目次 次へ 1/14 001 鳥居 鳥居の真ん中は神様が通るのだという。 だからくぐるときは端に寄るのだと教えられた。 「でも神さまって本当におるんかね」 わたしは弟に片方を持たせ、縄跳びの紐をピンと張って鳥居の下にしゃがんだ。 神さまが本当にいるなら転ぶはずだよ。転ばないならいないんだ。 そのとき誰かが通った。 あ、転んだ。 ■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■