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友達の彼女の告白を断ったら、お断り屋にスカウトされました!  作者: なつのさんち


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体育館裏の告白シチュ:リクエストなのにごめんなさい

TAKETAKE様より頂いたリクエストを元にしたシチュエーションプレイ回です。

頂いたリクエストは、

関係 JKと教師

場所 高校の体育館裏

お断り方法 しっかり正論で「嬉しいが・・・答えられない」的な感じ。

(叶わないのはわかっているが、いきなりはきついから…)


です。

最初に言っておきます、ゴメンナサイ…。


10/26 感嘆符後のスペース追加、三点リーダーを偶数に変更、ルビ等その他追加修正

 え~っと、今回のシチュエーションは教師と生徒か。

お客様(アクトレス)からのアクトレスカウンターに寄せられた設定要望によると、場所は高校の体育館裏か、学校フロアにあるな。

 お断りの仕方は正論で誠実にお断りするっと。正論で誠実にってのは、気持ちは嬉しいけれど俺とお前は教師と生徒だ! 的な感じでいいのだろうか。


 ランクDのプレイヤーからコスチュームを使ったプレイが出来るようになる。

 恐らくアクトレスはセーラー服かブレザー姿なんだろうな。俺はスーツでと指定されている。衣装フロアへ行って着替えよう。

 と、その前に受付カウンターでプレイヤー情報を確認しておくか。


 40代女性、体形はふくよかで背は低め。性格的にやや興奮しやすく、シチュエーションに関わらず気持ちが高ぶり過ぎてボディータッチをされる事が多い。

 お断り後の食い下がりが必ずあり、粘って何とか気持ちを受け入れさせようと、ストーリーをすっ飛ばしてしまうという強引な面あり。


 なるほど、割とトラブル案件だな。アクトレスランクはDか、プレイ経験が結構あるにも関わらずランクが低い。プレイヤーからの評価が低いからだな。

 上手い事お断りが出来ればいいが。



 受付嬢に案内され、学校フロアの体育館裏セット前まで移動した。衣装フロアで大人しい見た目のスーツへと着替えを済ませている。

 どんな衣装を選ぶかもプレイヤーのセンスが問われるポイントなのだが、いかんせん俺はそんなセンスを持ち合わせているわけではないので、衣装を変える必要がある時は3人のうち誰かについて来てもらった方がいいかも知れない。


 さて、行きますか。



 体育館裏へ行くと、すでにアクトレスが待機していた。じっと地面を見つめ、ぶつぶつと何か独り言を呟いているようだ。

 体形がふくよか? ずいぶん上品な表現を使ったもんだ。ふくよかにランクがあるとするならば、あのアクトレスはふくよかランクAだな。

 よし、必要以上に気合を入れてお断りをしよう。



「お待たせ、話したい事って何だ?」


「先生、来てくれたんですね。嬉しい……」


 アクトレスの背が低い為、自然と俺を見上げる形になる。顎下のふくよかがプルンと弾む。


「先生、私先生の事が好きなんです! 私とお付き合いして下さい!!」


 唾を飛ばすな唾を、すでにかなりの興奮状態に入っておられる様子。相手を刺激しないようにしないと。


「……、その気持ちは嬉しいが、その想いには答えられない。すまない」


 重いしダメだわ。二の腕も太ももも、かなりなふくよかさだ。抱き心地がいいとかいうレベルではない。


「そんな!? 何でですか? 私は先生の事大好きなの!」


「ダメだ、教師と生徒が付き合うなど許される事ではない」


「嫌っ、嫌よ! 私は先生が大好きなの!!」


 気付いた時にはすでに遅かった。ガバっ! タックルされて体育館の壁に磔にされる。腰元に抱き着かれた。感情の高ぶりが早過ぎないか!? プレイも何もないぞこんなもの。

 俺が身動きが取れないのをいい事に、激しいボディータッチを繰り出すアクトレス。これでは悪トレスだ。


「好きなの、クンカクンカ、大好きなの!!」


 もうちょっとバレないように出来ません!? そんなトコをズボンの上からクンカクンカするんじゃありません! いや、直接でももちろんダメですが……。


 今にも飛び出そうとしている警備担当を手で制し、さてどうしたもんかと考える。上手にお断りをしなければ……、どうすればいい? どうすればアクトレスが納得した上でプレイを円満に終わらせる事が出来る?

 ここがプレイヤーの腕の見せ所だ。


 考えろ、考えるんだ希瑠きる紗丹さたん!!!



 カチャカチャ、何でベルトを外そうとしてんの! ちょっと警備のお姉さん! 早く助けてぇ~! 豚のエサになっちまう!!


 はぁ、はぁ、越えちゃいけないライン、考えろよ……。



 その後ふくよかランクAのアクトレスは、他のお店を含めて度重なるプレイヤーへの迷惑行為と、そして今回の事件一歩手前の行為を理由にアクトレスランクを剥奪された。

 お断り屋協会に所属している全店舗での出入り禁止処置、そして全プレイヤーへの接触をしないという誓約書にサインさせる事で、今回の騒動の幕引きとした。


 彼女が一般人相手に事件を起こさない事を祈る。



「ゆう大丈夫だった!? どこも痛くない? 怖かったねぇ、よしよしよしよし、酷い目に合っちゃったね、もう大丈夫よ? お姉ちゃんが守ってあげるからね? 今日はもうお休みする? お姉ちゃんの部屋に行く? ずっと一緒にいてあげるからね? ほら触って? 安心するでしょ、もう大丈夫よ……」


 牡丹お姉ちゃんにい~っぱい慰めてもらいました。


どうしてもこのシチュエーションでいい感じに断ると、ただ単に普通の会話にしかならなかったのでギャグに走ってしまいました。

TAKETAKE様、せっかくリクエスト頂きましたのに申し訳ないです。これに懲りずまたリクエストを頂ければと思いますので、よろしくお願い致します!


コメント・評価・ブックマークをよろしくお願いします!


誤字報告ありがとうございます。適応させて頂きました。

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