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パパはテイマー!  作者: sei.A
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10/69

あーだ、こーだ!

10話目!

草原へ

大通りを歩く。威勢の良い声が響く。


「そこの兄ちゃん!どうでぃ?ウチの自慢の串焼き食ってかねぇか?」


赤いバンダナの人ですね。ここがマリーさんの言ってたとこですか。


「良い匂いですね。おいくらですか?」

「いつもなら、3本で100リムだけど。何と!今日は5本で100リムでぃ!」

「いただきます!」


100リムを渡す。お金どんどん無くなりますね。涙が出そうです。


「まいど!熱々だから気ぃつけなっ!」


串焼きを食べながら、大通りを歩く。


「これは美味いですね。これがツノウサギですか…モンスター何か初めて食べましたよ」


味覚まで再現されているんですね。最近のゲームってこんな感じなんですか?


「なんでぇ、今まで何食ってきたんだよおめぇ?」


何かおかしいですかね?モンスターなんか地球にいませんからね。いや、チュパカブラとかイエティはモンスターに含まれますかね?


「普通に牛肉とか鶏肉、豚肉ですかね?後魚ですねかね」

「良いもん食ってんじゃねぇか!牛肉って言やぁミノタウロスだろ?」

「ミノタウロス美味いッスねぇ、高いけど!」

「何者ですか?そのミノなんとか?」


何?ミノタウロス?話の内容からして牛のモンスターですよね?タウロスは牛って意味でしょ?ミノ?ホルモン?焼肉専用の牛なんですかね?


「牛じゃねぇよ。頭が牛の人型のバケモンだ!」


意味がわかりませんよ!牛の要素、頭しかありませんよ!ん?


「そんなの私達の住んでる所にはいませんよ!」

「何だ?モンスターいねぇのか?」

「牛の頭の観音様ならいるみたいですけど?」

「かんのん?なんだそいつ?何者だ?」

「神様みたいなもんですよ」

「嫌な神様だなぁおい!」

「食べるッス!」

「食べないであげて下さい!」


モンスターな親はいるそうですよ?モンスターにカウントしても良いですかね?


「まあ、モンスターはいないと言う事で」

「平和な世界ッスね」

「そうでもないですよ。宗教対立で戦争は起きるわ、紛争も日常茶飯事ですね。経済戦争なんて物まで日常的ですよ。モンスターや魔法はありませんが、撃てば一発で国が無くなる物とか有りますからねぇ」

「わけわかんねぇーな、争いまくりじゃねぇか!それに魔法以外の何撃ちゃ、国が無くなんだよ!」

「ドラゴンのブレス並ッスよ!」


やだ、ドラゴンいるの?えっ、あんなのに襲われたら死んじゃうじゃないですかっ!


「説明が難しいですね。私の世界が何度も滅ぶくらいの物がゴロゴロしてるんですよ。とにかくそう言う物があるくらいで良いんじゃないですか?それよりもドラゴンですよ!いるんですか?」

「いるッスよ。たまに狩られてパレードが行われる事があるッス!」


パレード!ドラゴン倒すとパレードですか!


「ガインさんは、倒した事あるんですか?」

「あんなもん倒せるかよぉ!見た事はあるがなぁ、死に物狂いで逃げたわ!あれはヤバイなんてもんじゃねぇな!いるだけで、圧力がすげぇ!」

「そんなにもですか?」

「そんなにもだ!」


あー、大丈夫ですかね。この先、不安しか無いです!


「ガインさんとキングさんが倒した今までで1番強いモンスターって何ですか?」

「そりゃあ、ワイバーンよ!」

「あっしは、素材調達メインなんでワイバーンまではいかないッスね。キラークロコダイルッス!」


ワイバーンって何?殺人ワニ?何者?生きていける気がしないよー!ゲームって何?何ですか?死ぬ事と見つけたりって嫌ですよっ!


「キラークロコダイルは、何となくわかりますが、ワイバーンって何でしょう?」

「おめぇ、ほんとに何も知らんなぁ!ワイバーンってのはドラゴンの1番弱ぇ奴だ!厳密にはドラゴンに含まんらしいけどなぁ、詳しくは知らん!」

「トカゲに蝙蝠の羽足して毒持った尻尾付けた感じッスよ!縦に6メートル、横に7メートルくらいッス!尻尾入れたら縦に12メートルくらいにはなるッスよ!」

「あー、想像はできましたが、死ねそうですね」

「死ねるぞぉ!火ぃ吐くわ、尻尾に毒があるわ酷ぇもんよ!現に2人死んだしなぁ!がははっ!」

「笑い事じゃないでしょ!」

「功を焦った人間にかける言葉はねぇなぁ!準備も何かも万端だったんだ!手間ぁかけさせんなっつーの」

「そう言う事ですか。なら、死んでもしょうがないですね」

「そうッスね」


功を焦って死ぬのはダメですね。約束事は守らなければね。


「清史郎!冒険者ってのはなぁ、生きて帰ってくるが最低条件だ!依頼の達成は二の次だぞ!覚えとけっ!」

「わかりました先輩!」

「やめろっ!気色悪ぃ!」


怒られましたね。流石ガインさんですね。ちゃんと先輩出来てますのにね。今も、ちゃんと面倒見の良い先輩じゃないですか。


「清史郎じゃないか?ん?ガ、ガインと一緒なのか?」


衛兵さんに、怪しまれてますね。ガインさんと一緒なのが悪い事みたいに言われてますけど?


「はい、これから冒険者のいろはを教えて貰うんですよ!」

「ガ、ガイン!む、昔のお前に戻ったのか!あ、あの頃のお前にっ!」


どの頃なんですかね?


「余りにひでぇ新人なもんでな。危なかしくって見てらんねぇっての!」


酷い言われようですね。まあ、初心者なんで仕方なしです。


「そうかそうか。清史郎!ガインは口は悪いが一流の冒険者だ!しっかり学んで来いよ!」

「はい!ガインさんには、最初から良くしてもらってますから。それに、信用してますし!」


主にお金の部分に忠実な所ですけど!


「ガイン、清史郎!頑張って来いよ!」

「言われんでもやるわぃ」

「行ってきます!」

「あっしには何か無いッスか?」

「素材屋に言うことはねぇな!集めて来いよ、くらいか?」

「酷いッス!」

「みんな、無事に帰って来いよ!」

「おう!」

「わかりました!」

「行ってくるッス」



衛兵に見送られながら、草原へ向かう。腹拵えも万端。清史郎は初の自発的クエストに挑む!










イジイジウィークリー!

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