表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者物語外伝 〜青き戦鬼の章〜  作者: ハヤテ
第6章 「友」との再会

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

124/186

第123話 「戦い」の映像・2


 ーーふん、参ったか!


 と、春風(過去)はそう言うと、動かなくなったルーク(過去)を隊員達(過去)へと蹴り飛ばした。


 それを見て、


 (ああ、春風! 幾ら敵とはいえそんなぞんざいに……!)


 と、水音が「ちょっと待てい!」と言わんばかりに手を伸ばしていると……。


 ーー貴様、よくもやってくれたな!


 と、ギデオン(過去)が春風に向かってそう言ってきた。


 そしてそんな彼の手はというと、全身傷だらけになっているアメリア(過去)の首を掴んでいたので、


 「ああ、アメリアさん!」


 「酷い! 女の人をあんなに傷だらけにするなんて!」


 と、それを見た進や祭らクラスメイト達が、ギデオンに対して怒りをあらわにした。


 その後、なんとかアメリア(過去)を救出した春風(過去)達。


 そして……。


 ーーだ、駄目だ、ハル君。君では、大隊長には勝てない……。


 と、アメリア(過去)がそう言ってギデオン(過去)と対峙する春風(過去)を止めようとしたが、彼はそれを無視してディック(過去)に新しい矢を与えると……。


 ーーアイツは……俺が相手をする。


 と、真っ直ぐギデオン(過去)を睨みながらそう言った。


 その言葉に水達がゴクリと唾を飲む中……。


 ーー良いだろう! ならば、まずはルークと隊員達を傷付けた貴様から葬ってくれる!


 と、怒りの形相で言い放ったギデオン(過去)に対し……。


 ーーやれるもんならやってみろ、おっさん!


 と、春風(過去)もギデオン(過去)に向かってそう言い返した。


 その言葉を聞いて、


 (は、春風! あのルークって奴に言ってた時は聞き間違いかと思ったけど、『おっさん』ってそんな乱暴な!)


 と、水音は心の中でそう言いながら表情が固まってしまい、


 「す、スゲェ! なんかこうして見てみると雪村がヒーローっぽいんだけど!」


 「「「うんうん!」」」


 と、進、耕、鉄雄、恵樹は「ヒーロー」に憧れる幼い少年のような表情を浮かべ、


 「ふ、フーちゃん……」


 「春風君……」

 

 「もう、春風ったら……」


 歩夢、美羽、そして何故かレナの3人はポッと顔を真っ赤にさせ、


 「キャアアア! ちょっと聞いた!? 春風ちゃんったら、歴代最強の大隊長さんを『おっさん』って呼んだわよ! 凄くない!?」


 と、キャロラインは興奮した様子で周囲の人達に向かってそう尋ねていた。


 それから少しして、春風(過去)とギデオン(過去)の戦いが始まった。


 春風(過去)は、風、炎、土属性の強化魔術を自身にかけると、ギデオン(過去)に向かって突撃した。


 そして、自身の武器である杖に魔力を込めると、それをギデオン(過去)目掛けて振り下ろしたが、彼はその攻撃を涼しい表情で弾き、春風(過去)を吹っ飛ばしたが、それでも攻撃を止める事はなく、春風(過去)はまた杖に魔力を纏わせて、ギデオン(過去)に向かって連続攻撃を繰り出した。


 そんな春風(過去)の戦いぶりを見て、


 「スゲェ! スゲェぜ雪村ぁ!」


 「うん! あのギデオンって人を相手に凄い戦いっぷりだね!」


 「あ、待って! 雪村君の杖から何か出てきたよ!」


 「あれは……鎌かな?」


 「ああ、めっちゃ隊員達から『卑怯者』呼ばわりされてるし……」


 と、進をはじめとしたクラスメイト達はそう感心した。


 ところが、


 「あ! 隊員達が、雪村君に!」


 と、恵樹が隊員達(過去)が春風に突撃したのに気付いて驚きの声をあげ、


 『何ぃ!?』


 と、水音達が一斉にそう反応した。


 当然、春風(過去)もそれに気付いてその場から動こうとしたが……。


 ーーさせんわ!


 と、ギデオン(過去)はそう言って春風の頭部をガシッと掴み、更に春風の右足まで踏んで動けなくしたのだ。


 それを見て、


 「あ、酷い!」


 「ズリィぞ、ギデオン・シンクレア!」


 と、クラスメイト達は口々にギデオン(過去)を罵ったが……。


 ーー今だ! やれ!


 勿論、そんなものが届く訳がなく、ギデオン(過去)は隊員達(過去)にそう命令した。


 そして……。


 ーー覚悟ぉおおおおおっ!


 その内の1人が春風(過去)に向かって槍を構えながらそう叫び、


 『あ、あぶなぁあああああああいっ!』


 と、クラスメイト達がそう悲鳴をあげた、まさにその時……。


 ーー「覚悟」じゃなぁあああああああいっ!


 指名依頼に行ってた筈のレナが登場し、槍を構えた隊員(過去)をキックで吹っ飛ばした。


 その光景にクラスメイト達が、


 『え? え?』


 と、惚けている中……。


 ーー……れ、レナ?


 と、春風(過去)がレナ(過去)の名前を呼び……。


 ーーえへへ。ただいま、ハル!


 と、レナ(過去)はそれに笑顔で応えた。


 それを見て、


 「「……何アレ?」」


 歩夢と美羽の瞳から光が消えた。


 


 


 


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ