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ユニーク賢者物語外伝 〜青き戦鬼の章〜  作者: ハヤテ
第6章 「友」との再会

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第87話 「レクシー・グラント」

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 ストロザイア帝国近衛騎士、レクシー・グラント。


 彼女は幼い頃より、とある事情で第2皇女エレクトラの傍にいた。


 性格は真面目で大人しい方なのだが、彼女の内に秘められた「力」はとても大きく、外部に漏れればかなり()()()()が起きてしまう為、その「力」の秘密は、現在の皇族、つまりヴィンセントやキャロライン、レオナルド、アデレード、そしてエレクトラのみが知っている。


 やがてレクシーは15歳になると、正式な帝国騎士となり、それから間もなくして彼女は、帝国騎士の中でも更に高い地位である「近衛騎士」の試練をクリアした。


 それはとても厳しく、優れた技術や高い身体能力の持ち主でも、クリア出来た者は数年に1人しかいないというが、レクシー自身はその試練を「厳しい」と感じる事はなかったそうで、特に問題なくクリアする事が出来たそうだ。


 あまりの異例の事に、同じ帝国の騎士は疑問に思った。


 何故、15歳に……()()()()()()()()()のレクシーが、近衛騎士の試練をクリアする事が出来たのかと。


 多くの近衛騎士候補だけでなく、帝国に仕える全ての者達がその秘密を暴こうとしたが、誰1人その秘密を知る事が出来ず、結局レクシーについて知ろうとする者はいなくなった。


 それから2年間、彼女は帝国第2皇女エレクトラの傍で、時には騎士として、時にはエレクトラと共にハンターとして、数多くの任務をこなしていった。


 そして現在、


 「はい。私の名は、レクシー・グラント。ストロザイア帝国近衛騎士にして……あなたと同じ、獣人ですよ」


 キャロラインら皇族達だけでなく、ルーセンティアの王女とその騎士、そして、水音ら異世界人と、レナの前で、レクシーは()()()自己紹介した。


 それを聞いて、皇族達と何故か凛咲は落ち着いた表情でいる中、王女イヴリーヌとその騎士2人、そして水音ら勇者達と春風は呆然としていた。特に水音、進、耕、祭、絆、祈の6人は、レクシーが「獣人」だという事実を知って、ショックで顔を真っ青にしていた。当然だろう、彼らもまたストロザイア帝国へと旅立つ前までは、他の勇者達と同じように、


 「『獣人』とは、『邪神』の加護を受けし『悪しき種族』の1つである」


 と、教えられていたのだから、今回彼女の「真実」を知って、皆愕然としたのだ。


 といっても、水音だけは、短い期間ではあるが彼女と共に過ごす内に、彼女が()()()()()()()()()と、なんとなくわかってはいたが。


 (まさか、レクシーさんが『獣人』だったなんて……)


 と、水音が心の中でそう呟く中、レナは変身を解いた。ただし、目の前にいるレクシーと同じように、狐の耳と尻尾はそのままのようだが。


 まぁそれはさて置き、レナが変身を解いた後、彼女の様子がおかしくなったので、水音は「どうしたんだ?」と言わんばかりに首を傾げると、レクシーはレナの傍へと近づいて、


 「ちょっと失礼します」


 と言うと、レナの匂いをクンクンと嗅いだ。


 それに対して、レナが「何?」と尋ねると、


 「なるほど、あなた獣人と妖精のハーフですね?」


 と、レクシーはレナに向かってそう尋ね返したので、それに水音だけでなく周囲の人達までもが「ええぇ!?」と驚きに満ちた声をあげた。


 (う、嘘だろ!? 『獣人』だけじゃなく『妖精』もここで出てくるなんて! 一体この子は何者なんだ!?)


 と、水音がレナをジッと見つめていると、


 「う、うん。あなたの言う通り、私は獣人と妖精のハーフ。純粋な獣人じゃないから……」


 と、レナは怯えながらレクシーに向かってそう言った。


 その言葉を聞いて、


 「大丈夫ですよ。私の知り合いにも、あなたと同じ妖精と獣人のハーフがいますから」


 と、レクシーは穏やかな笑みを浮かべながらそう言い、それを聞いたレナを含めた周囲の人達が、


 『え、マジで!?』


 と驚くと、レクシーは表情を崩さずに話を続ける。


 「というか、あなた狐の獣人ですよね?」


 「ふえ!? う、うん、そうだけど」


 「でしたら、何の問題もありません。元々、狐の獣人というのは妖精と交わる者が多くいますから」


 と、レクシーはそう言うと、最後に「大丈夫です」と付け加えた。


 2人の一連の会話を聞いて、


 (え、待って。それはそれで、ありなのか? ていうか何か色んな事が一度に起こり過ぎて、頭が追いつかないんだけど?)


 と、水音はかなり混乱した。いや、水音だけではない。傍で聞いていた進達も、水音を同じような思いだ。


 そんな状況の中、


 「ごめんなさいね。あなたの大切な存在を貶すような事を言って。レクシーちゃんも、ごめんなさいね」


 と、キャロラインがレナをギュッと抱き締めながら、レナとレクシーに向かって謝罪し、


 「う……うぅ……私も……申し訳……ありません……でした」


 と、レナも震えた声で、キャロラインに抱き締められた状態のままそう謝罪した。


 そんなレナ達を、


 『……』


 水音達は、なんとも言えない表情で見つめていた。

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流れを考えていたら、その日の内に終わらせる事が出来ず、結果1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。

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