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悪魔はまだやって来ない

短編のを連載させてもらおうかと……………色々未熟ですが、よろしくおねがいします(^_^;)

土曜の夕方リビングにて俺は…


「あんたってホント最低!!」


バゴッ!!


「アベシ!!」


一つ歳の違う妹に殴られていた


ことの発端は妹の憧れの先輩であるサッカー部のエースでモテモテの藤堂←(俺とはタメ)を殴ったことから始まった


だってさ……あの場合殴るだろ、


昨日のこと学校から帰ろうと下駄箱から靴をとって履くと


訳あって帰宅部です


なんと話し声が聞こえてくるではありませんか!!


藤堂のヤツです、今から部活に行くのか仲間達と話しているみたいです。


「あの話しなんだけど、あれマジか?」


「ああ、あれだろ」


「例の女だろ?」


「てかあのやり方でマジで女が釣れるとは思わなかったぜ」


「ホントホント、てか藤堂さすがだな」

「だから言っただろ落とせるって」


と、言ってどいつもこいつも笑い始めた


「はーマジウケル、後はヤルことヤって協力してくれたお前らにきちんと回してやるからよ」


「お、わかってるねぇ頼むぜ藤堂」






ああ、そうだったんだ


前の晩にやたらと上機嫌に家に帰って来た妹が人の部屋に乱入して来た


「うわっ、タバコ臭っ!!」


人の部屋のドアを開けるなり文句を言い始めた


「なんで、そんなんの吸ってるの!?」


ガラガラと勝手に窓を開け始めた


「おい、高校一年の分際で10時帰りか?この不良娘め」


夜の10時です


「いいじゃん、どうせお父さんもお母さんも仕事で遅いんだし」


と言って、人の話しなんぞ聞いちゃいない







「まだ出てかないのか?」


人の部屋に勝手に入り俺のベットでくつろぎ始めた


「ねぇねぇ、今日いいことあったんだけど聞きたい♪」


そう言い人のベットの上でゴロゴロし始めやがった


ウッゼ〜!!!!

話したいんだろ?

こんな時は聞いてやるのが一番だ

とっとと聞いて自分の部屋に戻ってもらうのが一番だ


「ふ〜ん、で何したの?」


ソファーでくつろぎながらタバコを吸っていた俺はそれを灰皿に押しつけ目の前にいる妹に目を向ける


すると妹はニッと顔を微笑ませ寝ていた体を起こしてベットに座る


「今日、友達と学校帰りに遊びににいったの」


妹は今日起きたことを身振り手振りで話す


要は友達と遊んでいるとタチの悪いナンパ集団が絡んで来て逃げようにも囲まれてしまい困っていると、

一人の男がナンパ集団を追い払ってくれたらしい


「ふ〜ん」


「それがねその人はなんと!うちの高校の藤堂先輩だったの!」


藤堂?……あ、サッカー部のね


「しかも!!あの藤堂先輩が私に今度、デートしようって誘ってくれたの♪」


と、今にも昇天しそうな幸せそうな顔でクッションを抱き締めた


「………ふ、ふ〜ん良かったね」


「もう幸せすぎだよ///」


なんか、悔しいような寂しいような気持ちに俺はなった


自分のノロケ話をして気がすんだのか

もう寝ると言い部屋をでていった







てのが昨夜の話し




「おい」


俺は迷わず目の前の奴等が妹のことを話しているとわかり

藤堂の肩を掴んで呼び止めた


「は?何だよ」


呼び止められた藤堂はうざったそうにおれを睨んで

肩に置かれた手を払った


「テメェ、今の話し本当か?」


「だったら何?お前に関係あんの?」


藤堂は俺の方に体を向け直すと

俺の胸倉を掴んできた


「人の話し盗み聞きしといてさ、いきなりなに?」


お前こそ何だ?ただ呼び止めただけでその喧嘩腰は


「なんかさぁ、あんたの顔気に入らないんだよね」


そりゃどうも


「そんなんどうでもいい、確認のためだ

さっき話してた女って一年の斉藤明香か?」


「だったら何?」


すると藤堂はその整った顔をニヤリとさせて言った


「ふ〜ん、もしかしてあの娘に惚れてるのかな、今の話し聞いてムキになるのは?」


「…………」


「ゴメンね、あの娘今俺に惚れてるみたいだからさ

そうだ、ヤリ飽きたらお前にも回してやろうか?ハハハハ!!!」


そろそろ我慢の限界だ……まぁ、元々我慢する気はないが


「腹いてぇ〜!!あの女もお前もバカみてぇ、お前らもそう思うだ………ろ?」


藤堂は今まで他の奴等が後ろにいるものだと思い話しかけたがしかし返事が帰ってこない


「あ、あれ?」







その頃他の奴等は……


「はぁ、はぁ」


走っていた


「や、ヤベェよアイツ斉藤だよな!?」


「ど、どうする!?顔覚えられてねぇよな!?」

「し、知るか!!とりあえず俺今日帰る!!んで明日も休む!!」


「お、俺も!!」







「な、なんだ?アイツら部活行っちまったのか?」


藤堂は辺りを見回している


「おい」


「あ?」



ドゴッッッッッ!!



「っ!!!」




ズザザザーー


おもっくそ殴ってやった


「な、なにひやがる!!?」


藤堂は何とか起き上がろうとしているが、起き上がれないようだ


「なぁ、お前人の妹をどうするって?」


言いながら藤堂の胸倉を掴み起こす


「ひっ!?」


「次に妹に近付いてみろ、これだけじゃすまさねぇ」


そうとう驚いたのかそれ以上言葉を話さずただ首を縦に振るだけだった。


「さぁ〜てと」


パッ


掴んでいた胸倉を放してあげた


「おい、残りのアホどもの名前とクラス言え」






名前とクラスを聞き出した俺は、撲滅リスト(メモ帳)名前を認め奴等が逃げ去った方角へと猛烈ダッシュした


その後の彼等はご想像におまかせ致します。




そんなことがあって今リビングで倒れています。





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