌うのは

ちょっと・・・・・・(あぁ、DA PUMPのイベントでISSAがいないみたいなこと

ですか)」

「そうかぁ・・・その子の診断が終わるまで、場をつなぐことは出来ないかな」

「場をつなぐ・・・って、どうすれば」

「なんでもいいのよ、ゲーム大会を前に持ってくるとか、MCを長めにするとかさ。いざ

となったら、企画にないことやってもいいんだから。質問コーナーだろうが、握手会だろ

うが、何でもしなさい」

「・・・・・・はい、やってみます」

「しっかりしなさいよ、アンタの一言でみんなが動くんだからね」

「分かりました、ありがとうございます」

 リーダーの指示の通り、残ったメンバーだけをステージに出し、MCとゲーム大会で時

間をかせぎます。それも付け焼き刃なもので、時間はあっさりと流れていきます。

 ここからは、リーダーとの電話にあった質問コーナーと握手会を急きょ入れ込むことに

しました。

 その途中、病院にいるSSIの事務所スタッフから、腹痛になったメンバーの診断が伝

えられ、心配はないけれど今すぐ戻って歌わせるのは控えたいと言われたので、お客さん

には事情を話し、握手会終わりでそのまま退場という形をとりました。

「絵里奈さん、しょうがないですよ」

 富士くんと宮前さんはそう声をかけてくれましたが、私は自分の中でそれで納得させる

ことはできませんでした。初めての責任者を任されたイベントだったのに、こういう結果

になってしまったことが悔やみきれません。スタッフ側のミスではないので失敗とはいえ

ませんが、決して成功といえることじゃありません。私の思い描いてたような展開にはな

りませんでした、それが悔しいです(元気出してくださいね、絵里奈さん)。

 すいません、今はちょっと普通ではいられそうにないです(はい、察します・・・では、

バトンをタッチすることにします)。



 作者さん経由で絵里奈さんからバトンを受けました、さくらです。

 イベントの撤収作業が終わったのは18時、私も雑用中心にお手伝いをしました。それ

から会社へと戻り、部長へ今日の一連の報告をします。

 その後、打ち上げで近くの居酒屋へ行きましたが、当然パッとせず。絵里奈さんは落ち

込んだまま、富士も気を落としてる様子で、私はなんとか盛り上げようと試みますが焼け

石に水としか(あっ、ことわざ知ってるんですね)。

 知ってますよ、このぐらいなら(ちなみに、意味をどうぞ)。

 焼けた石に水をかける、ってことでしょ(・・・・・・そんな浅くないですから)。

 いいんです、今そんなことは(あっ、これは失礼です)。

「飲みましょう、飲んで酔っ払ったら忘れちゃいますよ」

「うん・・・そうね(口を動かしてるだけの返事)」

 こりゃ、耳に入ってるだけで頭まで行ってないな。

「なんだか、自信なくしそう・・・折角、こんなチャンスもらえたのになぁ」

「ダメですよ、絵里奈さん。こっち側のミスじゃないんだから、気にしないでください」

 おっ、富士が久々の発言。

「2週間、一緒にやってきたから俺には分かってます。絵里奈さんがどんだけ頑張ってき

たか、ちゃんと俺は見てましたから。そんな落ち込むようなことはありません、胸張って

リーダーに報告すればいいんですよ」

「そう・・・かなぁ」

「また、次に責任者をやったときに成功させましょう。今回のこと、見返してやるぐらい

の気持ちでやってやればいいんです。そのときはまた俺をサポートにしてくださいね、絵

里奈さんのために力出しますから」

「富士くん・・・ありがとう」

 絵里奈さんが少し回復した・・・富士の言葉で(まぁ、2週間近くにいたメンバーです

からね)。

 今日、ちょっと手伝いに来た私の言葉とは効果が違うっていうことですか(そういうこ

とですね)。

「宮前の言うとおり、今日は飲みましょう。明日は休みだから、とことん飲んで、とこと

ん酔いましょうよ。酔いつぶれたら、宮前が面倒みてくれますから」

 そうそうそう・・・って、私かいっ(ノリツッコミ、1つ入りました)。

「じゃあ・・・宮前さんにお願いしようかな」

 そうそうそう・・・って、絵里奈さんもかいっ(ノリツッコミ、もう1つ入りました)。

「乾杯しましょう、乾杯っ」

 チ〜ンとグラスが鳴ると、これまでが嘘みたいに2人ともハイピッチで飲みだします。

 私は介抱役なので適度な量しか飲めず、一気に上機嫌になってく2人を冷静に見ていら

れました。これまでの仕事を引き合いに出しながら3人で語っていきましたが、絵里奈さ

んも富士も盛り上がって必要以上に触れ合ったり、見たことないぐらいのとびっきりの笑

顔を見せていました。

 私は・・・それを見てて、胸のあたりがシュンとしぼんでました。何がどうなってなの

かは分かりませんけど、私はこの場にいることが楽しいとは思えませんでした。



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