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パパはテイマー!  作者: sei.A
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8/69

結局、初志貫徹?

取り敢えず、8話目!

やる事と、ステータス整理!

噴水広場のベンチに腰をかける。

青空が広がり、心地よい風が吹き抜ける。


「あー、疲れました」


溜息と共に吐き出される言葉。


さてと、少し休憩しましょう。ガインさん達は狼達のご飯を毟ってるでしょうし、狼達も明々後日までは動けません。ゲームとは、忙しい物なんですね。あー、だから「疲れたー」って言うんですね。謎が解けました。ゲーマーと言うのも大変なんですね…


しかし、清史郎からの贈り物ですか…

ん?贈り物?ん?狼に贈り物の文化が…嘘でしょ?あるの?


「ツノウサギさん、日頃美味しく頂いてます。これ、お歳暮です。つまらないものですが、来年も宜しくお願いします」

「これはこれは、ありがとうございます。来年も美味しくなれる様に頑張っていきますよ!」


無い無い!あってはいけない!何この茶番!ある訳ないでしょう!もしかしてあるの?やっぱりハム?ハムですよねー!


さて、妄想は置いておきましょう。喫緊の問題は完了しましたが、まだ諸々あるんですよねぇ。整理しておきましょう。レベルを上げないと椿さんに怒られますしね。取り敢えず、システムを蔑ろにしたところからですかね。システムに人格があったら拗ねられそうな対応でしたし。この辺りはチュートリアルで習ったので問題無いんですけど、チュートリアル役に立たなさすぎじゃ無いですか?それにしても、あれから一切音沙汰ないんですよねぇ…


「システムさん?」


システム:………


あら、応答がありませんね。拗ねられましたかね?こう、だらだら流れて来ると聞いたんですけど?


「システムさん、すいませんでした。火急の用がありまして、聞くことができなかったのです。許してください」


システム:………


取り敢えず謝ってみましたが、まあ、こんなもんですよね。システムですもんね。事務的に処理されるものらしいですから、また流れてくるでしょう。確認しない奴が悪い的な感じですかね?


システム:謝罪を受け入れます。


わーお、謝罪を受け取られましたよ。人格あるんですかね?最新のゲームはこんな感じなんですか?いきなり近未来感が出て来ましたよ!


「ありがとうございます。私は、清史郎と言いますが、システムさんは名前とかあったりします?」


自己紹介は大事ですよね。円滑にコミュニケーションを取る為にはね。


システム:私はストレンジャー個人対応システムAI10000です。


あー、シリアルなんたら10000だからですかね?


「もしかして、音声出せたりします?」


システム:オンセイ サポート ニ キリカエ シマシタ。


できちゃうんですね。最早映画の世界!未来から来てたりしないですよね?


「システムさんって何か他人みたいな呼び方なんで、名前を贈ってもよろしいでしょうか?」

『ステキ ナ ナマエ ヲ キボウ シマス セイシロウ』


この世界、呼び捨てられる事多いですね。アメリカナイズ的なものなんですかね?別にかまいませんけど。音声は、電子音ですね。凄く聞き取りにくいです。しかし素敵な名前ですかー、ハードル上げてきますねぇ。声からして女性ですかね?高いですし。女性の名前ですか?んー。我が家の女性人は花の名前ですし、花の名前から名付けましょう。


「そうですね。あなたは、今日から桜です!」

『呼称確認。私は桜!桜ね!よろしく清史郎!』


急に感情豊かに喋り出すとか、余程名前が気に入ったんですかね?手が込んでますねこのゲーム。


「では桜さん、報告をお願いしてもよろしいですか?」

『桜でお願い、清史郎!』


呼び捨てを強要されました。運営は、何を考えてるんですかね?


「桜、報告を頼みます」

『了解、清史郎!テイマーになったから基礎ステータスが上がってるわ。後はジョブ専用スキルが追加されたってところね。もう、使ったからわかってるとは思うけど!』

「なるほど。では、ステータス確認しますか!ステータスオープン」


慣れませんね。カッコいいポーズをとりそうになりますよ。必要ないんですけどね。もう、いっその事とってしまうのもありですかね。


名前:清史郎

種族:人族

LV:1

ジョブ テイマー:LV1

HP:10/10 → 20/20

MP:10/10 → 8/30


STR:10(1) → 12(1)

VIT:10(1) → 12(1)

AGI:10(3) → 13(3)

INT:10(1) → 20(1)

DEX:10(1) → 15(1)

LUK:20(1) → 23(1)


空腹値:69/100


装備欄


チュートリアル用片手剣(ATK2)

チュートリアル用シャツ(DEF2)

チュートリアルズボン(DEF2)

チュートリアルサンダル(AGI2)


アクセサリー

1:初心者アイテムポーチ

2:シリアルナンバーAW10000記念アイテムポーチ

3:チュートリアルリング


スキル

生活魔法:LV1

テイム:LV1


所持金:1600リム


称号

シリアルナンバーAW10000記念者(LUK +10)


アイテム:薬草×1

石ころ×1

     初心者ポーション×5

ギルドカード(テイマーFランク)


「上がっていますね。よくわかりませんが、強くなったって事ですかね?」

『その認識で良いわよ!』


モンスターも倒していませんし、数字を上げられてもわかりませんよね。ゲーマーさん達ならいざ知らず。MPと満腹度も減ってますね。あれだけ行ったり来たりしてればお腹も減りますか。今日は、現実世界のお昼は食べ損ねですね。用意も出来ませんでしたし。椿さん達は夜まで戻りそうもないですから平気なんですけどね。やり出したら長いですからねぇ。


「他にありますか?桜」

『ないわよ』

「桜、冒険者ギルドでガインさんがお酒を飲んでたんですが、200リムの。他の物価はどのくらいかわかりますか?」

『ファスティアの200リムのお酒は、ドワーフの涙よ。最底辺のお酒になるわね』


ドワーフですか。髭が生えたずんぐりむっくりの酒好きの鍛冶屋さんですよね。知ってますよ、それくらい。映画で観ましたから。でも、ドワーフの女性って出て来ませんよね?同じ感じですかね?ガインさん、貧乏なんですかね?ドワーフの涙の涙はどこからきたんですかね。ドワーフが泣くほど美味いって事ですかね?


「ドワーフの涙ですか?」

『そうよ。鍛冶で生計を建てられない貧乏ドワーフの為の飲み物よ』

「世知辛いですね!」


ファンタジーカムバック!急に世知辛い現実がっ!


『ドワーフから酒と鍛冶とったら何も残らないから仕方ないわね、そんなネーミングになったのは。彼らのアイデンティティですもの。蒸留酒の原始的なやつよ!』

「それは仕方ない?ですかね。お金の価値を分かり易く教えて貰えますか?」

『清史郎の世界と変わらないわよ。1リム=1円で問題ないわよ。リムは通貨単位よ。需要と供給で変わるし、情勢なんかでも変わるわよ』

「Another worldsが情勢不安になると円が買われると?」

『考え方は間違ってないけど、ないわよっ!』


何とも現実的ですね。いや、当たり前なのかも知れませんね。ゲームと言う認識ではダメそうですね。ツノウサギの肉の件で()のあたりにしましたしね。

というか、旅立ちの資金が中学生のお小遣い程度とか、ケチリ過ぎでしょう?大の大人が3,000円で何しろと?駄菓子屋で大人買いくらいですよ楽しめるのは!因みに我が家のお小遣いは年俸制です。椿さんは60,000円です。月5,000円ですね。撫子さんは、自分のお金をなぜか持っているので大丈夫との事。働いて無いのに…

はぁー、民事再生法待った無しですよ、このままでは。取り敢えず金策って事になりますか…

やはり、先立つものを手に入れる為に冒険者になるしかありませんね。

安全にログアウトするにも宿に泊まらなけばならないそうですし。チュートリアルで習いましたからね。これからの予定は冒険者登録と金策ですね。字面だけだとファンタジー要素が皆無ですね。レベルを上げる事も足しておきましょう。多少のファンタジー感に期待してね。結局は最初の予定と変わり無しですか…取り敢えず、ガインさんとマリーさんに今後を踏まえ、相談することにしますか。色々やれそうですし…狼達も養わなければなりませんからね!何せ主ですから!取り敢えず就職!就職はしましたか。テイマーとのダブルワークと言う事で!初志貫徹ですよね?少し違いますかね?



「さて、行きますか!」



清史郎は重い腰を上げる。当初の目的へと歩を進める為に。


いざ就職!ダブルワーク!



清史郎の足取りは重い…













まだ、イジイジするよ!

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