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ユニーク賢者物語外伝 〜青き戦鬼の章〜  作者: ハヤテ
第6章 「友」との再会

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第124話 「戦い」の映像・3


 ーーえへへ。ただいま、ハル!


 「「……何アレ?」」


 絶体絶命のピンチを迎えた春風(過去)の前に、颯爽と現れたレナ(過去)。


 そんな彼女を、歩夢と美羽が今にも黒いオーラを吹き出しそうな表情で見ていた中、


 「うーん、我ながらかっこいい登場だよねぇ」


 と、現在のレナが過去のレナを見てウンウンと頷きながら感心し、その言葉に反応したのか、歩夢と美羽がギロリとレナを睨んだので、


 『わー2人共! 落ち着いて落ち着いてぇ!』


 と、水音だけでなく進や鉄雄らクラスメイト達が必死になって2人を宥めた。


 その後……。


 ーーところで、コレってどういう状況なの?


 と、尋ねてきたレナ(過去)に対して……。


 ーーあー、ざっくり言うと、すっごい理不尽な因縁をつけられたうえに、絶賛殺されそうになってます、俺が!


 と、そう答えた春風(過去)を見て、


 「いや、あってはいるけど……!」


 『本当にざっくりだなオイ!』


 と、水音だけでなくクラスメイト達までもがツッコミを入れ、他の人達は「はは……」と盛大に頬を引き攣らせた。


 ところが、その後「アイツがリーダーって事で良いのかな?」と再び尋ねてきたレナ(過去)に対して、


 ーーああ、あのおっさんがリーダーのギデオン・シンクレア。断罪官の大隊長だそうだ。そして……グラシアさんを殺した男でもある。


 と、春風(過去)がそう答えたので、それを聞いた水音達は「え?」とすぐに表情が変わって一斉にグラシアを見ると、


 「そうです。17年前、例の『予言』……いえ、『未来』を語った後、私はギデオン・シンクレアに殺されたのです」


 と、グラシアは表情を暗くしながらそう答えた。


 その答えを聞いて、


 「そ、そうだったんですか!」


 「という事は、この戦いは自分が生き残る為とアメリアさん達を守る為の戦いであると同時に……!」


 「グラシアさんの敵討ちでもあったんだ!」


 と、水音らクラスメイト達は「なんてこった!」と言わんばかりにそう叫んだ後、


 『おのれギデオン、許すまじ!』


 と、一斉にギデオン(過去)を睨みつけた。


 その後、レナ(過去)はギデオン(過去)ら断罪官を前に、市役所で見せた狐の獣人の姿に変身し……。


 ーー私のこの「姿」、どうかな?


 と、春風(過去)に向かって恐る恐る尋ねたので、


 ーースッゲェ綺麗です!


 と、春風(過去)は真っ直ぐレナを見てビシッと親指を立てながらそう答えた。


 その答えを聞いて……。


 ーーありがとう、ハル!


 と、レナ(過去)は目に涙を浮かべながら、笑顔でそう言った。


 それを見た水音達はというと、


 「は、春風。随分とハッキリ答えたね」


 「あいつ、ああいうのが好きなのか?」


 「後で直接本人に聞いてみない?」


 『賛成!』


 と、何やら変な方向に話がまとまった。


 一方、


 「えへへ。あの時は本当に嬉しかったなぁ」


 と、顔を真っ赤にしながら喜ぶレナに対して、


 「私も……獣耳と尻尾つけようかな……」


 「あ、やるなら教えて。私も一緒にやるから」


 と、歩夢と美羽はしょんぼりとした表情でそう言った。


 まぁそれはさておき、その後……。


 ーー馬鹿な! なんで獣人がここに!?


 と言ってきた隊員達(過去)に対して、


 ーーそう、私は獣人、レナ・ヒューズ! お前達が崇める神々によって「悪しき邪神」へと貶められた、「月光と牙の神ループス」の加護を受けし者! この爪に引き裂かれる覚悟があるなら、かかって来なさい!


 と、レナ(過去)は胸を張りながら彼らに向かってそう名乗った。


 その名乗りを聞いて、水音達が「か、かっこいい!」と感心していると……。


 ーーふ、ふはは、ふははははは! 素晴らしい! なんと素晴らしい事か! これはまさに「神の導き」という奴ではないか!


 と、ギデオン(過去)が凶悪な笑みを浮かべながら声高々にそう叫んだので……。


 ーーう、うわぁ、何この人?


 と、春風(過去)とレナ(過去)は2人してドン引きした。


 当然、


 『うわぁ、何あの人?』


 それは、水音達も同様だった。


 そんな水音達を他所に……。


 ーー隊員達よ、手を出すなよ! この「少女顔」と「悪しき種族」は私が討伐する。お前達は「裏切り者」と「異端者」を討伐せよ!


 と、ギデオン(過去)は隊員達(過去)にそう命令すると、春風(過去)とレナ(過去)に向かって突撃した。


 ただ、突撃する前、


 ーーおい、今、俺を見て「少女顔」って言ったのか!? おい、おっさん! 俺を無視すんな!


 と、春風(過去)がかなりブチ切れていたので、


 『いや、ブチ切れてる場合じゃないだろ!?』


 と、水音達は春風(過去)に向かってそうツッコミを入れた。

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