表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パパはテイマー!  作者: sei.A
4/69

清史郎、無職と気付く!

4話目!

大筋はこんなもんで如何が?

誤字脱字は、これから直すとこ!

セーブ的なやつだー!

まだ、イジイジするから、ボチボチ見たらええんやで。

システム:シリアルナンバーAW10000記念者の称号が授与されました。基本ステータスLUKが+10されます。


視界の端に文字が流れてますね。シリアルナンバーAW10000記念者とやらで優遇されたみたいですね。切り番とやらですね。後で確認しましょうか。それにしても拉致されて、捨てられた気分ですね。

さて、右も左もわかりませんし、取り敢えずベンチにでも座ってやる事でも考えましょうか。


噴水周りに並ぶベンチに腰掛ける。


というか、本当にゲームなんでしょうか?風が当たる感覚や、匂いも現実と変わりませんね。世の中ここまで来ていましたか!これは撫子さん達が喜ぶはずです。


「あっ、営業本部長が言ってましたね。終了証書出さないと」


メディスンバッグに入れたはず、どこに入れましたかね。なんてね!チュートリアルを受けた私に死角など有りませんよ!メディスンバッグに触れてと!はい、出ました、私の目の前に半透明なプレート。これで見るんでしたね。おっ、チュートリアルで取った草と石も入ってますね。草は薬草と言うものでしたよ。石は石ころでしたけどっ!さて、終了証書をタッチ!まあ、念じても飛び出して来るんですけどね。


目の前に終了証書が浮かび、光の粒子へと変わる。


綺麗ですねぇ。終了証書無くなってしまうんですかね。2時間もかけて貰ったものなんですが...


光の粒子が、清史郎の左子指へと向かう。


どうなるんでしょう?まさか、赤い糸とかですかね?もう繋がってるので無駄ですよ。撫子さんに繋がってますし。


光の消えた先には木でできた飾り気のない指輪が嵌っていた。


システム:終了証書消失。チュートリアルリングを取得。ステータスが+オール1されました。


システムは、お知らせ機能のようです。おや、指輪になりましたね。しかもピンキーリングです。これがチュートリアルリングなんですねぇ。普段アクセサリーなんて付けませんが、ゲームの中くらいは良いでしょう。これが装備品と言うやつですかね?こんな時は、


「ステータスオープン!」


どうです?ゲーマーっぽいでしょ!もう初心者には見えないはずっ!カッコいいポーズとかしなくても出せるんですよ、知ってました?30分ほどカッコいいポーズをダメ出しされながら練習したんですよ!最後に「ポーズは、必要ないけどねー」って言われましたよ。がっくりきますよね。というわけで、私のステータスです。


名前:清史郎

種族:人族

LV:1

ジョブ:無職

HP:10/10

MP:10/10


STR:10(1)

VIT:10(1)

AGI:10(3)

INT:10(1)

DEX:10(1)

LUK:20(1)


空腹値:100/100


装備欄


チュートリアル用片手剣(ATK2)

チュートリアル用シャツ(DEF2)

チュートリアルズボン(DEF2)

チュートリアルサンダル(AGI2)


アクセサリー

1:初心者アイテムポーチ

2:シリアルナンバーAW10000記念アイテムポーチ

3:チュートリアルリング(ステータスオール+1)


スキル

生活魔法:LV1


称号

シリアルナンバーAW10000記念者(LUK+10)


はい、チュートリアルリングですね。アクセサリーになるそうですよ。能力値と言うのに全て+1されてますね。お得ですね。システムさんも言ってましたしね。AGIが3なのは、サンダルのおかげみたいですね。武器や防具は、別換算なんですよ。「強いのもっときゃいいのよ!」「装備できるなら、好きなだけしちゃいなよ」だそうです。種族:人族は、満遍なく程々の初期値と言う話でした。綺麗に10です!シリアルナンバーAW10000記念者の称号でLUKが+10されてますね。称号は、営業本部長の話忘れか、サプライズですね。前者でしょうけど。あと、チュートリアルを受けると、初心者用からチュートリアル用に装備が変わるそうです。「毛の先ほど上がるだけだけどなー」とのことです。それと初心者・チュートリアル装備は壊れたりしないそうですよ!「裸でうろつかれたらたまらんしな!綺麗な女性ならゲヘヘ」だそうです。あのチュートリアル大丈夫ですかね?深夜のテンションで作りました!みたいな感じの仕上がりでしたよ。実際そうなんでしょうけど。

しかし無職ですか。無職って表示されると落ち込みますね。これは早急に職に就かねば。働かねば食えませんからね。空腹値があるそうですし、気をつけて行きましょう。初めは一応満腹スタートですよ。食べてないのに満腹もくそもありませんけど。おっと、失礼!下品でしたね。因みに10を下回るとステータス欄に空腹が付いて、お腹が鳴るそうです。ついでに、ステータスが半減するそうですよ。


さて、取り敢えずの目標は就職に決定ですね!

ゲームなのに就活とか、笑えますよね。Another worldsにもハローワークはあるんですかね?私は行ったことないですけど。


というか、先程から目の前に突然人が現れますね。頭の上に名前があるので私と同じなんでしょうね。もう、撫子さん達は先に進んでしまったったのでしょうか?進んだんでしょうねぇ。知ってましたよ。待っててくれるわけ無いですよね。進んでるに決まってます。

まあ、のんびり行きましょうか。初心者ですしね!


取り敢えずぶらぶら歩いてみたものの、町の名前すらわからないんですよね。笑えますよね。大人の迷子ですよ。そして人生の迷子!小説のネタも迷子ですよっ!やかましわっ!どこか店に入って聞いてみましょうか?さて、どこにしましょうかねぇ?おっ、ここなんてどうでしょう?


紙にナイフの刺さった看板。石造りの一階建ての建物。西部劇の様なバタンバタン音のなる扉を潜る。バタンバタン!


やっぱり鳴りますよね。皆の目線が辛いです。うるさくしてすいません。お店なんでしょうか?強面の人達で溢れてますけど。あっ、アルコールの匂いですね。お酒あるんですね。お金を稼いだら頼んでみましょうかね。さて、受付みたいなところで聞いてみますか。


「すいません。初めてこの世界へ来たのですが、右も左もわかりませんので御教授いただきたいのですが、よろしいでしょうか?」

「ストレンジャーの方ですね。今日は沢山いらっしゃいますね。何もわからない人は初めてですけど」ふふっ


笑われてしまいましたね。ストレンジャーとは、私達プレイヤーの事ですよ。チュートリアルを受けたので知ってます。何も知らないストレンジャーは、私だけ!


「えーとですね。この町は何という名前ですか?」

「ファスティアですよ。ストレンジャーさん」


名乗るのを忘れていましたね。これは、礼を失しました。


「失礼しました。私、清史郎と言います。よろしくお願いします」

「これはご丁寧に。ここはファスティア冒険者ギルドです。私は受付のマリー=ゴールドバーグです。マリーと呼んでください」


町の名前はファスティア。ここは冒険者ギルドだそうです!冒険者になって依頼を受けてお金を稼ぐところでしたね。チュートリアルで教えてもらいましたよ!私にもなれますかね?


「ここが噂の冒険者ギルドでしたか。初めて訪れました」

「ふふふっ。面白い人ですね。他のストレンジャーさんは、急いで登録して出て行きましたよ。のんびりしてて良いんですか?」


何で急いでいるんですかね。わかりかねます。ゲーマーさんには大事な事なんですかね?


「かまいませんよ。急ぐ旅でもありませんし。ところで、私にもなれますかね、冒険者に?」

「なれま「なれるわけねぇだろっ、こんなガキが!」


迫力ありますね。イカツイ鎧に大きな剣。机には兜に盾ですか。力持ちですね。そしてガキ扱いされましたよ、この歳で!高校生の娘が居るんですよ?


「ガインさん失礼ですよっ!」

「誰に文句言ってんだマリー!俺はCランク冒険者のガイン様だぞ!」

「まったくもう!気にしないでね清史郎君」


Cランクって凄いんですかね?本人が言うくらいですから、ここでは凄いんでしょうね。君付けで呼ばれましたよ。久しぶりの感覚です。いつ以来ですかねぇ...


「カッコいいですね。凄い強そうです。その鎧、大きな剣!使い込まれた盾と兜!それに歴戦の猛者の様な風格。ガインさんのような高名な冒険者、憧れますね」

「お、おう!わかってんじゃねぇか!」


流れが変わりましたね。本当は、優しい人なんですかね?


「一目でわかりましたよ!私はどうしたら良いのでしょう、ガインさん?」

「おめぇ、ジョブは?」


それ聞きます?


「無職です。恥ずかしながら」


いやー、撫子さん達に見られたら死ねますよ、これ!


「そりゃあおめぇ、冒険者とかの問題じゃねぇぞ!ジョブに就かねぇと話にならんだろぅ!」

「冒険者はジョブじゃないんですか?」

「馬鹿かてめぇ、ジョブっつーのは、剣士だとか魔法使いとかだ!」


ジョブと職は別だったー!なるほど、ジョブに就いてから来いということですね。それは注意されますね。為になります。


「すいません、ガインさんにお酒を頼みます。支払いは私で!」

「はいはい、200リムよ、次からはあっちの人に言うのよ。今回は私が聞くけど」


小さいポーチから200リム取り出して机に置く。


「おっ、わかってるじゃねぇか!えー、「清史郎です」清史郎ぅ!」


グビグビ飲んでますね。美味いんでしょうか?機会が有れば飲んでみましょう!さて、続きを。


「私にオススメのジョブとかありませんか、ガインさん」

「お前ぇ1人で冒険者やんのか?」


おや、1人だとダメなんですかね?


「そうですね、基本的に私1人になりますね」

「んじゃ、サモナーかテイマーだな。剣士とか戦士でもいいんだけどな、魔法しか効かねぇ野郎もいっからなぁ」


サモナー?テイマー?謎のジョブが出てきましたよ。ワクワクしますね。魔法しか効かない野郎?相手は何者なんでしょう?私に冒険者勤まりますかね?


「ぷへぇー、効くなー!」

「サモナー?テイマー?ですか?どんなジョブなんでしょうガインさん?」

「おいー、バリバリの素人だな清史郎ぅ!サモナーは、魔法でモンスターを呼び出して戦うんだよぉ。んで、テイマーは自分で捕まえてきて戦うんだよ。ちっ、もう空かよっ」


飲むの早いですね。追加行きましょう。

手と声を張り上げてね。机の上に200リム置いておきましょう。


「すいませーん。ガインさんにお替りお願いしまーす!」

「はぁーい!」

「いいのかぁ?まあ、いただくけどなぁ」


ちょっと遠慮するんですね。そして結局いだだくんですね。見てて飽きませんね。


「良いですよ。教えてもらってるんですから。授業料ですよ」

「清史郎ぅ、おめぇ話のわかる奴だなぁ!おめぇは素人だからテイマーにしとけっ!サモナーは、魔力の管理が難かしいかんなぁ」


テイマーですか。1人は寂しいですし、モンスターで気が紛れるかもしれませんね。自分で捕まえてみましょうか?そうしましょう。魔力の管理とかよくわかりませんしね。寧ろ魔力とは何ぞ?


「ガインさんの言う通りテイマーにします。テイマーになるにはどうしたら良いんでしょう?」

「ん?テイマーズギルドってのがあってなぁ。このギルド出たら右向いて真っ直ぐいきゃ、狼の絵のついた看板があらぁ。そこに行って聞きゃあいい」


テイマーズギルドですか。よし、善は急げですね。


「ありがとうございましたガインさん。テイマーになりに行ってきます」

「おう、頑張れよっ!モンスター捕まえたら、またここに来いやぁ」


優しい人ですね。強面ですけど。


「はい、わかりました。ではまた!」


バタンバタンと扉がなり、外へと出る。


右向いて真っ直ぐでしたね。というか、みんなどうやってジョブに就いたんでしょう?早すぎません?これがゲーマーと初心者の差なんですかね?


冒険者ギルドの前は大通り。簡素な屋台やしっかりとした店舗など、目を引くものが多い。大通りは馬車が走り、人が溢れ、石畳が敷かれそれなりの文明度を見せている。


これはこれは、凄いですね。これがゲームとは、最早異世界ですよね。普通に私達とは違う文明があるわけですから。ゲームってこういうもんなんですねぇ。


屋台や人を眺めつつ、異国情緒溢れる大通りを歩く。噴水の広場を通り過ぎなお歩く。真っ直ぐ続く道は、槍を持った人の所で土の道へと変わっている。


おや、町の端まで来てしまいましたか?はて、見過ごしましたかね?また、迷子です。

丁度良いですし、槍の人に開いてみましょう。


「すいません、道を尋ねたいのですが?」

「ストレンジャーだな。どこへ行きたいんだ?」


ストレンジャーは迷子が多いんでしょうか?また、自己紹介を忘れてましたか。いけませんねぇこんな事では!


「ストレンジャーの清史郎と言います。テイマーズギルドを探しているのですが」


驚いた顔をする槍の人。


何かおかしな事言いましたかね?


「ああ、すまない清史郎と言ったか?ストレンジャーに自己紹介されたのが初めてでな。テイマーズギルドは、大通りを少し戻った所だ。左手にある」


通り過ぎてしまいましたね。風景に気を取られ過ぎていたみたいだす。お登りさん状態ですから仕方ありませんよね?


「丁寧にありがとうございます。助かります」

「おう、気を付けてな!」


槍の人に手を振られ、お辞儀をしたので出発ですね。次は大丈夫でしょう!


歩きだし、2、3分。


ありましたね。狼の絵の看板。さて、無職からオサラバしますか!


狼の絵の看板がぶら下げられた、石造りの二階建ての建物。やや獣臭のする大きな建物。その扉を開き中へ入る。ここで、清史郎の無職が終わるはず!



「ようこそ!テイマーズギルドへ!」






筆が走りました。

こうね。ギューンとね。

イジイジは、やめない!

絶対に!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ