第三話 同志…絶対服従を誓う
私だ…アリスだ…
前回読んでくれた諸君ならここまでの展開は分かるだろう…
私は今…エミリア(人喰い中)と目が合い「アリスは美味しいの?」と言われた。
だが…私は死なない。
何故なら…一つの国の初代同志なのだ。
どんな困難なことも乗り越えてきた。
私なら生き残れると確信している。
私「エミリア君…少し話し合おうか…」
私は某碇司令官で落ち着いた様子でエミリアに話しかけた。
エミリア「なぁにー…グチャッ」
エミリアは喰べながらアリスの方を向いた。
私「エミリア君は私をどうしたいのかな?」
エミリア「美味しそうだから喰べる!」
私「エミリア君…私は魔族だ…しかも弱い…しかも年齢は100歳を超えている…こんな魔族よりも他の人達を喰べた方が「知ってる…魔族の方がとっても美味しいんだよ!しかも…魔族を喰べると力が強くなるの!」あ…な、なるほど…ご賞味済みで…」
私の言葉を遮ってエミリアがそう言った。
しかも…エミリアの尻尾が激しく動いている。
ま…まだ手はある…うん…
私「なら…お金で手を打とうではないか…」
エミリア「お金?」
私は今まで貯金していた、お金が入っている袋を出した。
袋の中には金ぴかの金貨が大量に入っていた。
私はこれで生き残れると確信しています。
エミリア「これは…どこのお金なの…?」
私は生き残れないことを確信しています。
はい…そりゃ…前の世界の金貨を出してもこの世界では使えませんよね…はい。
いや...まだだ…まだ何か方法があるはず…
私「エミリア君は…何の種族なのかな?」
エミリア「魔族だよ?」
なるほど…この世界の魔族は人間を喰うのか…まて…魔族が魔族を喰う同士喰いもあるのか!
私の異世界ライフはここで幕を閉じるのか…否…まだ諦めるな(n回目)
そうだ!
私はエミリア君の方を向きつつ窓辺にゆっくりと向かった。
私「エミリア君は…私を喰うことでいいのかね?」
エミリア「そうだよ!」
私「そうか…なら「どこに行くの?」え…」
エミリアの声のト-ンは明らかに下がっていた。
私は勘違いをしていた。
昼の時は優しかったが食事中は少し能天気みたいになると思っていた。
だが…本当のエミリアはどうやら…残酷のようだ…
エミリアの周囲に真っ黒の触手が幾つもの現れていた。
私「oh…」
エミリア「逃がさないよ…アリス…あなたを喰べるまで…絶対に逃がさない!」
その直後に真っ黒の複数の触手が私に向かってきた。
私はこの触手は誰がどう見ても不味いと思ったので…
私「逃げる?…ご冗談を…私は絶対に逃げません…絶対にそうですあなたに、否エミリア様に召喚されてきてから私はエミリア様に絶対服従を誓っています。これは嘘偽りのない事実であります!」
私はエミリア様にスライディング土下座ながらそう言った。
エミリア様「絶対服従?本当にあなたが私に絶対服従をするの?」
私「そうですとも!エミリア様の生涯に絶対服従を誓います!」
エミリア様は能天気ではなく…魔王の素質があるようだった。
その後…
私のスライディング土下座と絶対服従のかいあって…何とアリスは生き残ることが出来ました。
てか…私は魔族だけど普通の人間と同じように外見は一緒なのに、この世界の魔族は耳と尻尾なんだ…
私が知っている魔族とは違うみたいだ。
エミリア様「ところで…アリスはどんな魔法が使えるの?」
私「私の使える魔法は一つだけで…創作魔法と言います。この創作魔法は自由に魔法を創ることが出来ますが…その分魔力の消費量が高いので…あまり魔法は創れないです…」
エミリア様「そう…分かったわ」
エミリア様はそう言った。
だが…私は嘘をついた。
それは…創作魔法についてだ。
この創作魔法は私が転生した時の転生特典であり、私のみが使用することが出来る。
しかも…私の魔力量はかなり高いので自由に魔法を創れるし、今までも多くの魔法を創ってきた。
だが…私は言わない。
言わない方がトラブルに巻き込まれる可能性が低くなる。
トラブルには巻き込まれたくないのでね…しかもエミリア様は明らかに人類と敵対している可能性が大いにある。
絶対にこの事をバレてはいけない…フラグではない絶対にバレてはいけない!
続く
小ネタ 黒い触手
私「ところで質問なのですけどエミリア様…もし私があの黒い触手に触れていたらどのようなことになっていたのでしょうか?」
私が畏まりながらエミリア様にそう質問した。
するとエミリア様はイタズラっぽく笑いながらこう答えた。
エミリア様「あの黒い触手は触れたもの全てを溶かす触手…もし触れていたらバラバラにでもなっていたんじゃない(笑)…」
過去の私…ナイス判断(冷や汗)
危うくバラバラになるところだったよ…
それにしても...元初代同志がスライディング土下座からの絶対服従…やっぱり異世界は弱肉強食で厳しい…これから先…生き残れるのかな?
読んでくれてありがとうございます




